サッポロと花王からトクホビール発売!その味と効果は?

2015年2月18日、サッポロビールと花王がそれぞれ特定保健用食品(トクホ)に申請していたノンアルコールビールについて、消費者庁がトクホの表示を許可しました。しかし、この表示の許可に至るまでの経緯は決してスムーズなものではありませんでした。

トクホビールが販売されるまでの経緯

実は、この2製品については、前年の2014年8月、消費者庁の諮問を受けた内閣府消費者委員会がトクホとして「不適切」と答申したのです。

その理由としては、健康に役立つイメージから、未成年者がノンアルコールビールを手にする機会が増え、それが未成年を飲酒にいざなう可能性が高まるということが挙げられていました。

ノンアルコールビールは、確かにアルコールは含まれていないのですが、お酒の代わりのなるものとして、よりお酒の味わいに近づける観点から商品開発がされています。そのことが、未成年を本物のアルコールに誘うものとしてメーカーも対象者として20歳以上を想定しているのです。

ノンアルコールビールを店頭に並べる際は酒売り場に陳列するように要請したり、年齢確認をしてからの販売を要請するメーカーもあります。

ただでさえそのような性質のあるノンアルコールビールに、健康に役立つイメージのあるトクホマークを付けて販売することは未成年をアルコールにさらに誘引する結果になるのではないかという懸念から議論がされていたのです。

結局、消費者庁は答申を覆し、販売時に年齢確認をするなどの条件を付けた上でトクホの表示の許可をすることにしたのです。ノンアルコールビールはあくまで清涼飲料水であることが重視された結果とも考えられるでしょうが、答申での懸念事項にも配慮された条件付きの許可となりました。

トクホビールとは?

トクホビール
「トクホ」ってよく聞くけど何?という方のためにトクホについて詳しく説明します。

トクホとは、特定保健用食品のことです。これは、食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品です。

特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。特定保健用食品及び条件付き特定保健用食品には、許可マーク、いわゆるトクホマークが付されています。

そして、トクホマークがノンアルコールビールとして史上初めて付くことになったのが、先ほどの2社の製品なのです。

サッポロから発売される「サッポロプラス」の内容

サッポロプラス
引用先:サッポロプラス商品販売ページ

発売日

2015年5月26日

表示成分

[アルコール] 0.00%

[原材料名]
難消化性デキストリン(食物繊維)、大豆ペプチド、ホップ、香料、酸味料、苦味料、カラメル色素、安定剤(大豆多糖類)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

[栄養成分(350mlあたり)]
-エネルギー4~18kcal
-たんぱく質0g
-脂質0g
-糖質0.4~2.8g
-食物繊維4.6g
-ナトリウム7~35mg
-難消化性デキストリン4g

やや酸味のある爽やかなあじわい。
食事に合う味。
苦味が少なく飲みやすい。

効果

難消化性デキストリンの働きにより、糖の吸収をおだやかにするため、食後の血糖値が気になる方に適しているとされています。

難消化性デキストリンとは、消化酵素であるアミラーゼでデンプンを加水分解して、その中の難消化性成分を取り出し、調製した食物繊維のことです。

難消化性デキストリンは食品に添加しやすく安全性の高い物質であると言われています。また食事から摂った炭水化物がブドウ糖に分解され、小腸で吸収されるときに、糖の吸収スピードがゆるやかする働きがあります。

また、難消化性デキストリンは、食事とともに摂取すると、食事に含まれる脂質の吸収を遅延させ、食後中性脂肪の上昇を緩やかにする働きがあります。

※難消化性デキストリンは、大ヒットのトクホコーラにも含まれています。トクホコーラの成分と効果について詳しく知りたい方はこちらのページヘ。

花王から発売予定の「ヘルシアモルトスタイル」

発売日

不明

表示成分

不明

不明

効果

許可された表示は、「本品は茶カテキンを豊富に含んでおり、エネルギーとして脂肪を消費しやすくするので、体脂肪が気になる方に適しています。

多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。体質や体調によっては、飲みすぎるとお腹がゆるくなる場合があります。」となっています。

他のヘルシアシリーズ同様、茶カテキンを豊富に含み、高濃度茶カテキン含有飲料の継続摂取によって、日常活動時および食事の脂肪燃焼量を増加させる効果があるとされています。

キリンとアサヒのトクホビール

キリンとアサヒが発売したノンアルコールビールは、トクホ(特定保健用食品)ではなく、機能性表示食品として発売されました。
キリンとアサヒのノンアルコールビールについて詳しく知りたい人はこちらのページを見てください。

ノンアルコールビールの市場規模拡大?!

まったくアルコールが含まれていない商品は2009年に発売されましたが、道路交通法や刑法の改正により飲酒運転の取締や罰則が強化したこともありあっという間に市場が拡大しました。ノンアルコールビールについての認知率・飲用経験率も着々と高まり、かなり浸透しているといえます。

市場規模拡大の推移を見てみましょう。

ノンアルコールビール市場規模
引用先:サントリーのノンアルコール飲料レポート2014

飲み会や宴会で運転や体調不良、あるいは体質のために飲めない場合でも、そのお酒らしい見た目から場の雰囲気に配慮できるところ、さらに自分も宴会気分を味わえるところから人気が出ましたが、今では妊婦や授乳期の女性、仕事に戻る場合の飲み会、ブームになりつつある昼宴会、酔いたくない日の風呂上りなど、たくさんの人にたくさんの場面で利用されるようになりました。

アルコール飲料の販売数が減少しているなか、酒税がかからないことから利幅が大きなノンアルコールビールは、企業にとってもありがたい存在であり、メーカー各社の競争はますます激しいものとなっています。

一口にノンアルコールビールといっても原材料やカロリー、プリン体や糖質など、各商品によってかなり内容が異なり、各社の工夫と努力が見えます。より味を本物のビールに近づけたり、美容や健康を意識したりと、各社がその技術力を駆使して新たな商品を開発しているのです。

味も以前よりより本物のビールに近いものや各社の特徴あるおいしさのあるものが増え、さらに人気が出ることでますます市場が拡大していくことが予想されます。

機能性表示食品のノンアルコールビール

乾杯
2015年4月に、機能性を分かりやすく表示した品の選択肢を増やし、消費者が商品の正しい情報を得て選択できることを目指して、機能性表示食品の制度がはじまりました。

トクホとの違いは、国が個別に許可するのではなく、事業者がその責任で食品の機能性を表示している点です。企業は販売の60日前までに製品情報を消費者庁に届けることで、機能性表示食品として販売することができるため、その負担がトクホの場合より少なく、多くの企業が機能性表示食品市場に参入しています。

そんな中、機能性表示食品のノンアルコールビールは、2015年6月に飲料では初めての機能性表示食品として、キリンビールの「パーフェクトフリー」、アサヒビール「スタイルバランス」が相次いで発売されました。

ノンアルコールビールの需要が高まる夏に向けて、機能性表示食品がノンアルコールビール市場に参入しました。ますます、ノンアルコールビール市場の競争は激しいものとなるでしょう。

まとめ

ノンアルコールビールが勢いを増す背景には健康志向の高まりがあります。もともと健康を意識した層が多くノンアルコールビールを愛飲していることもあり、さらに健康を意識したトクホや機能性表示食品のノンアルコールビールがノンアルコールビール市場を席巻することは想像にやすいでしょう。

商品開発競争の中で、当初に比べてその味もどんどん本物のビールに近づいてきたノンアルコールビールですが、今後は各社が健康を意識した商品の開発競争を繰り広げていくことになりそうです。

私たち消費者は、表示された情報を正確に読みとり、その効果を過信したり過大評価したりすることなく、自分たちのニーズにあった商品を選び、正しい摂取方法でノンアルコールビールを楽しむことが求められます。

今年の夏は、たくさんのノンアルコールビールの中からお気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。

創業4年で売上を1億⇒30億へ急増させた通販企業の秘密

薬事法ドットコムでは、多数の成功事例があります。
・やずや様・・・売上30億⇒470億
・サニーヘルス様・・・売上70億⇒500億
・新日本製薬様・・・売上30億⇒200億
・美容液I様・・・創業4年で売上30億
など
このような急成長を遂げた通販企業の秘密を知りたくありませんか?
無料メルマガでは、そのような成功企業の秘密を公開しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です