楽天で消費者からレビューを獲得することは重要です。高評価の多い商品は一覧に出てきたときに目立ち、ランキング入りの可能性もあります。
ただ、楽天レビューの集める方法には注意が必要です。法律や楽天内のガイドラインを確認していきましょう。
楽天でレビューを獲得する効果
楽天でレビューを獲得する主な効果は、以下のとおりです。
・商品・店舗への信頼性向上
・購入前の不安解消
・転換率(購入率)の改善
・競合商品との差別化
・使用感や魅力の補足
・改善点・ニーズの把握
・リピーターの育成
特に高評価だけでなく、具体的な使用感を含むレビューが増えると、購入者が自分に合う商品か判断しやすくなります。レビューへの丁寧な返信も、店舗の誠実さを伝えるうえで有効です。
楽天のレビューでプレゼント提供は違法?
楽天でレビュー投稿者にプレゼントを提供すること自体は、違法ではなく問題ありません。
ただし、方法によっては景品表示法や楽天市場のルールに抵触します。
次のような場合は違法となります。
| 該当規制 | 内容 |
| ステマ規制違反 | 「星5を付ける」「おすすめと書く」など、店舗がレビュー内容を指定・誘導したにもかかわらず、広告・PRであることを明示しない場合。 |
| 総付景品規制違反 | 商品購入者のうち、レビューを投稿した全員へ物品などを渡し、その価額が上限を超える場合。上限は、購入額1,000円未満なら200円、1,000円以上なら購入額の20%。 |
たとえば、「星5で高額商品をプレゼント」なら両方に抵触する可能性があります。
また、抽選で渡す場合は総付景品ではなく「一般懸賞」、自店で次回使えるクーポンは、設計によって「値引き」と扱われる場合があります。
楽天市場のレビュー関連ガイドライン
楽天では、購入者向けの「みんなのレビュー利用規約」「投稿ガイドライン」と、店舗向けのレビューに対する禁止事項などを設けています。レビュー特典は利用できますが、厳しい条件があります。
また法規制と重なる内容もあります。
| 項目 | 規制内容 |
| 関係者の投稿 | 役員・従業員・委託先・提携先・家族・友人・利害関係のあるインフルエンサー等による投稿は禁止 |
| 投稿代行 | SNS等で投稿者を募集したり、返金や報酬を条件に注文・投稿させたりする行為は禁止 |
| 商品到着前の投稿 | 商品レビューは商品到着後、実際の使用感に基づいて投稿してもらう |
| 評価の誘導 | 「星5を付けてください」「おすすめと書いてください」など、高評価や特定内容の要求は禁止 |
| 特典の差別 | 星数や内容によって特典を変える、低評価者だけ対象外にする行為は禁止 |
| 特典の抽選 | レビュー大賞・コンテスト・抽選など、特定の投稿者だけに特典を与える施策は禁止 |
| レビュー操作 | 内容の変更・削除を求める、別商品のページへレビューを引き継ぐ行為は禁止 |
<参照元>
・【みんなのレビュー】利用規約
・【みんなのレビュー】投稿ガイドライン
・出店審査や取扱商材に関する注意事項
楽天レビューのルールを守ったやり方
商品到着後に、星の数や内容を指定せず、任意でレビュー投稿を依頼します。
特典を設ける場合は、投稿確認後、評価にかかわらず全員へ同じ内容で、別送のおまけまたは次回使えるクーポンを付与します。
今回の注文の値引き・送料無料・おまけ同梱、キャッシュバック、金券、抽選、高評価限定特典は避けましょう。
店舗関係者や代行業者による投稿も禁止です。
景品は景品表示法の上限内に収め、レビュー内容は購入者の自由な判断に委ねましょう。
楽天レビューの依頼メールは?
商品到着後、購入のお礼と商品状態・使用感の確認を主目的とするフォローメールに、「よろしければ、ご感想をお寄せください」と任意で添えます。
レビュー依頼だけのメールや、肯定的な内容の要求、変更・削除依頼は避けます。
販促情報を含む場合は、広告メールの配信同意や配信停止方法も確認しましょう。
楽天レビュー依頼で違反した場合
楽天レビューの依頼方法に関して違反すると、法律上の処分と楽天独自のペナルティを同時に受ける可能性があります。
法律に違反した場合
「高評価の投稿でプレゼント」など、店舗がレビュー内容を指定・誘導しながら広告であることを明示しない場合、景品表示法のステマ規制に抵触します。
また、レビュー投稿者全員へ渡す景品が法定上限を超えると、総付景品規制違反になる可能性があります。
違反が認められた場合は、消費者庁等による指導や措置命令などの対象となります。措置命令では、主に次の対応が求められます。
・不当表示によって生じた誤認の排除
・消費者への違反事実の周知
・再発防止策の実施
・同様の違反を繰り返さないこと
・過大な景品提供の制限・禁止
措置命令の内容は、事業者名とともに公表されるのが通常です。
ステマ規制違反だけでは、原則として課徴金は発生しません。ただし、商品の品質や価格について優良誤認・有利誤認も成立した場合は、課徴金の対象になり得ます。
さらに、措置命令に従わなければ刑事罰を受ける可能性があります。
楽天ルールに違反した場合
楽天では、違反内容に応じて店舗へ違反点数が加算されます。点数が累積すると、検索順位の低下、検索結果からの除外、店舗の一時停止などが行われます。
重大な違反や繰り返し違反では、出店契約の解除や違約金につながる可能性もあります。
また、店舗関係者による不正レビューは削除され、投稿者側もポイント取消しや楽天会員資格取消し等の対象になります。
まとめ
楽天レビュー投稿を依頼するときのプレゼントは、実施しただけで違法になるわけではありません。
ただし、高評価を条件にする、今回の注文を値引き・送料無料にする、投稿前に特典を渡すといった方法は、景品表示法や楽天のガイドラインに抵触する可能性があります。
安全に実施するには、商品到着後に率直な感想を任意で依頼し、投稿確認後、評価を問わず全員へ同一の次回クーポンまたは別送のおまけを付与することが基本です。
レビューは高評価を集めるためではなく、購入者の声を商品や接客の改善に生かす仕組みです。レビュー依頼を実施するときは最新の楽天ガイドラインや景品表示法を確認し、特典内容・金額・付与時期・依頼文をまとめて点検しましょう。










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