届出番号 A103
商品名 リラックスカフェゼリー
届出者名 安曇野食品工房株式会社
届出日 2015/08/27
変更日 2016/08/08
撤回日 2017/05/31
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAには事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスが気になる方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画しているものを含む)及び授乳婦を除く。)
一日当たりの摂取目安量 1個(150g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:30mg
保存の方法 10℃以下
摂取の方法 1日1回1個を目安にお召し上がりください
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
一日摂取目安量をこえて摂取しないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41705310010301

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

機能性関与成分GABAを配合した当該食品(商品名:リラックスカフェゼリー)の安全性に関しては、以下に示す喫食実績および安全性試験の情報により、安全性が十分であると考えられる。

当該食品は、食品1個150g当たりに機能性関与成分GABAを1日摂取目安量である30mg配合した食品である。これまでにGABAを配合した食品は多数販売され、GABAとして一粒当たり200mg含むサプリメントも販売されている。これらは年齢、性別を問わない日本人全般を対象に日本全国で販売され、すでに数年~10年以上販売されている実績があることから判断して、十分な食経験があると判断できる。
一方、当該食品は、①機能性関与成分がGABAであり、かつ上記の既存製品と同等量のGABA(1日摂取目安量として30mg)を含有していること、②上記の既存製品と比べ、機能性関与成分(GABA)の消化・吸収過程に大きな影響を与えない性状・処方であること、③上記の既存製品と比べ、食品中の成分による影響や加工工程による影響により機能性関与成分(GABA)の安定性に問題のある食品でないことから、当該食品は、既に流通しているGABA含有食品に類似する食品に該当する。
以上のことから当該食品には十分な食経験があると判断できる。

また、ヒトを対象とした安全性試験として10報の研究が検索により抽出されたが、GABAまたはGABA配合食品を、1日当たり10~80mg(GABAとして)、4週間~16週間食べ続けても問題となる異常はなく、安全性が示されている。

以上より、GABAを配合した当該食品の安全性については十分確保されていると判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】GABAの事務的作業などの精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果について。

【目的】健康な日本人成人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、事務的作業などの精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2015年7月22日に、2015年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な日本人を研究対象とし無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の査読付論文とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレスを評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスを評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスを有意に緩和する効果が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。総合的に判断して、これらの論文は信頼できる質があると判断でき、GABAの一時的な精神的ストレス緩和効果を裏付けるものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量以下の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

(構造化抄録)