届出番号 A141
商品名 特濃ミルク8.2 カボチャミルク
届出者名 味覚糖株式会社
届出日 2015/09/24
変更日 2019/09/26
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 ルテイン
表示しようとする機能性 本品にはルテインが含まれます。ルテインは長時間のコンピューター作業などによって低下したコントラスト感度(色の濃淡を判別する力)を改善することが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 パソコン作業が多い方
一日当たりの摂取目安量 摂取の方法とともに記載
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ルテイン
含有量:6 mg
保存の方法 直射日光・高温多湿を避け、保存してください。
摂取の方法 1日4粒を目安に舐めてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
本品はキク科由来の成分が含まれます。肌等に異常を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。
一日摂取目安量を継続してお召し上がりください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41909260440401

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

ルテインは、かぼちゃやほうれん草などの緑黄色野菜や卵など、自然界に広く分布する物質の一つです。
独立行政法人国立健康・栄養研究所が提供する「健康食品」の安全性・有効性情報のデータベースによると、ルテインの安全性に関して、経口で適切に摂取する場合おそらく安全と思われる、妊婦・授乳婦においても通常の食品に含まれる量を経口で適切に摂取する場合であればおそらく安全と思われるとの報告があります。また、62歳日本人女性がルテインを毎日、2年間摂取 (摂取量は不明) したところ、柑皮症(カロテノイド色素を多く含むミカン等などの食物を過剰摂取した場合、手足の先などの皮膚がミカンの皮のように黄色くなる症状)を発症したという報告がありましたが、その他懸念される健康被害の情報はありませんでした。
また、ナチュラルメディシンデータベース(株式会社同文書院)において、ほとんどの人に安全と記載されています。
2011年にフランスのサプリメント副作用届出制度において、ルテインを含むサプリメントを服用した際に、キク科のアレルギー症状と思われる中毒疹が報告されています。

以上の情報を鑑み、ルテインは現在までに十分な食経験があり、本品の一日摂取目安量であるルテイン6 mgの摂取に関しては、アレルギーに注意する必要があるものの、一般にその安全性に問題は無いと考えられます。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
ルテインによる視機能改善効果の検証
【目的】
健常な成人男女がルテイン含む食品を経口摂取することで、ルテインを含まないプラセボを摂取した時と比べて、視機能に改善が見られるかについて調査を行いました。
【背景】
近年、コンピューターやスマートフォンの普及により、日常的にビデオディスプレイ端末(VDT)の光に長時間暴露されている人が増加し、VDT光暴露を受けた期間の長さと視覚機能の低下率とは直接的関係にあることが報告されるなど、視覚機能向上への関心が高まってきています。ルテインは、この視覚機能の低下を防ぐ事が示唆されていますが、健常者に対するルテインの視機能改善効果を広く収集し評価した研究レビューはこれまでにありません。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語ないし日本語の論文データベースを用いた検索は2015年3月31日及び4月23日に実施し、対象期間はデータベースの収録開始から検索実施日までとしました。対象は成人健常者男女としました。研究デザインはランダム化比較試験(RCT)を重視し、疾病に罹患している者のみを対象とした試験を行っている論文や利益相反が疑われる論文に関しては除外し、最終的に6報の論文(RCT 5報、RCT以外1報)について評価を行いました。
【主な結果】
代表的文献(La Maら、British Journal of Nutrition (2009) ,102,186-190)では、過去2年間、1日に10時間以上コンピューターを使用している22~30才の健康な中国人37名に対しルテインを6 mg乃至12 mgまたはプラセボを1日に1回12週間に渡って経口摂取を実施した結果、プラセボ摂取群と比べ、ルテイン6 mg及び12 mg摂取群において、コントラスト感度が有意に上昇しま
した(P<0.05)。コントラスト感度(色の濃淡を判別する力)が改善することで、物をはっきりと見ることが出来ます。
また、ルテイン摂取に起因する有害事象は見られませんでした。
【科学的根拠の質】
研究レビューの総合評価は、論文の質およびバイアスリスク等を鑑みて「明確で肯定的な根拠がある」としました。評価した論文は所定の方法で質を評価しており、その質は概ね高いものでした。よって、比較的バイアスリスクは低いと考えられます。今回評価した論文における試験対象者は日本人以外でしたが、視機能を改善するという効果を鑑みると、日本人への外挿性はあると考えられます。しかし、未報告研究情報の収集は行っていないため、出版バイアスの可能性は否定できません。