届出番号 | A70 |
商品名 | カカオフラバノールスティック |
届出者名 | 森永製菓株式会社 |
届出日 | 2015/07/09 |
変更日 | 2016/07/26 |
撤回日 | 2019/03/27 |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | カカオフラバノール |
表示しようとする機能性 | 本品にはカカオフラバノールが含まれます。カカオフラバノールには、血圧が高めな方の健康な血圧をサポートすることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健常成人 |
一日当たりの摂取目安量 | 1本(10g) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:カカオフラバノール 含有量:30㎎ |
保存の方法 | 直射日光・高温・多湿を避けて保存してください。 |
摂取の方法 | カップに1杯分(スティック1本)を入れ、120mlのお湯を注ぎ、よくかきまぜてお飲みください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。目安量を守って、摂取量が多くならないようご注意ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 調理時・飲用時には熱湯でのやけどに十分ご注意ください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41903270190301 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
【食経験】当該製品と同等のカカオフラバノール量を含有している「森永ミルクココア カカオ2倍プラス」を日本国内で2010年08月~2014年09月まで380万食以上を販売しており、その間に購入された方からの有害事象の申し出がなかったことから当該製品についても安全性に問題ないと評価した。
【医薬品との相互作用】医薬品との相互作用については各種データベースで検索を行ったが、カカオフラバノールと医薬品との相互作用の報告はなかった。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関す
【標題】
血圧に対するココア製品(チョコレート製品)の効果
【目的】
「正常高値血圧またはステージⅠ高血圧(特定保健用食品の臨床試験で認められている対象者)」および「健常人」を対象に、コントロールに対してカカオフラバノール高含有チョコレートまたはココア製品の血圧に対する効果を検討すること。
【背景】
疫学研究によれば、ココアを豊富に含む食品は心血管疾患のリスクを低減することが示唆されている。ココアに含まれるフラバノールは血管内皮での一酸化窒素産生を増大させ、その結果、血管拡張が起こり血圧を低下させることが示されている。現在までのメタアナリシスでもココア高含有食品によって血圧が低下することが報告されているが、相反したという報告もある。
【レビュー結果】
目的に合致した、査読つき論文として公表されている使用可能な研究レビュー文献(BMC Medicine)が1報あり、その結果を元に機能性の評価を行った。なお、コクランレビューは参考文献として採用した。
【研究の特性】
・検索対象期間:1955年~2009年
・対象集団の特性:「正常高値血圧またはステージⅠ高血圧(特定保健用食品の臨床試験で認められている対象者)」および「健常人」
・評価した論文数:15論文
・研究デザイン:最低2週間、成人を対象に収縮期血圧と拡張期血圧に対するチョコレートまたはココア製品の効果を検討しているランダム化比較試験
・利益相反情報:利益相反情報なし
【主な結果】
・コントロールに比較してカカオフラバノールを高含有(1日あたり30mg~1000mg)するチョコレートおよびココア製品には、血圧が高めな人に対して、2~3mmHgの統計学的に有意な血圧降下作用があることが示された。
【科学的根拠の質】介入試験ごとのばらつきが大きいことでの限界や層別解析での結果に対して各種交絡(盲検化の程度、フラバノールの用量、年齢など)が存在し慎重な検証が必要である。また、介入試験が比較的短期間の試験であり、更に長期間の介入試験を行いフラバノールの血圧に対する影響や副次的作用の有無について検証する必要がある。
(構造化抄録)