届出番号 B183
商品名 血圧が高めの方のタブレット(粒タイプ)
届出者名 大正製薬株式会社
届出日 2016/09/05
変更日 2019/11/11
撤回日
販売中 販売中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 ヒハツ由来ピペリン
表示しようとする機能性 本品にはヒハツ由来ピペリンが含まれています。ヒハツ由来ピペリンには、血圧低下作用により血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 血圧が高めの方。健康な成人であれば年齢、性別を問わないが、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。
一日当たりの摂取目安量 1日1回1粒を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ヒハツ由来ピペリン
含有量:90μg
保存の方法 高温、多湿及び直射日光を避けて保存してください。
摂取の方法 1日摂取目安量を、噛まずに水またはお湯でお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。乾燥剤は誤って召し上がらないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後は、チャックをしっかりと閉じてお早めにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41911110140701

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

以下の情報に基づき、本品は安全であると判断した。
ヒハツ由来ピペリンを摂取させた臨床試験(4週間の過剰摂取試験(本品の一日当たりの摂取目安量の3倍量)、12週間の長期摂取試験(本品の一日当たりの摂取目安量))において、ヒハツ由来ピペリンと因果関係が否定できない有害事象(副作用)の発現が認められなかったとの報告がある。
また、細菌及びラットを用いて実施した安全性試験の結果から、ヒハツ由来ピペリンには変異原性及び一般毒性は認められないと考えられた。
さらに、本品を用いて実施した4週間の過剰摂取試験(本品の一日当たりの摂取目安量の5倍量)において、副作用及び有害事象の発現は認められなかった。
一方で、既存のデータベースを検索した結果、医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかった。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

ア 標題
ヒハツ由来ピペリンの高めの血圧の改善による正常な血圧の維持に関する研究レビュー

イ 目的
ヒハツ由来ピペリンの摂取が、血圧低下作用により血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能があるか検証することを目的とした。

ウ 背景
ヒハツ由来ピペリンには血管拡張作用が知られている。また、複数の臨床試験が実施され、ヒハツ由来ピペリンの摂取が血圧低下作用を示すことが確認されている。しかし、ヒハツ由来ピペリンの摂取が、血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能に関しては、研究レビューが報告されていないため、研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
2016年7月27日に、検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、ヒハツ由来ピペリンの摂取が、成人男女で血圧が高めの方(正常高値血圧者)の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能を報告した文献があるかを検索した。その結果、質の高い試験が行われた2報を評価対象とした。なお、2報ともに届出者(大正製薬株式会社)が関与したものであった。

オ 主な結果
採用論文2報は、血圧が高めの方を含む日本人成人男女(特定保健用食品の範囲を超えない)を対象に、ヒハツ由来ピペリンを90~114.2μg/日摂取した場合の収縮期血圧及び拡張期血圧を評価したものであった。いずれの文献も、プラセボと比較して血圧を有意に低下させ、血圧を改善することで正常な血圧(正常域血圧)を維持することが示された。また、疾病に罹患していない者(血圧が高めの方)のみの評価結果においても同様に、摂取1週後からプラセボと比較して血圧を有意に低下させ、高めの血圧を改善することで正常な血圧を維持することが示された。

カ 科学的根拠の質
採用文献は、症例減少バイアスなどのバイアスリスクが含まれるが、いずれも質の高い試験であり、エビデンスレベルの高いものである。一方で研究の限界として、採用文献数が2報と少なく、出版バイアスの可能性も否定できないが、いずれの文献も肯定的な内容で一貫性のある結果が得られており、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。
(構造化抄録)