届出番号 B488
商品名 キユーピー 和風たまねぎドレッシング
届出者名 キユーピー株式会社
届出日 2017/01/31
変更日 2019/10/15
撤回日
販売中 販売中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維)
表示しようとする機能性 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリンには、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を穏やかにする機能や、糖分の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を穏やかにする機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 脂肪の多い食事を摂りがちな方、食後の血中中性脂肪が気になる方、食後の血糖値が気になる方
一日当たりの摂取目安量 食事の際に1日1回20g(大さじ1杯強)を目安に召しあがってください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:難消化性デキストリン(食物繊維として)
含有量:5g
保存の方法 直射日光を避け、なるべく涼しい場所に保存
摂取の方法 食事の際に1日1回20g(大さじ1杯強)を目安に召しあがってください。(1日当たりの摂取目安量と併せて表示します。)
摂取をする上での注意事項 摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41910150300501

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品は、JAS基準に適合する液状ドレッシングであり、原料として難消化性デキストリン(食物繊維)を配合することで、1日当たりの摂取目安量20g中に難消化性デキストリン(食物繊維)を5 g含む加工食品です。
当社では、難消化性デキストリン(食物繊維)を配合していない類似液状ドレッシングを7年以上製造・販売しております。この間に当社では液状ドレッシングに起因する重篤な健康被害の報告は無く、十分な食経験に裏付けられた安全な食品であると言えます。
一方、本品に配合している難消化性デキストリン(食物繊維)は、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられます。また、重篤な有害事例は報告されておりません。(ナチュラルメディシンデータベース)
難消化性デキストリンは特定保健用食品の関与成分として使用されており、消費者庁HPからの情報では2015年10月時点で392品目が許可取得し、トクホ全体の約33%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。加えて医薬品との相互作用も報告されていません。
以上より、本品の摂取は1日摂取目安量を適切に摂取して頂く範囲において健康を害する恐れはなく、十分に安全な食品であると考えています。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
①難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する食後血中中性脂肪上昇抑制作用の検証
②難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する食後血糖の上昇抑制作用の検証

【目的】
以下の2つの効果を確認することを目的として行いました。
①健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、プラセボを摂取した場合と比較し、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか
②健常成人に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、プラセボを摂取した場合と比較し、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか

【背景】
難消化性デキストリン(食物繊維)はトウモロコシ澱粉から作られた食物繊維であり、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える効果が報告されています。そこで、①健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人を対象とし、難消化性デキストリン(食物繊維)を含む食品の摂取によって、食後の中性脂肪の上昇が抑えられるのか、②健常成人を対象とし、難消化性デキストリン(食物繊維)を含む食品の摂取によって、食後の血糖値の上昇を抑える効果があるのかを評価するため、研究レビューを実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
①食後中性脂肪の上昇抑制について、2015年6月25日に複数のデータベースを用いて文献調査を実施しました。検索の結果、9報の論文が抽出されました。対象者は全て日本人で、健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値が200㎎/dL未満の成人でした。
②食後血糖値の上昇抑制について、2014年12月25日および2015年1月5日に複数のデータベースを用いて文献調査を実施しました。検索の結果、43報の論文が抽出されました。対象者は全て日本人で、空腹時血糖値が126mg/dL未満の境界域を含む健常成人でした。
①②ともに抽出された論文は全て、ランダム化並行群間比較試験(RCT)という信頼性の高い試験方法で臨床研究が実施されていました。

【主な結果】
①レビューの結果、食後中性脂肪値の2時間、3時間、4時間、血中濃度曲線下面積においてプラセボ群に対し難消化性デキストリン摂取群で食後中性脂肪値の低下が確認されました。また、空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人のみを対象とした試験においても同様の作用が確認されました。
②レビューの結果、食後血糖値の30 分、60 分、血中濃度曲線下面積において、プラセボ群に対し難消化性デキストリン摂取群で食後血糖値の低下が確認されました。

【科学的根拠の質】
評価した文献は全て信頼性の高い試験系であり、結論に影響するような大きな問題は認められなかったため、エビデンスの質は機能性の評価に値すると考えました。今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要です。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられます。