届出番号 | B537 |
商品名 | 黒酢飲料 |
届出者名 | メロディアン株式会社 |
届出日 | 2017/02/17 |
変更日 | 2020/02/07 |
撤回日 | – |
販売中 | 販売中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 酢酸 |
表示しようとする機能性 | 本品には食酢の主成分である酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。本品は、健常人で内臓脂肪が気になる方に適した食品です。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 一般健常者のうち、特に肥満気味の方、内臓脂肪が気になる方 |
一日当たりの摂取目安量 | <1000ml入りの場合>コップ1杯(200ml)/<200ml入りの場合>1本(200ml) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:酢酸 含有量:750mg |
保存の方法 | 要冷蔵(10℃以下) |
摂取の方法 | <1000ml入りの場合>1日にコップ1杯(200ml)程度を目安に、そのままお飲みください。/<200ml入りの場合>1日1回1本(200ml)を目安に、お飲みください。 |
摂取をする上での注意事項 | 空腹時での摂取は刺激を強く感じることがあります。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42002070440700 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
「黒酢飲料」(以下、届出食品)は清涼飲料水であり、喫食実績により安全性が確認された食品及び食品添加物を原料としている。機能性関与成分の「酢酸」は食酢の主成分である。食酢は調味料として100年以上の食経験があると考えられる。食経験の報告として、1日あたりの食酢消費量が約10ml、多い場合には30~45ml程度に達するが、この程度の食酢の摂取(酢酸として1.5~2.3g/日程度)でもこれまで安全上の問題とはなっていない。(1)
届出食品と類似する食品の喫食経験について、食酢(黒酢)を含む清涼飲料水として弊社では「黒酢で元気ダイエットタイプ りんご味」がある。約26年の販売実績があり、直近3年では約2320万本と、1ヶ月では約65万本にのぼるが、本食品と因果関係の認められた有害事象は報告されておらず、安全性に関する問題は発生していない。(2)
国立健康・栄養研究所のデータベースに、酢酸を含有する食酢の1種類である「黒酢」について記載されており、“黒酢を食品として摂取する場合はおそらく安全である。妊娠中・授乳中の摂取における安全性については十分なデータが見当たらないため、食事以外からの過剰摂取は避けたほうがよい。黒酢に含まれる酢酸は、高濃度のものを摂取すると中毒を起こす可能性が示唆されている。”とあり、高濃度の酢酸を摂取した報告事例として30%酢酸を約100mL 摂取した際の有害報告があるが、届出食品が約0.4%の酢酸濃度であることから、届出食品を1日摂取目安量摂取する場合においては安全と考えられる。(3)
食酢飲料の既存の安全性試験によると、1日あたり酢酸750mgを14週間摂取する長期摂取試験(4)、酢酸4500mgを4週間摂取する過剰摂取試験 (5)のいずれも、有害事象は見られず、安全であると考える。
引用・参考文献
(1)平成16年2月5日付け 府食第160号「マインズ<毎飲酢>リンゴ酢ドリンク」に係る食品健康影響評価に関する審議結果 (2)自社調べ (3)国立健康・栄養研究所http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail850.html (4)伏見宗士ら,「食酢飲料の安全性の検討」生活衛生Vol.49 No.5 267-278(2005) (5)岸幹也ら,「食酢飲料の過剰摂取における安全性の検討」日本臨床栄養学会雑誌27(3):313-320,2006
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
(ア)標題
酢酸の内臓脂肪減少作用に関する研究レビュー
(イ)目的
肥満気味で内臓脂肪の高めな方に対する酢酸摂取による内臓脂肪低下効果を、それを摂取しない、あるいは類似の成分の食品摂取と比較することで認証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に判断することを目的とした。
(ウ)背景
肥満モデルラットを用いた基礎研究により、お酢の主成分である酢酸を摂取することで内臓脂肪が減少することが示されている。また、その作用は酢酸が肝臓での脂肪の合成を抑制すること、あるいは脂肪酸酸化を促進することによる脂肪の減少によることが示唆されている。
しかし、健康な人で酢酸の内臓脂肪低下効果を総合的に評価した研究は行われていなかったため、レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索の条件と除外の条件を定めて、2016年9月20日に、それ以前に発表された論文を対象に検索したところ、最終的に得られた論文は1報であった。この1報の論文については主に軽度の肥満(BMI平均27)を有する25~60歳の健康日本人(155名)を対象に、お酢を含む飲料として1日にお酢を(1) 15ml(酢酸750mg含有)摂取(2)30ml (酢酸1500mg含有)摂取(3)摂取しないという3条件に分けられ、対象者も試験実施者もどの飲料を飲んだか明らかにされない条件で12週間追跡調査されたものであった。この論文に対しての利益相反として、製造企業の研究者が含まれていることが挙げられる。
(オ)主な結果
肥満気味の日本人が、酢酸を750mg含む食酢飲料を12週間継続して摂取することにより、酢酸を摂取しなかった人より内臓脂肪の面積の減少が見られた。さらに、飲用による危害も見られなかった。
(カ)科学的根拠の質
対象論文が1報のみのため、効果があったものだけが報告されていることが否定できない。試験方法が(エ)に示した通り試験者にも明らかにされない形で実施されたため、エビデンスの質としては高いと考える。