届出番号 B94
商品名 大人のカロリミット はとむぎブレンド茶
届出者名 ダイドードリンコ株式会社
届出日 2016/06/24
変更日
撤回日 2018/07/10
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維として)
表示しようとする機能性 本品には難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維として)は、食事から摂取した糖や脂肪の吸収を抑えるので、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 中性脂肪が気になる方、血糖値が気になる方
一日当たりの摂取目安量 お食事の際に1本(500ml)、1日1回を目安にお飲みください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:難消化性デキストリン(食物繊維として)
含有量:5g
保存の方法 直射日光や高温多湿の場所をさけて保存してください。
摂取の方法 「一日当たりの摂取目安量」に併せて記載
摂取をする上での注意事項 摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41807100230201

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」は、茶飲料や健康食品で一般的に用いられる食品原料に難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g配合したブレンド茶です。
難消化性デキストリンは、トウモロコシのでん粉由来の水溶性食物繊維であり、その原料のデキストリンは、米国食品医薬局(FDA)よりGRAS(一般に安全とみなされる)に分類されています(21CFRのパート184,1277)。また、多くの特定保健用食品に使用され、食品カテゴリとしても清涼飲料水、即席みそ汁、米菓、ソーセージ、ゼリー等多岐に渡っています。

当該食品と類似する食品として、ダイドードリンコ株式会社が販売している商品で、難消化性デキストリン(食物繊維として)を6g配合したコーヒー飲料「スマートショットブラック」があげられます。2011年3月の発売時から日本国内において約1,000万本の販売実績があり、現在まで本商品と因果関係が確認された健康被害は報告されていません。
当該食品は、「スマートショットブラック」と使用している難消化性デキストリンの製造販売者元及び規格、1日当たりの摂取目安量等の設計がほぼ同じ飲料です。従って、当該食品には十分な食経験があり、安全性は高いと評価しました。

また、安全性ヒト試験について、国立健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」データベースを調査したところ、重篤な有害事象の報告はありませんでした。ただし、当該食品「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」に換算して、一度に16本程度(難消化性デキストリン(食物繊維として)80g相当)飲用すると下痢を発症する可能性があることを示唆した報告があり、適切に摂取すれば発症の可能性は低いと考えられますが、下記(3)にて摂取する上での注意事項を記載しております。なお、上記データベースに医薬品との相互作用に関する情報は記載されていませんでした。

以上を総合的に判断し、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g含有する当該食品の安全性は高いと考えられます。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【表題】
難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用および食後血中中性脂肪の上昇抑制作用の検証

【目的】
本研究の目的は、健常成人もしくは境界域血糖値の成人の方、あるいは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人の方が、難消化性デキストリンを摂取することで食後血糖値または食後血中中性脂肪の上昇が抑えられるかどうかを確認することです。

【背景】
食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、糖尿病や動脈硬化の危険因子とされる脂質異常症の患者数は増加しており、食生活の改善などによる一次予防が望まれています。一方、難消化性デキストリンはトウモロコシのでん粉から作られた水溶性の食物繊維で、食後血糖値や食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が報告されています。
難消化性デキストリンを配合し、これらの効果を付加した食品は日本人の健康維持・増進に寄与することが期待されます。

【方法】
研究レビューにより、電子データベースを用いて国内外の論文を調査し、難消化性デキストリンの食後血糖値および食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について科学的根拠を評価しました。レビュー対象は、健常成人もしくは境界域血糖値の成人(食後血糖値の上昇抑制作用)あるいは空腹時血中中性脂肪値(食後血中中性脂肪の上昇抑制作用)がやや高めの成人の方を対象者としたランダム化比較試験としました。

【主な結果①:食後血糖値の上昇抑制作用】
食後血糖値の上昇抑制作用を調べた43報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において、難消化性デキストリンの摂取は非摂取時と比べ、有意に食後血糖値を低下させることが確認されました。また、難消化性デキストリン(食物繊維として)の推奨1回摂取量は5g(4g以上で効果あり)と評価されました。

【主な結果②:食後血中中性脂肪の上昇抑制作用】
食後血中中性脂肪の上昇抑制作用を調べた9報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において、難消化性デキストリンの摂取は非摂取時と比べ、有意に食後血中中性脂肪を低下させることが確認されました。また、難消化性デキストリン(食物繊維として)の推奨1回摂取量は5gと評価されました。

なお、上記論文のうち健常成人を対象に実施された論文を評価したところ、健常成人における難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇及び食後血中中性脂肪の上昇に対する効果は本研究レビューと同様でした。

【科学的根拠の質】
採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、食後血糖値あるいは食後血中中性脂肪の上昇抑制作用に関する科学的根拠の質は高いと評価されました。

「大人のカロリミット はとむぎ茶ブレンド」は、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g配合しているため、食事から摂取した糖や脂肪の吸収を抑え、食後血糖値および食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが検証されました。