届出番号 | C405 |
商品名 | だいず水煮 |
届出者名 | カネハツ食品株式会社 |
届出日 | 2018/02/09 |
変更日 | 2020/09/07 |
撤回日 | – |
販売中 | 販売中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 大豆イソフラボン |
表示しようとする機能性 | 本品には大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な成人男女、特に骨の健康が気になる中高年女性 |
一日当たりの摂取目安量 | 本品を48g、1日1回を目安にお召しあがりください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:大豆イソフラボン 含有量:25㎎(アグリコン換算) |
保存の方法 | 直射日光を避け、できるだけ涼しい所に保管してください。 |
摂取の方法 | そのままお召しあがりいただくか、料理などにお使いください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品を多量摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。1日の摂取目安量を守ってお召しあがりください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 使用上の注意:開封後は冷蔵(1~10℃)で保管し、2日以内にご利用ください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42009070580601 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
日本において、大豆は古くから食されてきたものであり、日常生活における大豆製品の摂取によって健康被害が報告されたという例はない。また、当該製品は発売から20年が経過し、昨年度の販売実績は55万パックとなっており、現在までに当該製品をお召し上がりいただいた方から健康被害の報告も受けていない。食品安全委員会によって2006年度に報告されている「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」にて示された一日の摂取目安量の上限値30㎎(アグルコン換算)に対し、本品の一日摂取目安量である48g中の大豆イソフランボン含有量25㎎(アグリコン換算)と上乗せ摂取目安量である30㎎を下回る為安全性は高いと評価しました。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
標題
最終製品「だいず水煮」に含有する機能性関与成分大豆イソフラボンによる骨成分維持機能に関するメタアナリシスを含む研究レビュー
目的
本レビューは「大豆イソフラボンを含む食品の摂取により健常な日本人成人の骨成分は維持されるのか」を文献に基づいて総合的に検証する。
背景
健常人では、骨代謝における破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成のバランスがとれていて、骨密度は一定に保たれる。しかし、このバランスが崩れて骨吸収が骨形成を上回ると骨密度が低下し、骨粗鬆症のリスクが高まる。骨代謝のバランスの崩れの主な要因としては、女性ホルモンの低下(エストロゲン欠乏)、加齢等があげられている。女性は閉経によりエストロゲンの分泌が低下すると、骨吸収の亢進が起こる。男性の加齢による骨密度低下もエストロゲンの減少によることが指摘されている。大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種で、骨量減少抑制効果があることが知られている物質に大豆イソフラボンがある。このフラボノイドは、エストロゲンと類似した化学構造を持つため、エストロゲン受容体に結合し、弱いエストロゲン効果を示す。大豆イスフラボンを含有する食品を日常的に摂取することにより、骨量を維持できると考えられるが、これまでの日本人を対象とするメタアナリシス等を含む定量的な解析を行った研究レビューは行われていなかった。
レビュー対象とした研究の特性
2017年8月9日以前に公開された英語及び日本語の文献を対象とし、2017年8月9日に検索を行った。対象とする文献は、健常な日本人成人を対象に、大豆イソフラボンを含む食品(イソフラボンアグリコン換算で30㎎/day以下)を摂取させ、プラセボ食品を摂取させた群と比較し、尿中骨吸収マーカーであるデオキシピリジノリンの量を評価している臨床試験であることを条件とした。結果、7件の文献が抽出された。
主な結果
7報のすべてにおいて大豆イソフラボン(イソフラボンアグリコン換算で14.36~27.2㎎)を2~4週間摂取後の尿中デオキシピリジノリンは、摂取前と比較して有意に低かった。また、5報を用いたメタアナリシスを行った結果、試験食摂取終了時のデオキシピリジノリンは、対照食摂取終了時と比較して有意に低いことが示された。この5報における介入は、イソフラボンアグリコン換算で一日あたり23.61~27.2㎎であった。また、採用論文7報において試験食に含まれる大豆イソフラボンによるものと考えられる有害事象は1件も発生しなかった。
科学的根拠の質
採用した文献はすべて専門家による査読を通過したものであり、結果は共通しており、一貫性の高いものである。これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。本レビューの限界としては、出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、採用論文の中にはランダム化についての記述がないものも存在することが挙げられる。しかしながら、今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。