梅エキス うめ効果
届出番号 D508
商品名 梅エキス うめ効果
届出者名 中野BC株式会社
届出日 2019/02/01
変更日 2020/08/05
撤回日
販売中 販売中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 クエン酸
表示しようとする機能性 本品にはクエン酸が含まれるので、肥満気味の方の高めの血圧(拡張期血圧)を下げる機能があります。
当該製品が想定する主な対象者 肥満気味で血圧(拡張期血圧)が高めの方
一日当たりの摂取目安量 3g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クエン酸
含有量:1.1g
保存の方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 摂取目安量を3回に分けてお湯や水で薄めてお飲みください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42008050010601

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

梅エキスは、古くから食べ続けられてきた食品であり、大正14年に日本海軍の衛生大尉であった築田多吉によって出版された書籍「家庭における実際的看護の秘訣」にもその効能が記載されております。当社では、平成11年から梅エキスの製造販売を開始し、延べ4万2千個の本品を販売していますが、これまで本品と因果関係が明確な有害事象については報告されておりません。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
血圧が高めの方を対象とした「クエン酸含有梅エキス」の血圧降下作用の検討
【目的】
血圧が高めの方が本製品「クエン酸含有梅エキス」を摂取した場合に、外観が同じでクエン酸を含まない対照食品(プラセボ)を摂取した場合と比較して、血圧降下作用が認められるか検討する事を目的としました。
【背景】
梅エキスは古くから健康食品として食べられてきました。梅エキスは梅の果汁だけを煮詰めた純粋な梅の濃縮物で、固形分の約64%が有機酸で構成されています。そのうちの約7割がクエン酸で、この主要成分に由来する酸味の強い食品であります。本品の利用者からは血圧が下がったという報告が数多く寄せられていましたが、境界域の方への作用は明確になっておりませんでした。そこで本品のヒトでの血圧降下作用を血圧が高めの方が摂取した場合について検証しました。
【方法】
30歳~69歳の血圧が高めの男女80名を対象として、無作為化二重盲検プラセボ対照平行群間比較試験を実施しました。本製品を摂取する群には「梅エキス」を1g配合したスティックタイプの試験食を1日3本(機能性関与成分:クエン酸)、12週間毎日摂取して頂きました。対照の群には梅エキスを含まないステイックタイプのプラセボ食(対照有機酸として酒石酸を使用)を1日3本、12週
間毎日摂取して頂きました。本試験は中野BC株式会社による資金供与にて実施しました。
【主な結果】
本製品摂取群は40名、プラセボ摂取群は40名に分け試験を実施しました。本製品摂取群で脱落者が3名、プラセボ摂取群で脱落者2名、除外規定適応者1名出たので、最終的にそれぞれの群37名で解析を行いました。
試験の結果、主要評価項目である来所時血圧については全体解析では有意な差は認められなかったものの、サブクラス解析ではⅠ度高血圧群の集団において被験食品摂取群で摂取12週後において有意に来所時拡張期血圧上昇を抑制しました。また、BMIが正常高値または肥満Ⅰ度の集団においても、被験食品摂取群で摂取12週後において有意に来所時拡張期血圧上昇を抑制しました。以上の結果から、本被験食品はⅠ度高血圧被験者またはBMIが高めの被験者において拡張期血圧上昇抑制作用を有する可能性が示唆されました。なお、本製品と関連のある有害事象は確認されませんでした。
【科学的根拠の質】
本試験は二重盲検法による並行群間比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法であるので、機能性の評価に値するものと考えています。本試験結果より、本品を1日3g、12週間摂取することにより、機能性関与成分であるクエン酸の機能により、肥満気味で血圧(拡張期血圧)が高めの方の拡張期血圧を低下させ、正常な状態を維持することが示されました。クエン酸はキレート作用を有するため、血中のカルシウムイオンを補足することで、血小板凝集を抑制し、血液の流動性が高まることにより血圧降下機能が発揮されたものと考察します。