瞳ケア カプセル
届出番号 E124
商品名 瞳ケア カプセル
届出者名 大正製薬株式会社
届出日 2019/05/30
変更日 2020/04/13
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 アスタキサンチン
表示しようとする機能性 本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは目のピント調節機能を助け、パソコンやスマートフォンなどの使用による一時的な目の疲労感を軽減し、目の使用による肩や腰の負担を軽減する機能があることが報告されています。目のピント調節、疲労感、肩や腰の負担が気になる方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 目のピント調節、一時的な目の疲労感、目の使用による肩や腰の負担が気になる健康成人男女(眼精疲労、肩こり、腰痛等の慢性的な疾病者は除く)
一日当たりの摂取目安量 1日2粒を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:アスタキサンチン
含有量:9mg
保存の方法 高温、多湿及び直射日光を避けて保存してください。
摂取の方法 一日摂取目安量を、噛まずに水またはお湯でお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後は、チャックをしっかりと閉じてお早めにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42004130360401

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

下記の情報により、機能性関与成分であるアスタキサンチンを一日摂取目安量9mg含有する本品は安全であると判断した。

ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンは、以下の通り、種々の安全性試験が実施されており、安全性が確認されている。

アスタキサンチンとして100mg/kg投与した単回投与毒性試験で、明らかな毒性は認められず、概略の致死量は雌雄ラットともに100mg/kgを超える用量と判断された。また、90日反復経口投与亜慢性毒性試験にて無毒性量はアスタキサンチンとして50mg/kg(最大投与量)とされている。Ames試験、マウス小核試験、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験はいずれも陰性であった。

さらに、ヒトでは最大18mg/日を12週間、45mg/日を4週間連日摂取して有害事象が認められていない。特に、眼に対しては、プラセボ対照比較二重盲検試験にて安全性が示されている。

本届出製品で使用しているアスタキサンチンもヘマトコッカス藻由来であることから、機能性関与成分の同等性は高いと考えられる。また、本届出製品の摂取目安量は9mg/日であり、その5倍量となる45mg/日における安全性が確認されていることから、本品の安全性に懸念はないと考えられた。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

ア 表題
アスタキサンチンの摂取は、目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び肩・腰のこりを軽減するか

イ 目的
アスタキサンチンの摂取は、疾病に罹患していない者の目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び目の使用による肩や腰のこりを軽減させる機能を有するかを検証することを目的とした。

ウ 背景
近年、VDT(Visual Display Terminal)作業の普及により目の疲労感が増加することが報告されている。VDT作業は近くのものを長時間見続けることにより毛様体筋の緊張が続く。そのため一時的な目の疲れが生じるものと考えられる。
アスタキサンチンは、甲殻類、魚類、藻類、酵母等に含まれている赤色色素である。非常に強い抗酸化作用がありピント調節機能や疲れ目を改善することが報告されている。
今回、アスタキサンチンの摂取は、疾病に罹患していない者の目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び目の使用による肩や腰のこりを軽減させる機能を有するか検証するための研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、PubMed及び医中誌Webの文献データベースを用いて検索した結果(検索日PubMed:2019年4月23日、医中誌Web:2019年4月17日)、日本で実施され、成人男女を対象としたRCTの6文献を抽出した。
全文献の対象者は、眼精疲労などの慢性的な疾病者を含んでいなかった。また、6報のうち5報はVDT作業により、一時的に目の疲れを感じている方を対象とした文献であった。
なお、この6報に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
目のピント調節機能、目の使用に関連する自覚症状(目の疲れ、肩や腰のこり)の各アウトカムにおいて、群間比較ではアスタキサンチン6~9mg/日の摂取によりプラセボに対し改善が認められ、前後比較においても改善が認められた。

カ 科学的根拠の質
採用文献6報は、事前登録の記載がなく、そのうち5報に原料メーカーなどの利害関係者が含まれているため、出版バイアスの可能性を否定できない。また、研究の限界として、アスタキサンチンの由来や、試験の対象者が限定的であることが挙げられる。しかし、いずれもRCTの査読付き文献であり、各アウトカムに対し、一貫して肯定的な結果が得られている。そのため、表示しようとする機能性の科学的根拠になると判断した。
(構造化抄録)