サピオプラス ホスファチジルセリン
届出番号 E163
商品名 サピオプラス ホスファチジルセリン
届出者名 中北薬品株式会社
届出日 2019/06/13
変更日 2020/07/20
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 大豆由来ホスファチジルセリン
表示しようとする機能性 本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。大豆由来ホスファチジルセリンは、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 記憶力が低下した健康な中高齢者
一日当たりの摂取目安量 4粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:大豆由来ホスファチジルセリン
含有量:100mg
保存の方法 高温多湿および直射日光を避け、なるべく涼しい場所に保管してください。
摂取の方法 1日4粒を目安に噛まずに水またはぬるま湯などでお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。抗コリン薬、コリン作動薬、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などコリン作用薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。お子様の手の届かないところに置いてください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42007200430401

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

(独)国立健康・栄養研究所「健康食品」の素材情報データベースによると、機能性関与成分「大豆由来ホスファチジルセリン」の安全性について、ほとんどの人に安全のようであるが、まれに高濃度で胃腸の不良(300mg)や不眠症(600mg)が現れることがあると記載されている。
ナチュラルメディシン・データベースによると、300mg以上摂取した場合、不眠症や胃もたれが起こることがあるが、ほとんどの人に安全のようですと記載されている。

以上の二次情報より、大豆由来ホスファチジルセリンは1日300mg未満の摂取では安全であると評価されている。本製品の1日摂取目安量あたりの大豆由来ホスファチジルセリン含量は100mgであり、適切に摂取する場合、安全性に問題ないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】大豆由来ホスファチジルセリンの認知や記憶に関する機能への影響について。

【目的】健康な成人が大豆由来ホスファチジルセリンを含む食品と、含まない食品を摂取した場合で、認知や記憶に関する機能への効果に違いがあるかを検証することを目的とした。

【背景】大豆由来ホスファチジルセリンには、認知や記憶に関する機能の改善効果があることが一般的に知られている。しかし、大豆由来ホスファチジルセリンを健康な成人が摂取した場合の効果については、明確にされていない。そこで、本研究レビューでは、大豆由来ホスファチジルセリンの摂取が健康な成人の認知や記憶に関する機能へ及ぼす効果を検討することとした。

【レビュー対象とした研究の特性】レビュー対象は、健康な成人(加齢による一般的な記憶力低下がある人も含む)とし無作為化対象試験またはこれに準じた査読付き文献とした。文献検索の結果、最終的に評価した文献は3報、対象者は20-69歳までの男女であった。

【主な結果】文献を評価した結果、3報中1報で運動前の認知に関する機能(簡単な計算問題の正答速度で評価)の改善効果(1日400 mg、2週間摂取)、3報中1報で記憶に関する機能(記憶した言語を後で思い出せるかで評価)の改善効果(1日100 mgまたは300 mg、6ヶ月間摂取、摂取終了3ヵ月後)が認められた。一方、3報中1報では効果は認められなかった。
以上の結果より、大豆由来ホスファチジルセリンを100 mg/日以上、少なくとも6ヶ月間以上摂取することにより、認知機能の一部である記憶に関する機能の改善効果が期待できると判断した。

【科学的根拠の質】本研究レビューで評価したいずれの文献においても盲検化の欠如や選択的アウトカムはみられず、重大な限界はみとめられなかったが、収載されていない文献の存在および出版バイアスの可能性は否定できない。採用文献の認知や記憶の指標は学術的に妥当性のあるものであった。研究の限界としては、遅延言語再生を評価している論文は1報のみであったため、今後、さらなる研究が必要なことである。