骨密度の維持に役立つ オリゴ糖酸Ca(カルシウム)(マルトビオン酸Ca含有)
届出番号 E220
商品名 骨密度の維持に役立つ オリゴ糖酸Ca(カルシウム)(マルトビオン酸Ca含有)
届出者名 サンエイ糖化株式会社
届出日 2019/07/04
変更日 2020/04/15
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 マルトビオン酸Ca
表示しようとする機能性 本品にはマルトビオン酸Caが含まれるので、骨密度の維持に役立つ機能があります。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 骨の健康が気になる日本人中高年女性
一日当たりの摂取目安量 2包
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:マルトビオン酸Ca
含有量:5.1g
保存の方法 直射日光、高温・多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 一日摂取目安量 2包  飲み物や料理に溶かしてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
●開封後はお早めにお召し上がりください。
●本品は難消化性の糖質であるため、摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなる可能性があります。1日の摂取目安量を守ってください。
●本品は1日摂取目安量あたりカルシウムが320mg含まれています。カルシウムの過剰摂取にならないよう注意してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42004150010301

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

【食経験の評価】
届出商品『骨密度の維持に役立つ オリゴ糖酸Ca(カルシウム)( マルトビオン酸Ca含有)』は、でん粉を原料に、アミラーゼ等の酵素糖化とグルコースオキシダーゼによる酵素法を組み合わせ製造された、オリゴ糖酸Ca(マルトビオン酸Ca含有)を顆粒化した商品である。当該製品は、1日摂取量目安8g中に機能性関与成分のマルトビオン酸Ca(5.1g)を主成分として含有している。マルトビオン酸は喫食実績が乏しいため、安全性試験により評価した。
【安全性試験】
<細菌を用いた復帰突然変異試験>
サルモネラ菌4菌株と大腸菌1菌株を用いて、マルトビオン酸Caの細菌における遺伝子突然変異誘発性を検討した結果、全5菌株において遺伝子突然変異誘発性を有さなかった。
<ラット単回投与毒性試験>
マルトビオン酸Caを雌雄ラット各5匹に14日間、単回強制経口投与したが、いずれのラットにも異常は認められなかった。
<ラット90日間反復投与毒性試験>
オリゴ糖酸Ca(マルトビオン酸Ca含有)を雌雄各10匹のラットに90日間投与した結果、各投与群の雄雌ともに被験物質投与に関連した毒性変化は認められなかった。
<ヒト過剰摂取試験>
当該製品と同組成であるオリゴ糖酸Ca(マルトビオン酸Ca含有)を1日24 g(マルトビオン酸Caとして15.2g)を健常な日本人成人男女21名(男性11名、女性10名)に4週間継続して摂取させたオープン試験を行った結果、身体測定・理学検査、末梢血液検査、尿検査、自覚症状、医師による内科的検査において、当該製品によると考えられる臨床上問題となる変動・有害事象は認められなかった。
<ヒト長期摂取試験>
閉経後の女性34(2群:1群17名)に当該製品と同組成であるオリゴ糖酸Ca(マルトビオン酸Ca含有)を1日8g(マルトビオン酸Caとして5.1g)、24週間継続して摂取する二重盲検並行群間比較試験を行った結果、身体測定・理学検査、尿検査、末梢血液検査、自覚症状及び医師による内科的検査において、臨床上問題となる変動・有害事象は被験食品の両試験群に認められなかった。
以上より、関与成分であるマルトビオン酸Caおよび本届出食品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に問題はないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

≪標題≫
マルトビオン酸Caが閉経後日本人女性の骨密度へ及ぼす影響
≪目的≫
閉経 (自然閉経) 後1年以上経過した日本人成人女性がマルトビオン酸Caを、継続的に摂取した場合、骨密度の維持機能等、骨の健康を維持する作用を有するか確認する。
≪背景≫
これまでの研究により、マルトビオン酸はカルシウムなどのミネラル塩の可溶化安定性に優れ、カルシウムの体内吸収を増進させることや、骨再構築(骨リモデリング)過程において骨を溶解する(骨吸収)働きを持つ破骨細胞の分化を抑制することが報告されている。今回、閉経後の日本人女性がマルトビオン酸Caを主成分とする粉飴を摂取した際の骨密度の変化を評価することにした。
≪方法≫
年齢が50歳以上69歳以下で、閉経 (自然閉経) 後1年以上経過したと自覚している日本人女性34名を無作為に2グループに分け、試験食品またはプラセボ食品を1日2包、24週間継続摂取させた。摂取開始前、摂取12週間後および24週間後に、DEXA法による骨密度測定と、末梢血検査による骨代謝パラメーター測定を行った。
≪主な結果≫
試験に参加した34名のうち、試験前に設定した基準である、介入期間中にビタミンD、ビタミンKの目安摂取量およびカルシウムの推奨摂取量を超過した11名および遵守事項を守っているか判断出来ない4名を解析対象から除外19名で解析を行った。摂取12週間後および24週間後の腰椎正面総量の骨密度は、プラセボ食品群では低下傾向にあったが、試験食品群では有意な増加が確認された。また、骨吸収マーカーである破骨細胞にのみ存在する酵素TRACP-5bは、摂取前には両群で基準値(120~420mU/dL)よりも高値であったが、試験食品群では介入期間中に基準値内までに低下する傾向が観察された。以上の結果から、マルトビオン酸Caの継続摂取は、閉経後の日本人女性に対して、骨密度の維持効果に有効であると考えられた。
また、試験食品が原因と思われる有害事象は確認されなかった。
≪科学的根拠の質≫
研究の限界として解析に付した人数がやや少ないことが挙げられる。しかしながら、介入期間中に食事調査を行い、骨密度へ影響すると考えられるビタミンD,ビタミンKの目安摂取量およびカルシウムの推奨摂取量を超過した者を解析より外していることや、二重盲検ランダム化比較で行っており、限りなくバイアスが排除された試験であると判断できる。