きおく元気
届出番号 E565
商品名 きおく元気
届出者名 ティーライフ株式会社
届出日 2019/12/03
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 イチョウ葉フラボノイド配糖体 イチョウ葉テルペンラクトン
表示しようとする機能性 本品に含まれるイチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンは、加齢により低下した脳内の血の巡りを良くし(血流改善)、健常なご年配の方の記憶力(言葉や見た物を忘れずに思い出す力:認知機能の一部)を維持する機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な中高齢者
一日当たりの摂取目安量 1粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:①イチョウ葉フラボノイド配糖体②イチョウ葉テルペンラクトン
含有量:①19.2㎎ ②4.88㎎
保存の方法 直射日光・高温多湿を避けて、涼しい所に保管してください。
摂取の方法 1日1粒を目安に水またはぬるま湯でご飲用ください。
摂取をする上での注意事項 食物アレルギーの心配のある方は原材料表示をご確認ください。
過剰に摂取することは避け、1日の目安量を守ってください。
ワーファリンや抗凝固薬など出血傾向を高めるお薬をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41804270150104

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

①既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価
・成分規格を有するイチョウ葉エキスは適切に摂取すればおそらく安全である。
・成分規格を有するイチョウ葉エキスの摂取量は、1日240 mg以下が一般的で、それらを適切に摂取すれば、おそらく安全と考えられている。
・イチョウ葉エキスの副作用として、ごくまれだが胃や腸の不快感、頭痛、めまい、動悸、便秘、皮膚アレルギー反応などがある。また、抗凝固薬との併用によって出血傾向が高まることが知られている。

本届出商品は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会、JHFA健康補助食品規格基準集、イチョウ葉エキス食品品質規格基準(2009)において定義された「イチョウ葉より水又は含水エタノールで抽出・精製した抽出物でフラボノイド配糖体を24%以上、テルペンラクトンを6%以上含有し、かつギンコール酸の含有量が5ppm以下のものをいう。また1日摂取目安量をイチョウ葉エキス末として60~240mg」を規格化したイチョウ葉エキスを使用しており、一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量をイチョウ葉フラボノイド配糖体19.2㎎、イチョウ葉テルペンラクトン4.88㎎(イチョウ葉エキスとして80mg)となるよう配合しており、上記に示された摂取量を満たしている。また、ギンコール酸の含有量においても5 ppm以下に収まっており、製品のエキス配合量において使用者(健常な中高齢者)の安全性を脅かすものではない。

②医薬品との相互作用
本届出商品は想定する主な対象者を「健常な中高齢者」としている。また、商品パッケージには「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は、医師、薬剤師に相談してください。」の表示義務があるが、イチョウ葉エキスの摂取により抗血液凝固剤(アスピリン、ワーファリン等を含む)の効果を増強し、出血リスクを高める可能性があることなどを踏まえ、上記医薬品を服用している患者が摂取する可能性が否定できないため、【摂取上の注意】欄に「ワーファリンや抗凝固薬など出血傾向を高めるお薬をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。」と記載している。

以上のことより、本届出商品は健常な中高齢者が一日摂取目安量を適切に守り摂取する範囲においては、安全性に問題は無いと評価した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンを含む食品の摂取による記憶力を高める作用について
【目的】
成人健常者を対象にイチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンを含む食品を摂取することによって認知に関する機能が向上するかについて評価した。
【背景】
イチョウ葉エキスは、海外では記憶障害、集中力の欠如、感情の抑うつ状態、耳鳴り、めまい、頭痛などを改善する目的で利用されており、認知機能に関して改善する作用があると考えられる。しかし、健常者に絞って長期間摂取した際の作用に関して評価した研究レビューはほとんどなかった。そこで、健常者を対象に認知に関する機能が向上するか研究レビューにより検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
外国語及び日本語のデータベースを使用し、特に出版年の制限を設けずに無作為化比較試験を対象に検索をおこなった(検索日:2019年2月28日)。対象の集団は、成人健常男女であり、最終的には9報の文献を採用した。これらの文献は全て無作為化比較試験であった。いずれの文献において、重大な利益相反は確認されなかった。
【主な結果】
脳血流は加齢により低下し、認知機能の低下に関与すると考えられている。評価対象の9報中1報において脳血流への影響が評価されており、イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンの摂取によって、脳血流の有意な増加と、血液粘度の有意な低下が認められた。さらに、評価対象の9報中9報において記憶力への影響が評価されており、9報中8報でイチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンの摂取によって、遅延再生の精度、短期記憶、長期記憶および想起、視覚性記憶、視空間性記憶などの項目において、プラセボ群と比較してイチョウ葉エキスの摂取群に有意な差が認められた。イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンの有用性が認められた項目は、一般的に言語性記憶、視覚性記憶、視空間性記憶などに関わっており、言葉、物、位置情報の記憶力の向上に有効であることが示唆された。
以上のことから、イチョウ葉フラボノイド配糖体およびイチョウ葉テルペンラクトンの摂取は、加齢によって低下した脳血流を改善することにより、認知機能の一部である記憶力を維持する機能があると判断した。
【科学的根拠の質】
評価した文献においても盲検化の欠如や選択的アウトカムの報告はみられなかった。また、全研究のバイアスリスクは低く、科学的根拠の質は高いと判断した。本研究レビューでの採用文献は、全てイチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスを使用しており、関与成分の同等性に問題はないと考えられる。本研究レビューにおいて、未発表データの存在は否定できないため出版バイアスの可能性があること、採用文献はいずれも日本人を主な対象としたものではないことが本研究レビューの限界と考えられる。