コーンポタージュ鍋の素
届出番号 E693
商品名 コーンポタージュ鍋の素
届出者名 株式会社ダイショー
届出日 2020/01/30
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維)
表示しようとする機能性 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪の吸収や糖分の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を穏やかにする機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 食後の血中中性脂肪が気になる健常成人、食後の血糖値が気になる健常成人
一日当たりの摂取目安量 1日1食1人前(本品1袋(15g))
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:難消化性デキストリン(食物繊維として)
含有量:5g
保存の方法 開封前は直射日光を避けて湿気の少ないところに保存してください。
摂取の方法 本品1袋(15g)を牛乳150ml に溶かしてご使用ください。溶かしたスープを含めて1食分としてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量摂取により疾病が治癒したりより健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。1日の摂取目安量にてお召し上がりください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 別途調理方法記載
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42001290200100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品は粉末調味料であり、原料として難消化性デキストリンを配合することで、1日当たりの摂取目安量1日1食1人前(本品1袋(15g))中に難消化性デキストリン(食物繊維として)を5 g含む加工食品です。当社では、粉末調味料を50年以上製造・販売しており、この間に当社では粉末調味料に起因する重篤な健康被害の報告は無く、十分な食経験に裏付けられた安全な食品であると言えます。
難消化性デキストリンはトウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられ、また、重篤な有害事例は報告されていません。
難消化性デキストリンは特定保健用食品の関与成分として国内で多数使用されており、消費者庁HPからの情報では2019年12月時点で難消化性デキストリンを関与成分とする392品目が許可取得しています。これは特定保健用食品全体の約36.5%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。また、医薬品との相互作用も報告されていません。
特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、当該届出食品の関与成分と同一です。
以上より、本品の摂取は1日摂取目安量を適切に摂取して頂く範囲において健康を害する恐れはなく、十分に安全な食品であると考えています。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
難消化性デキストリンを用いた食後血中中性脂肪上昇抑制作用の検証及び難消化性デキストリンを用いた食後血糖の上昇抑制作用の検証
【目的】
健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、プラセボを摂取した場合と比較し、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるかの確認、及び健常成人に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、プラセボを摂取した場合と比較し、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかの確認
【背景】
難消化性デキストリン(食物繊維)は食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える効果が報告されています。現在、我が国における生活習慣病の患者数は増加しており、食後血中中性脂肪値や食後血糖値は、これらに関する指標として注目されています。今回、健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人を対象とし、難消化性デキストリン(食物繊維)を含む食品の摂取によって、食後の中性脂肪の上昇が抑えられるのか、又、健常成人を対象とし、難消化性デキストリン(食物繊維)を含む食品の摂取によって、食後の血糖値の上昇を抑える効果があるのかを評価するため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
●食後血中中性脂肪上昇抑制作用の検証
食後中性脂肪の上昇抑制について、2015年6月25日に複数のデータベースを用いて文献調査を実施しました。検索の結果、9報の論文を採用しました。対象者は全て空腹時血中中性脂肪値が200㎎/dL未満の成人でした。採用された論文は全てランダム化並行群間比較試験(RCT)という信頼性の高い試験方法で臨床研究実施されていました。
・主な結果
採用基準に従い9報が採用されました。統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が食後血中中性脂肪値を有意に低下させることが確認されました。9報中1報について、空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人のみで再度追加的解析を行った結果、健常成人においても同様の効果が確認できました。さらに難消化性デキストリン(食物繊維として)摂取量は9報中8報が5gでした。
●食後血糖の上昇抑制作用の検証
食後血糖値の上昇抑制について、2014年12月25日および2015年1月5日に複数のデータベースを用いて文献調査を実施しました。検索の結果、43報の論文を採用しました。対象者は全て空腹時血糖値が126mg/dL未満の境界域(空腹時血糖値110mg/dL以上、126mg/dL未満)を含む健常成人でした。採用された論文は全てランダム化並行群間比較試験(RCT)という信頼性の高い試験方法で臨床研究実施されていました。
・主な結果
採用基準に従い43報が採用されました。統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が有意に食後血糖値を低下させることが確認されました。43報中10報について、空腹時血糖値が110mg/dL未満の正常域の者を対象に再度追加的解析を行った結果、正常域の者においても同様の効果が確認できました。さらに難消化性デキストリン(食物繊維として)摂取量の中央値を算出したところ5gでした。
【科学的根拠の質】
評価した文献は全て、試験方法等が目的に適合しており、各評価項目の総例数は多く、信頼性の高い試験系であり、エビデンスの質は機能性の評価に値すると判断しました。今後も継続した調査を行い、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられます。