届出番号 | F1024 |
商品名 | サラシアなめ茸 |
届出者名 | 株式会社高見澤 |
届出日 | 2021/03/17 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | サラシア由来サラシノール |
表示しようとする機能性 | 本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには糖質の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 糖質の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇をゆるやかにしたい健常成人(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
一日当たりの摂取目安量 | 30g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:サラシア由来サラシノール 含有量:0.2mg |
保存の方法 | 直射日光を避け常温で保存 |
摂取の方法 | そのままお召し上がり下さい。 |
摂取をする上での注意事項 | 一日摂取目安量を守ってください。 糖尿病の薬を服用されている方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | ・ご使用の際は清潔なスプーンなどをお使いください。 ・開栓後は必ず冷蔵庫に入れ、お早めにお召し上がりください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42003190020100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
◆サプリメントとなめ茸の流通実績による評価
本品としての流通実績はないが、本品の一日摂取目安量当たり機能性関与成分サラシア由来サラシノールを同量含むサプリメントは、原料メーカーにおいても2005年以降10年間、累計210,000個以上の日本全国広域での販売実績があり、発売からこれまでにサラシア由来サラシノールに起因すると考えられる安全性状の重篤な有害事象は報告されていない。また、本品に用いるサラシアエキスを含まないなめ茸も、平成5年7月から製造を始め、現在では年間600万本以上の販売実績があり、これまで安全性状の重篤な有害事象は報告されていない。加えて、なめ茸にサラシアエキスを加えた時にサラシア由来サラシノールが変質しないことは保存試験によって確認している。
◆既存情報を用いた安全性の評価
本品は一日摂取目安量30gあたり、サラシア由来サラシノール0.2mgを含むなめ茸である。公的データベースにおいて、単回摂取においてサラシア抽出物1,000mgまで安全との報告があった。本品の一日摂取目安量を守って摂取する場合は、安全性は高いと考えられる。
◆本品は、食後の血糖値の上昇を緩やかにする機能(α-グルコシダーゼ阻害による機能)を有することから、糖尿病の治療薬に影響することが考えられるが、健康な成人が一日摂取目安量を守って摂取する範囲においては相互作用を引き起こす可能性は低い。また、摂取するうえでの注意事項において「一日摂取目安量を守ってください。糖尿病の薬を服用されている方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。」と明確に注意喚起している。
以上の内容から、本品の安全性は十分であると判断した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
標題:サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を抑制する機能に関する研究レビュー
目的:罹患していない者において、サラシア由来サラシノール(以下サラシノール)の食後
血糖値上昇抑制作用を、サラシノールを含まない対照食品(プラセボ)群と比較した臨床試験論文を総合的に評価した研究レビューで明らかにすることを目的としました。
背景:サラシノールは、腸の糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害することが分かっています。サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を緩やかにする機能については、サラシア属植物普及協会(以下協会)機能性表示ワーキンググループが2015年3月に作成した研究レビューで評価されていますが、その後新しく実施された臨床試験が報告されたことから、研究レビューを最新の情報をもとに更新する必要がありました。
レビュー対象とした研究の特性:複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報搭載時から検索日までを対象とし、2018年7月6日~11日に検索を行いました。予め設定した基準に合った論文は2編あり、いずれも事実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)でした。採用された論文2編の研究のうち、1件は協会会員企業の出資によるもので、もう1件は協会会員企業が会員となる以前に出資して実施されたものでした。
主な結果:採用された論文2編はいずれも空腹時血糖値が正常域または境界域(126 mg/dL未満)の疾病に罹患していない日本人(18歳未満の者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象とした研究で、糖質を含む食事1回あたりサラシノールとして0.03~0.5 mgを摂取したとき、食後血糖値や、食事からの糖の吸収量を示す食後血糖の血中濃度曲線下面積(AUC 0-120 min)がプラセボと比較して減少していました。なお、サラシノールに起因すると考えられる健康被害はありませんでした。
科学的根拠の質:採用された論文2編は、いずれもサラシノールを含む製品の販売企業が主宰した試験であり、真の結果と異なる方向に導かれる要因(バイアス)が生じた可能性があります。また、参加者数が少ない、試験の事前登録がされていない、群分け方法の記載がないなど、バイアスを高めてしまう事項も少しありました。しかし、研究レビューの目的に対して、いずれの研究も肯定的で、一貫した結果が得られており、バイアスも基準以下であったことから、今後の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えられます。