届出番号 | F1046 |
商品名 | タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100g |
届出者名 | 高梨乳業株式会社 |
届出日 | 2021/03/25 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG) ※レジスターマークRを(R)で表記しています |
表示しようとする機能性 | 本品にはLGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)が含まれます。LGG(R) 乳酸菌(L. rhamnosus GG)には、ビフィズス菌を増やし腸内環境改善をサポートする機能、肌の潤いを保ち乾燥を緩和する機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | おなかの調子が気になる健常な成人。肌の乾燥が気になる健常な成人。 |
一日当たりの摂取目安量 | 1日1本(100g)を目安にお飲みください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG) 含有量:200億個 |
保存の方法 | 要冷蔵(10℃以下で保存) |
摂取の方法 | 1日1本(100g)を目安にお飲みください。(一日当たりの摂取目安量とともに表示) |
摂取をする上での注意事項 | 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42102020390102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)は、研究論文数1,000件以上と最も研究されている乳酸菌であり、世界約50カ国以上で商品化されている実績を持つ。
これまで販売実績のある「ヨーグルトおなかへGG!」「ドリンクヨーグルトおなかへGG!」は、本製品と同等量のLGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)数を含むヨーグルトであり、類似する食品の条件「①届出をしようとする食品に含まれる機能性関与成分と同じ成分で、同等量以上含有している食品であること。」「②届出をしようとする食品と比べ、機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いがないこと。」「③食品中の成分による影響や加工工程による影響等により機能性関与成分が変質していない食品であること。」を満たしている。
「ヨーグルトおなかへGG!」「ドリンクヨーグルトおなかへGG!」は、約20年の販売実績があり、これまで製品摂取による問題は何ら発生していない。2010年10月~2020年9月の期間では、1億6千万個以上の販売実績があり、安全性には問題ないと考える。
以上より、本製品は類似食品の喫食実績により十分安全であると評価した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【課題】
機能性関与成分LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)の腸内環境を改善する作用に関する研究レビュー
【目的】
健常な成人が、L. rhamnosus GGを摂取すると、L. rhamnosus GGを含まない対照食を摂取した場合と比較して、腸内環境を改善する作用が期待できるかを検証する。
【背景】
ヒトの腸内には多種多様な細菌が生息している。一部の腸内細菌は、有害なアンモニアやフェノール類などの腐敗産物を腸内で生成する。一方で、善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌は乳酸や酢酸を作り、腐敗産物を生成するような腸内細菌の増殖を抑制している。そのため、腸内の善玉菌が占める割合を増やすことは、体の健康にとって重要である。L. rhamnosus GGは、整腸作用をはじめ、抗アレルギーや肌の保湿など様々な健康効果が報告されている。そこで、L. rhamnosus GGの腸内環境を改善する作用に関する研究レビューを実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の文献データベースを用いて、健常な成人がL. rhamnosus GGを摂取した際の腸内環境の改善に関する指標を調査した文献を検索したところ、最終的に3報の文献が該当した。3報全てがフィンランドで実施された研究であった。
【主な結果】
健常成人において、L. rhamnosus GGの摂取が、「便中細菌数」「便中酵素活性」「(腸内細菌由来の)尿中腐敗産物」に及ぼす影響について、システマティックレビューを実施した。採用文献3報のうち、L. rhamnosus GGの摂取量が155億個/日の報告ではこれらの指標に有意差は認められなかった。一方で、1日のL. rhamnosus GGの摂取量が200億個の研究1報で便中のビフィズス菌(Bifidobacterium属)の増加が認められたため、1日の摂取量が200億個以上において腸内環境が改善されることが期待できると考えられた。
【科学的根拠の質】
採用文献の各バイアスリスクおよび総合的なバイアスリスクはいずれも中程度であった。レビュー全体として、被験者の偏りや言語バイアスを完全には否定できないため、今後更なる検証が求められる。
【標題】
機能性関与成分LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)の肌の水分量に及ぼす機能性に関するシステマティックレビュー
【目的】
肌の乾燥を自覚している健常な成人がL. rhamnosus GGを摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、肌の乾燥が改善されることを確認するための研究レビューを行った。
【背景】
肌の状態は外的要因だけでなく、食生活やストレスから起因する腸内環境の悪化が肌の状態に関連してくる。これまでにも様々な食品の摂取により体の中から肌の状態を改善することを目的とした商品が開発されている。そこで、本件はプロバイオティクスである、L. rhamnosus GGの肌への影響に関するデータを精査し、その作用を検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
データベースから、L. rhamnosus GGの肌の乾燥の緩和に関する研究を調査した。調査対象は、健常成人を対象とした、二重盲検並行群間比較試験に限定した。結果、1件の研究が該当した。
【主な結果】
論文は肌の乾燥が気になる健常者を対象とした試験であり、肌の水分量を評価指標とした試験報告であった。L. rhamnosus GGの摂取により、それを含まない食品を摂取した場合と比較して、前腕部の角層水分量が高まることが確認され、肌の乾燥を緩和することが報告されていた。該当文献では有効性が認められた部分は一部であったが、保湿機能に関する肌の構造は、全身に共通であることから、全身の肌で同様の機序と考えられるため、肌全体に外挿することは可能であると考えられる。
【科学的根拠の質】
採用論文には、バイアスリスクの問題はあったが、査読のある雑誌に掲載されており、科学的根拠の質は問題ないと考えられる。また、対象となる文献数が1報と少ないことについては、今後更なる検証が望まれる。