抹茶入りお~いお茶 600ml
届出番号 F568
商品名 抹茶入りお~いお茶 600ml
届出者名 株式会社伊藤園
届出日 2020/10/26
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 テアニン、茶カテキン
表示しようとする機能性 本品には、テアニン・茶カテキンが含まれます。テアニン・茶カテキンには、年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な中高年者
一日当たりの摂取目安量 一日2本を目安にお飲みください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:テアニン、茶カテキン
含有量:テアニン50.3mg、茶カテキン171mg
保存の方法 直射日光や高温多湿の場所を避けてください。
摂取の方法 一日2本を目安にお飲みください。(表示見本:一日摂取目安量に併せて記載しています。)
摂取をする上での注意事項 多量摂取により、より健康が増進されるものではありません。高血圧治療薬、興奮剤を服用している場合は医師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42009071060102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

届出食品は、1日摂取目安量(1200ml/2本)当たり、テアニンを50.3mg以上、茶カテキンを171mg以上含むように設計された商品です。当社ではこれまで、1本(500ml)あたりテアニンを50.3mg以上、茶カテキンを171mg以上含むペットボトル緑茶飲料(類似食品)について販売した実績がありますが、これまで重篤な健康被害は報告されていません。
ただし、テアニンの安全性について調査した結果、高血圧治療薬と同時摂取すると血圧が下がりすぎてしまうおそれがあり、また、興奮薬と同時に摂取すると興奮薬の効果を弱めるおそれがあることが報告されていますので、高血圧治療薬、興奮剤を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。

喫食実績から、「抹茶入りお~いお茶 600ml」も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談して下さい。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
「抹茶入りお~いお茶 600ml」に含有される機能性関与成分テアニン、茶カテキンが認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める効果に関する研究レビュー
【目的】
当該製品を販売するにあたり、テアニン・茶カテキンの認知機能(注意力や判断力)の精度を高める効果に関して科学的な根拠があるのかについて文献を調査しました。
【背景】
疫学研究の結果から緑茶をよく飲む人の認知機能障害が少ないことが報告されており、認知機能改善の関与成分としてカテキン、テアニンが考えられています。緑茶の代表的なカテキンの一種であるエピガロカテキンガレートはアミロイドβタンパク質の産生や沈着を抑制すること、学習能や空間学習や記憶の低下を抑制することが動物試験を中心に報告されています。また、テアニンは虚血性神経細胞死の抑制、AMPA型グルタミン酸受容体に対する拮抗作用、グルタミン酸による興奮毒性の緩和、神経細胞新生の促進が報告されており神経細胞を保護する作用を有すると考えられています。動物試験では学習能の向上、ヒト試験ではリラックスの指標であるα波の誘発、睡眠改善効果などの報告があり、テアニンは脳機能に対してプラスの効果を及ぼすと推察されます。
本研究レビューでは、日本の伝統食品である抹茶の成分が、認知機能に与える影響について、網羅的に評価しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健常な中高年者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、1件の文献がヒットしました。
【主な結果】
1件の採用文献では、50歳以上69歳未満の男女59名に、抹茶カプセル(一日当たり、テアニン50.3mg、茶カテキン171mg)またはプラセボカプセルを12週間摂取させ、認知機能に関するテスト(コグニトラックス)を実施していました。その結果、プラセボ群と比較して、抹茶カプセル摂取群で、注意力および判断力の項目で有意な反応時間の短縮または正答数の増加が認められました。
【科学的根拠の質】
採用文献はRCTでした。また、重篤なバイアス・リスクは認められず、バイアス・リスクは低程度と考えられました。

よって、「抹茶入りお~いお茶 600ml」は1200ml(2本)あたりテアニン50.3mg以上、茶カテキン171mg以上を含有しているため、認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることが期待できます。