ロケットのマルチトール
届出番号 F885
商品名 ロケットのマルチトール
届出者名 ロケットジャパン株式会社
届出日 2021/02/04
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 マルチトール
表示しようとする機能性 本品にはマルチトールが含まれます。マルチトールは、砂糖よりも摂取後の血糖値上昇が緩やかであることが報告されている低GI甘味料です。
当該製品が想定する主な対象者 成人健常者
一日当たりの摂取目安量 8.5g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:マルチトール
含有量:8g
保存の方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 一日1回8.5gを目安に、コーヒー、紅茶、ヨーグルト等の甘味料として砂糖に置き換えてご利用ください。
摂取をする上での注意事項 ●摂りすぎにより、おなかが緩くなることがあります。特に、小児や低体重の方はご注意ください。●お子さまの手の届かないところに保管してください。●一日摂取目安量を守り、摂りすぎないようご注意ください。●原材料を参照の上、食物アレルギーの心配のある方はご利用をお控えください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42010160150103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出商品に使用しているマルチトールは食品原料として国内で20年以上に渡り使用されており、累計で数十万トン以上使用されている。また、和菓子・洋菓子・惣菜・畜肉加工品をはじめとした食品に広く使用されており、摂取量が8 g/日以上の商品も多数存在するが、これまでに重篤な健康被害は報告されていない。
マルチトールの安全性試験2次情報を調査した結果、多量摂取により下痢の症状が現れることが報告されていた。一方、マルチトールを含有した特定保健用食品の食品健康影響評価において、マルチトールの緩下作用における無作用量は0.3g/kg体重であることが報告されており、平成30年国民健康・栄養調査のデータによると、成人男性の平均体重は67.3kg、女性は53.5kgであることからマルチトールの無作用量は男性20.19g、女性16.05gとなる。本届出商品の一日摂取目安量当たりに含まれるマルチトールは8gであることから、成人健常者が一日摂取目安量を守り適切に摂取する範囲において安全性に問題はないと判断した。
しかし、20g以上の多量摂取した場合や小児などの低体重の方が摂取した場合においてはおなかが緩くなる可能性があると考えられるため、「摂りすぎにより、おなかが緩くなることがあります。特に、小児や低体重の方はご注意ください。」を摂取上の注意に記載し、注意喚起を行っている。
以上のことから、本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
マルチトールによる食後の血糖値の上昇抑制に関する研究レビュー
【目的】
成人健常者を対象として、マルチトールの経口摂取による食後血糖値の上昇抑制機能について評価した。
【背景】
マルチトールは、でん粉から作る麦芽糖を原料とした糖アルコールの一種である。体内で代謝されにくく、カロリーはショ糖の2分の1、甘みは80~95%で、低カロリー甘味料として使用されている。そのため、低Glycemic index食となり、糖尿病やメタボリックシンドロームの発症予防にも有用であると考えられている。
つまり、マルチトールには、血糖値の上昇を抑制する機能があると考えられるが、健常者に絞って評価した研究レビューは少ない。そこで我々は、健常者を対象に、マルチトールの経口摂取による食後の血糖値上昇抑制作用について、システマティックレビューの手法を用いた解析を実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】
外国語及び日本語のデータベースを使用し、健常成人男女を対象としたランダム化比較試験(RCT)・準RCTを対象に検索を行った。
【主な結果】
検索により22報の論文を抽出し、最終的には3報の論文を採用した。
採用論文を評価した結果、3報全てでマルチトールの摂取による食後血糖値の上昇抑制に関する機能に肯定的であり、その効果を認めていた。また、その1日当たりの摂取量は8~50gであった。したがって、totality of evidenceの観点から、マルチトールの摂取は、成人健常者の食後の血糖値の上昇を抑制する機能に関して肯定的であると判断しました。本品は一日当たりの摂取目安量中にマルチトールを8g含んでおり、食後の血糖値上昇抑制が期待できると判断した。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは、マルチトールの摂取の効果について3報のRCT論文を評価した。本研究レビューにおいて、全ての採用論文におけるバイアス・リスクは「低」であり、全研究のバイアス・リスクは低と評価した。本研究レビューの限界として、論文数が少ないことが挙げられる。そのためさらなる研究が必要であると考えられる。