骨の健康サポート青汁
届出番号 G1123
商品名 骨の健康サポート青汁
届出者名 株式会社つぼ市製茶本舗
届出日 2022/01/18
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 マルトビオン酸Ca
表示しようとする機能性 本品には難消化性オリゴ糖「マルトビオン酸Ca」が含まれます。マルトビオン酸Caには、食事に含まれる鉄・カルシウムの吸収を促進する機能、骨の成分維持に役立つ機能、お腹の調子を整える機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 丈夫な骨を維持したい健常な中高年女性。便通を改善したい健常成人食事とともにミネラル(鉄・カルシウム)の吸収を促進したい健常成人。
一日当たりの摂取目安量 1包(7g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:マルトビオン酸Ca
含有量:2.53 g
保存の方法 高温多湿を避け、移り香にご注意ください。
摂取の方法 ・1包・180~200ml 水やミルクに溶かしてお召し上がりください。冷たい水やミルクで作ると、より美味しくお召し上がりいただけます。
摂取をする上での注意事項 ●本品は難消化性の糖質が含まれているため、取り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなる可能性があります。1日の摂取目安量を守ってください。本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ・開封後はお早めにお召し上がりください。
・ぬれたコップに粉末を入れるとダマになることがあります。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42111150490102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

【食経験の評価】
でん粉を原料に、アミラーゼやグルコースオキシダーゼ等の糖化酵素を作用させ、製造されたマルトビオン酸Caは、喫食実績が乏しいため、安全性試験により評価した。
【安全性試験】
<細菌を用いた復帰突然変異試験>
サルモネラ菌4菌株と大腸菌1菌株を用いて、マルトビオン酸Caの細菌における遺伝子突然変異誘発性を検討した結果、全5菌株において遺伝子突然変異誘発性を有さなかった。
<ラット単回投与毒性試験>
マルトビオン酸Caを雌雄ラット各5匹に14日間、単回強制経口投与したが、いずれのラットにも異常は認められなかった。
<ラット90日間反復投与毒性試験>
マルトビオン酸を主成分とするCa塩(粉あめ)を雌雄各10匹のラットに90日間投与した結果、各投与群の雄雌ともに被験物質投与に関連した毒性変化は認められなかった。
<ヒト過剰摂取試験>
マルトビオン酸を主成分とするCa塩(粉あめ)を1日24 g(マルトビオン酸Caとして16.35g)を健常な日本人成人男女21名(男性11名、女性10名)に4週間継続して摂取させたオープン試験を行った結果、身体測定・理学検査、末梢血液検査、尿検査、自覚症状、医師による内科的検査において、当該製品によると考えられる臨床上問題となる変動・有害事象は認められなかった。
<ヒト長期摂取試験>
マルトビオン酸を主成分とするCa塩(粉あめ)を閉経後の女性34名(2群:1群17名)に1日8g(マルトビオン酸Caとして5.08g)、24週間継続して摂取する二重盲検並行群間比較試験並びに、マルトビオン酸を主成分とする水飴(シロップ)を閉経後の女性34名(2群:1群17名)に1日7g(マルトビオン酸として2.83g)、24週間継続して摂取する二重盲検並行群間比較試験において、身体測定・理学検査、尿検査、末梢血液検査、自覚症状及び医師による内科的検査では、臨床上問題となる変動・有害事象は試験食品の両試験群に認められなかった。
<ヒトにおける下痢に対する最大無作用量の評価試験>
・健常女性42名(平均年齢21.1±0.4歳、MBI 20.8±2.6 kg/m2)での、下痢の誘発率0%となる摂取量(最大無作用量)は、0.27 g/kg B.W(body weight)であった。
以上より、関与成分であるマルトビオン酸Caおよび本届出製品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に問題はないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

≪1-1.標題≫
「マルトビオン酸Ca」のミネラル吸収促進に関する研究レビュー
≪1-2.目的≫
健常成人に対して、マルトビオン酸Caの摂取が、食事に含まれるミネラル成分の吸収を促進するかを検証することを目的とした。
≪1-3.背景≫
マルトビオン酸は分子内に複数の水酸基と一個のカルボキシ基を有しており、Caなどのミネラル塩の可溶化安定性に優れた性質を持つ難消化性の二糖類である。ラットを用いた試験では、マルトビオン酸は、腸管内で分解されることなく、Caなどのミネラル塩の可溶化状態を保ち、腸管からの吸収を促進することで、Caの体内吸収率を増進させる働きを持つことが報告されている。今回、健常成人が食事と一緒にマルトビオン酸Caを摂取した際の食事に含まれるミネラル成分の吸収促進効果について評価した。
≪1-4.レビュー対象とした研究の特性≫
健常成人を対象にマルトビオン酸Caを含む食品の摂取が、プラセボ(マルトビオン酸Caを含まない食品)と比較して、食事に含まれるミネラル成分(Fe、Zn、Mg、Ca)の腸からの吸収を促進するかを検証した研究を検索した。国内外の文献データベース等を用いて、2021年5月27日に検索を行った結果、条件を満たした文献は3報であった。3報はいずれも査読付き論文で、いずれもランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験で、その内1報は、非盲検試験との組み合わせであった。
≪1-5.主な結果≫
マルトビオン酸Ca0.63 gを食事と一緒に単回摂取することで、腸管吸収の指標となる尿中ミネラル(Fe、Zn、Mg、Ca)量が6時間後まで有意に増加し、腸管からのミネラル成分の吸収が促進される効果が認められた。
≪1-6.科学的根拠の質≫
本レビューの限界として、出版バイアスリスクが挙げられる。また、採用論文3報の内1報では傾向差であり有意な結果となっていないことから、更なる研究は望まれるも、今後の研究で結論が大きく変更される可能性は低いと判断した。

≪2-1.標題≫
「マルトビオン酸Ca」の骨吸収抑制作用に関する研究レビュー
≪2-2.目的≫
健常な中高年女性がマルトビオン酸Caの継続的な摂取が、骨吸収抑制作用するかを検証することを目的とした。
≪2-3.背景≫
マルトビオン酸はカルシウムなどのミネラル塩の可溶化安定性に優れ、カルシウムの体内吸収を増進させることや、骨再構築(骨リモデリング)過程において骨を溶解する(骨吸収)働きを持つ破骨細胞の分化を抑制することが報告されている。今回、健常な中高年女性がマルトビオン酸Caを摂取した際の骨吸収抑制作用に対する有効性(評価指標:骨吸収マーカーの低下)を評価した。
≪2-4.レビュー対象とした研究の特性≫
健常な中高年女性を対象にマルトビオン酸Caを含む食品の摂取が、プラセボ(マルトビオン酸Caを含まない食品)と比較して、骨吸収抑制作用に対する有効性(評価指標:骨吸収マーカーの低下)を示すかを検証した研究を検索した。国内外の文献データベース等を用いて、2020年4月30日に検索を行った結果、条件を満たした文献は2報であった。2報はいずれも査読付き論文で、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験であった。
≪2-5.主な結果≫
マルトビオン酸Caを一日あたり2.54 gを4週間継続摂取することで、骨吸収マーカーであるデオキシピリジノリン(DPD)やI型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTx)の尿中への排出が有意に低下し、骨吸収が抑制される可能性が示唆された。
また、採用論文において、試験食品が原因と思われる有害事象は確認されなかった。
≪2-6.科学的根拠の質≫
本レビューの限界として、出版バイアスリスクが挙げられる。また、採用論文2報の内1報では副次アウトカムとして評価した骨吸収マーカーの血中TRACP-5bが低下方向も有意な結果となっていないことから、更なる研究は望まれるも、今後の研究で結論が大きく変更される可能性は低いと判断した。

≪3-1.標題≫
「マルトビオン酸Ca」の便通改善に関する研究レビュー
≪2-2.目的≫
便秘傾向の健常成人を対象にマルトビオン酸Caを含む食品の摂取が、便通改善を示すかを検証することを目的とした。
≪2-3.背景≫
マルトビオン酸Caは難消化性のオリゴ糖であり、動物試験等において、腸内環境改善効果に関する結果が報告されている。今回、健常成人女性がマルトビオン酸Caを摂取した際の便通改善を評価した。
≪3-4.レビュー対象とした研究の特性≫
便秘傾向の健常成人を対象にマルトビオン酸Caを含む食品の摂取が、プラセボと比較して、便通改善を示すかを検証した研究を検索した。国内外の文献データベース等を用いて、2021年7月5日に検索を行った結果、条件を満たした文献は2報3試験であった。2報はいずれも査読付き論文で、ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験であった。
≪3-5.主な結果≫
便秘傾向の健常日本女性がマルトビオン酸Caを一日あたり2.54 gを4週間継続摂取することで、排便日数や排便量、日本語版便秘評価尺度やブリストスケールなどの便秘の自覚症状に関して、有意な改善が認められた。
≪3-6.科学的根拠の質≫
本レビューの限界として、出版バイアスリスクや症例減少バイアスリスクが挙げられる。また、採用した2報3試験とも対象者が女性のみであった。マルトビオン酸によりお腹の調子を整えるメカニズムは、性別において差異はないと考えられることから、男性への外挿も可能であると判断したが、今後更なるエビデンスの蓄積が望まれる。