届出番号 | G1226 |
商品名 | 讃岐のオリーブ新漬けおこわ |
届出者名 | 株式会社夢菓房たから |
届出日 | 2022/02/07 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 大麦由来β-グルカン |
表示しようとする機能性 | 本品には大麦由来β-グルカンが含まれています。大麦由来β-グルカンは食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 食後血糖値の上昇が気になる成人健常者 |
一日当たりの摂取目安量 | 1袋(250g)を目安に、主食としてお召し上がりください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:大麦由来β-グルカン 含有量:1.055g |
保存の方法 | -18℃以下で要冷凍 |
摂取の方法 | 一日当たりの摂取目安量とともに表示 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42202030350100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
当該製品は、通常のおこわの原料の一部に大麦を使用したおこわです。当該製品と同じ商品として大麦を含むおこわを令和3年6月から販売しており、今までに1,000個ほど販売しています。この間、健康被害等は報告されていません。
機能性関与成分である大麦由来β-グルカンは大麦に元々含まれている水溶性食物繊維の一種です。大麦は、麦ごはんとして食され、また各種加工食品の原料として利用されております。
大麦は中央アジア原産で、世界でもっとも古く紀元前7,000年頃から栽培されていた作物のひとつであります。2015年の世界の大麦生産量は148.7百万tで、EU(61.5百万t)、ロシア(17.1百万t)、ウクライナ (8.8百万t)、オーストラリア(8.6百万t)、カナダ(8.2百万t)と続き、日本の平成25年度の生産量は約0.18百万tです。
大麦は主食として麦ごはんのほかに、大麦パン(大麦20 %、小麦80 %)、大麦粉100 %の菓子、はったいこなど様々な加工食品としても用いられており、大麦および大麦由来β-グルカンについて十分な食経験があると考えられます。
また、平成22 年度法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)によると、成人男性の1 日あたりの大麦の給与量は105~141g、成人女性の1 日あたりの大麦の給与量は96~123g と報告されており1)、大麦由来β-グルカン摂取量は、1 日あたり3.8~5.6g(大麦中のβ-グルカンの含有量を4%として計算)であり、大麦由来β-グルカンの一日摂取目安である1.055gの360%~531%量が毎日摂取されているため、大麦由来β-グルカンの十分な食経験があると考えられます。
1) 平成22年度法務省行政事業レビューシート 「被収容者生活経費」に係る参考資料
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【標題】
大麦由来β-グルカンによる食後血糖の上昇抑制機能に関する研究レビュー
【目的】
大麦由来β-グルカンの食後血糖の上昇を抑制する機能に関して、成人健常者を対象とした論文を評価することを目的としました。
【背景】
大麦は古くから栽培され食用に供されてきた作物であり、今日に至るまで一般的な主食などとして、あるいは味噌、ビール、焼酎、麦茶などの加工食品の原料として用いられています。最近、大麦に含まれる水溶性食物繊維である大麦由来β-グルカンが各種機能性を有する物質として注目されています。食後の血糖の急激な上昇を抑制するとする文献も報告されています。しかし、成人健常者を対象とした論文を評価した研究レビューは報告されていません。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語及び日本語の文献データベース3種類(PubMed、JDreamⅢ、医中誌Web)を用いて、目的に合致した文献を検索しました。採用した2報の試験デザインはすべて無作為化比較試験(RCT)であり、いずれの文献も対象者は成人健常者でありました。
【主な結果】
この2報のうち1報が日本人を対象とした文献であり、他は英国人を対象としていました。食後血糖の上昇抑制効果の指標である食後血糖のピーク値と食後血糖の上昇曲線下面積(AUC)値の二つの値について評価を行っていました。2報ともに、対照群と比較して大麦由来β-グルカン群において両指標値が有意に抑制さているのが確認されました。有効性が確認された大麦由来β-グルカンの摂取量は1.055g以上でありました。したがって、1食当たり1.055g 以上の大麦由来β-グルカンを含有すれば食後血糖の上昇が抑制されると結論付けました。
【科学的根拠の質】
採用した2報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も査読付文献であることから研究の質は高いと判断しました。バイアス・リスクは中程度でありましたが、今回の結果に与える影響は小さいと判断しました。
(構造化抄録)