はちみつ バーモントドリンク
届出番号 G1237
商品名 はちみつ バーモントドリンク
届出者名 株式会社山田養蜂場
届出日 2022/02/09
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 酢酸
表示しようとする機能性 本品には酢酸が含まれます。酢酸には、血圧が高めの方の血圧を下げる機能、肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。血圧が高めの方、内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 高めの血圧が気になる健常者、内臓脂肪が気になる肥満気味の健常者
一日当たりの摂取目安量 1日当たり2本(250ml)を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:酢酸
含有量:750mg
保存の方法 直射日光や高温多湿を避け、涼しい所で保存してください。
摂取の方法 (一日当たりの摂取目安量と共に表示)
摂取をする上での注意事項 原材料名をご確認の上、食物アレルギーをお持ちの方は飲用をお控えください。体調や体質により稀にかゆみ、発疹などや一時的に過敏な反応が現れる場合があります。一度に多量に摂ると体質によってはお腹がゆるくなることがあります。空腹時の摂取は刺激を強く感じることがあります。はちみつ酢を使用しているため、満1歳未満の乳児には飲ませないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42202090600100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出食品の類似製品として2016年5月より販売実績のある「飲むはちみつ酢 りんご味」(届出番号:A273)が挙げられます。1日当たりの摂取目安量に機能性関与成分の酢酸を750mg含有した飲料であり、製品が原因となる重篤な被害は報告されておりません。
本届出食品の機能性関与成分である酢酸を含有する食品として、食酢があります。食酢の安全性については、国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所において、「食品として摂取する場合はおそらく安全である。酢酸は高濃度のものを摂取すると、中毒を起こすおそれがあるため注意が必要である。妊娠中・授乳中に食事以外から大量に摂取することは信頼できる情報が少ないため避ける。」と報告されています。高濃度の酢酸摂取事例として、30%酢酸の約10mL(酢酸量として約30g)摂取による有害報告が記載されています。しかし、本届出食品の1日摂取目安量に比べ、非常に高濃度であるため、該当しないと考えます。
また、安全性試験として、健康な方へ1日当たり750mgの酢酸を飲料として14週間長期摂取させた試験、1日当たり4500mgの酢酸を飲料として4週間過剰摂取させた試験が報告されていますが、いずれも飲料と因果関係があると考えられる有害事象の報告はありません。
医薬品との相互作用については、国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所において、本届出食品と同様に酢酸を含有するリンゴ酢の飲用による体内のカリウム濃度の低下に起因する医薬品との相互作用、あるいはインスリンや利尿薬との相互作用の可能性が記載されています。しかし、1日当たり1500mg、あるいは4500mgの酢酸を摂取した試験において、カリウム濃度の正常値からの逸脱は認められなかったとの報告から、本届出食品の1日摂取目安量(酢酸含量750mg)を守り、過剰に摂取することがなければ医薬品との相互作用が生じる可能性は低いと考えております。ただし、インスリン、利尿薬との併用により過剰にカリウム濃度が低下する可能性については十分な情報がないため、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師への相談を推奨いたしております。
以上のことにより、機能性関与成分である酢酸は、1日摂取目安量を守り適切にご使用いただければ、安全性に問題なくご使用して頂けると考えます。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【高めの血圧が気になる方に適した機能】
(ア)標題
酢酸による血圧降下の機能性に関する研究レビュー

(イ)目的
血圧が高めの健常成人が酢酸を経口摂取することで、血圧降下が示されるかをプラセボ摂取と比較することで評価することを目的としました。

(ウ)背景
食酢を使用した飲料は、特定保健用食品として「血圧が高めの方に適した食品」であることを表示する許可を受けています。食酢に含まれる酢酸はアデノシンを介した血管拡張作用により、血管抵抗を緩和すると考えられています。食酢を使用した飲料による正常血圧維持については、いくつか報告がありますが、その報告をまとめて評価した研究レビューはありません。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索対象:2018年10月15日までに発表された論文
(PubMed、The Cochrane Library、JDreamⅢ、医中誌)
対象集団の特性:正常高値血圧者(収縮期血圧130mmHg~139mmHgまたは拡張期血圧85mmHg~89mmHg)、Ⅰ度高血圧者(収縮期血圧(140mmHg~159mmHgまたは拡張期血圧90mmHg~99mmHg)
最終的に評価した論文数:2報
研究デザイン:プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験
利益相反:製造企業の研究者が含まれている

(オ)主な結果
検索により得られた106報からタイトル、要約、あるいは全文を精査し除外すべき論文を除いた結果、有効性の判断に用いた論文は2報でした。いずれも特定保健用食品のヒト臨床試験で規定される正常高値血圧者及び軽症(Ⅰ度)高血圧者を対象とし、正常高値血圧者のみを対象とした結果をまとめることが可能であったため、健常者に対する結果のみについてまとめました。正常高値血圧者に酢酸含有飲料(酢酸として750mg)を継続摂取させ、収縮期血圧値、および拡張期血圧値を測定した結果、プラセボ群と比較して有意に低い値が得られました。正常高値血圧者が酢酸含有飲料を継続摂取することで血圧降下が示されたことから、1日当たり酢酸750mgを摂取する当該製品は、血圧が気になる方に適した機能があると判断致しました。

(カ)科学的根拠の質
本研究結果は主要な論文データベースを用いて検索しているため、公開されている関連研究がほぼ網羅されています。評価に用いた文献は全て査読付き論文であり、試験デザインもプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験であるためエビデンス総体の質は十分であると考えられます。

【内臓脂肪が気になる方に適した機能】
(ア)標題
酢酸による内臓脂肪減少の機能性に関する研究レビュー

(イ)目的
肥満気味な健常成人が酢酸を経口摂取することで、体内の内臓脂肪の面積を減らすかを、プラセボ摂取と比較することで評価することを目的としました。

(ウ)背景
食酢に含まれる有機酸のほとんどが酢酸であり、酢酸は経口摂取された後に速やかに血中に移行し、余剰体脂肪の蓄積抑制、脂肪肝抑制、耐糖能改善、骨格筋における脂肪代謝促進作用など様々な生理的機能を生み出すことが明らかになってきております。しかし、健常者で酢酸の内臓脂肪低下効果をまとめて評価した研究レビューはありません。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索対象:
2018年9月28日までに発表された論文(PubMed、The Cochrane Library)
2018年10月2日までに発表された論文(医中誌Web)
2018年10月3日までに発表された論文(JDreamⅢ)
対象集団の特性:肥満気味な健常成人男女(BMI25以上30未満)
最終的に評価した論文数:1報
試験デザイン:プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験
利益相反:製造企業の研究者が含まれている

(オ)主な結果
検索により得られた55報からタイトル、要約、あるいは全文を精査し除外すべき論文を除いた結果、有効性の判断に用いた論文は1報でした。本論文では、肥満気味な健常人男女(BMI25以上30未満)に酢酸含有飲料(低用量: 750mg/日、高用量:1500mg/日)を12週間の継続摂取をさせたところ、低用量群、高用量群ともに、プラセボ群と比較して有意に内臓脂肪の面積が減少した結果が得られました。
肥満気味の健常な男女(BMI25以上30未満)が酢酸含有飲料を継続摂取することで内臓脂肪の面積が減少したことから、1日当たり酢酸750mgを摂取する当該製品は、内臓脂肪が気になる方に適した機能があると判断致しました。

(カ)科学的根拠の質
本研究結果は主要な論文データベースを用いて検索しているため、公開されている関連研究がほぼ網羅されています。対象論文が1報のみのため、効果があったものだけが報告されている可能性は否定できませんが、評価に用いた文献は査読付き論文であり、試験デザインもプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験であるためエビデンス総体の質は十分であると考えられます。
(構造化抄録)