クルビサ プラス 中性脂肪低下サポート
届出番号 G1390
商品名 クルビサ プラス 中性脂肪低下サポート
届出者名 ハウスウェルネスフーズ株式会社
届出日 2022/03/18
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 クルクミン、ビサクロン、DHA、EPA
表示しようとする機能性 本品にはクルクミン、ビサクロン、DHA、EPAが含まれます。クルクミンとビサクロンは健康な人の肝機能酵素(γ-GTP、AST、ALT)値の改善に役立つ機能があることが報告されています。γ-GTP値とAST値とALT値は肝臓の健康状態を示す指標の一つです。なお、本品は肝機能酵素値の異常の値を改善するものではありません。これらの値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします。DHAとEPAは中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 肝機能酵素(γ-GTP、AST、ALT)値が気になる健常成人、血中中性脂肪が気になる健常成人
一日当たりの摂取目安量 3粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クルクミン、ビサクロン、DHA、EPA
含有量:クルクミン30mg、ビサクロン400μg、DHA122mg、EPA11mg、(DHA・EPA 計133mg)
保存の方法 高温、多湿、直射日光を避けて保存してください。
摂取の方法 かまずに水などといっしょにお召しあがりください。
摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
ウイルス性肝炎の方や肝機能酵素値が異常の値を示した方は医療機関の診断を受け、医師にご相談ください。
消化器系の疾患に罹患している方は医師に、抗凝固剤、抗血小板剤、血糖降下剤、降圧剤等を服用中の方は医師又は薬剤師にご相談ください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42112200450102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

<クルクミン、ビサクロン>
クルクミン及びビサクロンは、ウコンに含まれる成分であり、国民食として親しまれるカレーにも含まれています。
クルクミンはJECFAによりADI(1日摂取許容量)が体重1kg当たり3mgとされています。ビサクロンの安全性に関する報告によると、クルクミン30mgとビサクロン400μg、あるいはビサクロン2400μgを8~12週間連続摂取させ、いずれも安全性に問題はなかったとされています。
本届出食品では表示しようとする機能性を「健康な人の肝機能酵素(γ-GTP、AST、ALT)値の改善に役立つ機能があることが報告されています。」と限定し、「なお、本品は肝機能酵素値の異常の値を改善するものではありません。これらの値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします。」としました。また、特にウイルス性肝炎の方や消化器系疾患の方が摂取するリスクを減らすため、【摂取上の注意】に注意喚起の文章を記載しました。これらの表示により想定される対象者以外が本届出食品を使用することの未然防止を行います。なお、「健康な人の肝機能酵素値」とは健診で測定できるAST、ALT、γ-GTPを指し、「異常の値」とは、公益財団法人日本人間ドック学会「検査表の見方」の「異常(AST、ALT:51U/L以上、γ-GTP:101U/L以上)」を指します。

<DHA,EPA>
使用している主原料の精製魚油は1990年から原料として累計で5,000トン以上の販売実績があり、サプリメントや魚肉ソーセージなどの加工食品、特定保健用食品(リサーラソーセージ、DHA・EPA計1050㎎/本、2005年販売)などに使用されています。これらの製品は全国規模で流通されてきましたが、これまでに健康被害に関する重篤な報告はありません。
既存情報の調査でも、DHA及びEPAを原因とする被害情報はありませんでした。
また、魚油の多量摂取により凝血能や血圧が低下することがありますが、【摂取上の注意】に「抗凝固剤、抗血小板剤、血糖降下剤、降圧剤等を服用中の方は医師又は薬剤師にご相談ください。」と記載して注意喚起を行っています。

クルクミン、ビサクロンとDHA・EPAの相互作用を理由とする事象は報告されていません。

以上の結果から、本届出食品の安全性には問題がないと判断しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

<クルクミン、ビサクロン>
(ア)標題
クルクミン、ビサクロン摂取による肝機能を評価する指標である酵素値の一部の改善作用に関する定性的研究レビュー
(イ)目的
肝機能を評価する指標である酵素値の一部(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)が境界域にある健常者※)を対象として、クルクミン、ビサクロンの2成分を同時に継続摂取することが、同酵素値を改善する効果があるかどうかを検証することを目的としました。
(ウ)背景
上記の目的について検証した研究レビューは存在しませんでした。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索対象のデータベースとして、PubMed、JDreamⅢを使用し、目的とするランダム化比較試験(RCT)の文献を検索しました。文献検索から抽出された114報の内容を精査し、最終的に2報のRCT文献をレビュー対象として採用しました。
(オ)主な結果
2報の採用文献では、クルクミン30mgとビサクロン400μgを含む食品を12週間摂取させ、肝機能を評価する指標である酵素値の一部を評価していました。肝機能を評価する指標である酵素値の一部が境界域にある被験者を対象とした層別解析において、ASTとALTへの効果は2報ともに肯定的な結果が得られており、γ-GTPの効果は1報で肯定的な結果が得られていました。一方で、研究計画どおりの方法で解析・報告されているかどうかの記載が不十分であることに起因するバイアスリスクやγ-GTPへの効果に2報間での非一貫性が認められました。
(カ)科学的根拠の質
AST、ALTを改善する効果に関して一定のバイアスリスクが認められ、γ-GTPを改善する効果に関して一定のバイアスリスクおよび採用文献2報間での非一貫性が認められましたが、エビデンス総体としては、AST、ALT、γ-GTPのいずれについても、肯定的な科学的根拠が認められると判断しました。なお、これらは肝機能を評価する指標である酵素値の一部が境界域にある健常者による結果であることに留意が必要です。
※)「境界域」とは、公益財団法人日本人間ドック学会「検査表の見方」(https://www.ningen-dock.jp/public/method#blood)に示された「要注意(AST、ALT:31~50U/L、γ-GTP:51~100U/L)」の範囲にある方を示します。

<DHA、EPA>
(ア)標題:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー
(イ)目的:
誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者
何をすると I):DHA・EPAの経口摂取
何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし
どうなるか O):中性脂肪値の低下が認められるか
研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT)
(ウ)背景:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告がありますが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確ではありませんでした。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行いました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、RCT(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施しました。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が監修しています。
(オ)主な結果:
検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていました。
また、群間比較において当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3~14週間でした。
本届出製品は1日当たりの摂取目安量中にDHAとEPAの総量として133mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断しました。
(カ)科学的根拠の質:
採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価しました。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性に問題はないと考えられます。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられます。
本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみで検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられます。