「脳活サポート」
届出番号 G143
商品名 「脳活サポート」
届出者名 アサヒ飲料株式会社
届出日 2021/05/24
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)
表示しようとする機能性 本品には、ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、同年代に比べて記憶力が低下している中高年を含む成人の認知機能の一部である記憶力(物のイメージを思い出す力)を維持することが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 同年代に比べて記憶力が低下している健常な中高年を含む成人
一日当たりの摂取目安量 1本(200ml)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)
含有量:4.2㎎
保存の方法 高温、直射日光をさけ保存してください。
摂取の方法 一日摂取目安量をお飲みください。
摂取をする上での注意事項 多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
摂取目安量を超えての摂取はお控えください。(まとめ売りパックの外装のみ)
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42103081620102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当該製品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分「ラクトノナデカペプチド」(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、LNDPと記載)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し安全性試験の実施による評価を行った。
【安全性試験の実施】
<急性毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各5匹に、LNDPとして8.6mg/kgを含む試験液を単回強制経口投与し、急性毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<反復経口投与毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各6匹に、LNDPとして4.3mg/kgを含む試験液を4週間強制経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<染色体異常試験>
チャイニーズ・ハムスター肺由来線維芽細胞に対し、LNDPとして21μg/mLを含む試験液を用いて、染色体異常誘発能の有無を検討した結果、異常はみられず陰性と判定された。
<ヒト過剰摂取試験>
20歳以上65歳未満の健康な日本人成人男女40名を対象に、LNDP含有カゼイン酵素分解物を5,653mg(LNDPとして本品の一日摂取目安量の5倍量相当の21mg)/日を含有する錠剤、又はカゼインナトリウムで置き換えたプラセボ錠剤を4週間摂取させた無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。その結果、試験期間中に多種類の薬を服用していた者(1名)及び摂取率が85%未満の者(1名)を除いた38名において、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
また、各試験で配合したLNDPは、カゼイン酵素分解物を使用しており、本品に配合するカゼイン酵素分解物と機能性関与成分含量及び製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験では錠剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。
以上より、機能性関与成分であるLNDPおよび届出食品の安全性には問題が無いと評価した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

標題:機能性関与成分ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、 LNDP)による記憶力(視覚性記憶力)、情報処理能力(知覚統合)の維持に関する研究レビュー
目的:健常な成人に、LNDPを経口摂取させると、LNDPを含まない食品を経口摂取させた時と比較して、記憶力(視覚性記憶力)、情報処理能力(知覚統合)が維持するかを調べることを目的とした。
背景:LNDPは乳由来の19個のアミノ酸からなるペプチドであり、動物試験による記憶力改善作用が報告されている。しかし、健常な成人を対象として、LNDPの認知機能の一部である記憶力(視覚性記憶力)、情報処理能力(知覚統合)の維持を検証した研究レビューはない。
レビュー対象とした研究の特性:健常な成人におけるLNDPの経口摂取により、記憶力(視覚性記憶力)、情報処理能力(知覚統合)の維持に関する研究を検索対象とした。その結果、日本人を対象とした査読付きRCT文献2報を採用文献とした。
主な結果:記憶力(視覚性記憶力)を評価した1報では、40歳以上70歳未満の健常な日本人の成人を対象に、LNDP4.2mg/日を16週間摂取させた結果、同年代の中で記憶力が低下している対象者について、プラセボ摂取に比べて、記憶力(物のイメージを思い出す力)が維持された。情報処理能力(知覚統合)を評価した1報では、情報処理能力の低下を自覚する35歳以上55歳未満の健常な日本人の成人を対象に、LNDP4.2mg/日を24週間摂取した結果、プラセボ摂取に比べて、情報処理能力(視覚情報を組み合わせて全体を推理する力)が維持された。これらのことから、LNDPの摂取は同年代に比べて記憶力が低下している中高年を含む成人の認知機能の一部である記憶力(物のイメージを思い出す力)を維持することが考えられた。
科学的根拠の質:これらの研究結果は、これまでの研究による動物実験の結果と矛盾しないものであり、非一貫性は小さい。また、データに不精確さもなく、いずれの試験もプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であり、直接性がある。一方で、出版バイアスについてはUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、その可能性は否定できない。また、研究者に製造企業が含まれているため、エビデンス総体としてのバイアスリスクの可能性は否定できない。