生粋みかん
届出番号 G903
商品名 生粋みかん
届出者名 有限会社いのうえ果樹園
届出日 2021/11/23
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 βークリプトキサンチン
表示しようとする機能性 本品には、βークリプトキサンチンが含まれます。 βークリプトキサンチンは、骨代謝を助けることにより骨の健康維持に役立つことが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女
一日当たりの摂取目安量 果粒170g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:βークリプトキサンチン
含有量:3㎎
保存の方法 高温高湿直射日光を避けて保存してください。
摂取の方法 一日当たりの摂取目安量をお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、より効果が増進されるものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開缶後はガラス等の容器に移し替え、冷蔵庫で保管してください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42106030500102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

ウンシュウミカンみかん缶詰は、ウンシュウミカンの果肉を可食部とし、βークリプトキサンチンは果肉に多く含まれていることが明らかとなっている。1)
βークリプトキサンチンには変異原性、染色体異常誘発、亜慢性毒性はなく、ADIも設定されなかった。さらに、野菜にも豊富に含まれるβークリプトキサンチンは、がんの抑制などを始めとして様々な病気の防止に有効であるため、消費者にも安全であると考えられる。2)
みかん缶詰の歴史は、明治時代に始まり現在に至るまで食されている。3)
本品は、製造開始から約20年経過し約20万缶を販売しているが、健康被害は報告されておらず安全であると考えられる。

参考文献
1)「農産物の有する機能性やその関与成分に関する知見の収集・評価」結果報告(平成27年3月23日 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)
2)食品安全関係情報詳細(内閣府 食品安全委員会)
資料管理ID syu01650410149
「欧州食品安全機関(EFSA)、動物栄養素中の着色料カプサンチン、シトラナキサンチン、クリプトキサンチンの安全性に関する科学パネルの意見書を公表」
3)公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 http://www.jca-can.or.jp/80th/jca_80th_fukkoku.pdf

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
β-クリプトキサンチンを多く含むウンシュウミカンの継続摂取による、骨の維持に対するシステマティックレビュー

【目的】
β-クリプトキサンチンを多く含むウンシュウミカンの継続摂取による、骨の維持に対する機能を明らかにする。

【背景】
骨の健康は、古い骨を壊す「骨吸収」と、新しい骨を作る「骨形成」のバランスの上に成り立っている。しかし、老化、生活習慣の要因、女性の閉経によるホルモンバランスの変化等が原因となって「骨吸収」が「骨形成」を上回った場合、骨塩量や骨の物理的強度が低下して、やがては骨粗鬆症へと進展する。ウンシュウミカンの摂取によりヒトの体内に取り込まれたβ-クリプトキサンチンは、骨芽細胞増殖因子を刺激し骨芽細胞の増殖と分化を促進して石灰化を増進させ、また、骨吸収促進因子による破骨細胞への分化、形成を抑制させることにより、骨量の減少を抑えると考えられている。

【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、JDreamⅢ、医中誌に掲載された日本語、英語の論文のうち、健常者においてウンシュウミカン由来のβ-クリプトキサンチンの摂取による骨代謝マーカーへの影響を報告した査読付き群間比較試験に関する論文を検索・抽出し、効果の有無や「研究の質」により仕分けを行った。最終的に3報について試験デザイン対象者の特性、機能性関与成分の摂取量や摂取期間等に関する情報を抽出し、系統的にレビューした。

【主な結果】
132名(男性29名、女性103名)の健常者に対する3報の群間比較試験を分析した結果β-クリプトキサンチンを1日0.3~6㎎、2~3か月摂取することで、骨代謝マーカーの変化(骨形成マーカーの上昇と骨吸収マーカーの低下)が確認され、β-クリプトキサンチンの継続摂取は、骨の健康維持に有効であると考えられた。

【科学的根拠の質】
β-クリプトキサンチンについて、調査したところ、臨床試験の報告が非常に少なく、本研究レビューでは3報のみが採択された。全ての論文において、β-クリプトキサンチンの0.3~6.0mg/日、4週から12週間の摂取により骨形成マーカー値が上昇することが確認されたが、このうち2報においては、一部のマーカーのみの有意な変化であったためその摂取量は限定的と考えられた。最も多くの代謝マーカーで有意差が確認された水準は、1報のみで3.0と6.0mg/日であった。そのため今後、β-クリプトキサンチンと骨に関して、更なる臨床研究が進むことが期待される。