熟成黒にんにく 田子の黒 機能性表示食品
届出番号 G974
商品名 熟成黒にんにく 田子の黒 機能性表示食品
届出者名 株式会社TAKKO商事
届出日 2021/12/10
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な範囲で血圧が高めの方
一日当たりの摂取目安量 62gを目安に皮をむいてお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:12.3mg
保存の方法 直射日光・高温多湿を避けて開封後は冷蔵庫または冷凍庫で保存してください。
摂取の方法 一日摂取目安量と共に記載
摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。疾病に罹患している場合又は降圧剤を服用している方や食事制限をうけている方は医師、薬剤師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42106290450103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本製品「熟成黒にんにく 田子の黒 機能性表示食品」は、にんにくのみが原材料の加工食品であり、機能性関与成分GABAは野菜や果物、穀物等に含まれるアミノ酸の一種である。
本製品と従来品である「熟成黒にんにく 田子の黒」は同等の製品であり、平成19年頃から継続的に販売されている。平成28年6月からの5年間で累計128,880㎏の販売実績があり、米国、ヨーロッパと海外への出荷経験もある。広い地域にて幅広い年齢層に食されてきた。従来製品と原材料、製造方法等がすべて同様であるため、GABA量も同様と考えられる。本製品の一日摂取目安量「62g」を継続摂取した場合であっても、これまでに従来製品に起因する健康被害情報の報告はない。また、既存情報による食経験の評価(1次情報)によっても、本製品62gの継続摂取は安全上問題がない。
念のため、既存情報による安全性試験の評価(2次情報)により、GABAの安全性を評価した。GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品について食品安全委員会で審議されており、ヒト試験による過剰摂取時の安全性試験の結果から、本製品の一日摂取目安量62g当たりのGABA12.3mg及びその3倍量のGABA36.9mgは、適切に摂取される場合には安全性に問題がないとされている。GABAは単一の低分子化合物であり、起原による性質の違いはなく、上記安全性試験の結果を本製品に含まれるGABAの安全性として判断することができる。
なお、本製品62gのアクリルアミド量は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議が報告する平均的摂取量を大きく下回り、「生殖毒性、発生毒性及び他の毒性影響(発がん性は除く)は想定されない」範囲に該当する。動物試験結果から見ても毒性影響は想定されないことが明白である。よって、アクリルアミドの観点からも、本製品を1日62g継続摂取した場合の安全性については問題がない。
医薬基盤・健康栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報によると、GABAは降圧薬等との併用により、低血圧を起こす可能性があることが判明している。しかし、本製品は降圧薬等を服用するような患者は対象としていない。念のため、摂取をする上での注意喚起をしている。降圧剤等との併用に関する対策は十分に講じられており、本製品の販売は適切であると判断される。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
本製品「熟成黒にんにく 田子の黒 機能性表示食品」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下作用に関する研究レビュー

【目的】
GABAの血圧低下効果を検証するため、リサーチクエスチョンを「血圧が正常もしくは高めの者(P)」が「8週間以上のGABAの摂取(I)」により「プラセボの摂取と比較して(C)」「血圧が低下するか(O)」として、研究レビューを実施した。

【背景】
令和元年の国民健康・栄養調査によれば、収縮期血圧が140 mmHg以上の人は男性29.9%、女性24.9%であることが報告されている。高血圧は脳梗塞、心筋梗塞等重篤な病気に繋がることもある。
米や野菜等に広く含まれるGABAには血圧降下作用が報告されていることから、正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者(軽症高血圧者)に対しての血圧低下効果を定性的研究レビューで検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本人の疾病に罹患していない正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の8週間以上の継続摂取が血圧を低下させる効果を有するかを調査するため、2021年5月31日までに公表された全ての研究文献の検索を4つのデータベースにおいて実施し、一定水準以上のレベルと判断した15報につき、評価を行った。15報すべてに二重盲検法が採用されていた。

【主な結果】
15報のうち14報において、GABAの8週間以上の継続摂取により対照群と比較して収縮期血圧の有意な低下が確認された。15報のうち10報において、GABAの8週間以上の継続摂取により対照群と比較して拡張期血圧の有意な低下が確認された。
本研究レビューの結果、血圧が高めの健常者のGABA12.3mg/日以上の継続摂取は、収縮期血圧と拡張期血圧を有意に低下させる血圧低下作用を有すると判断した。

【科学的根拠の質】
主要アウトカムについて、拡張期血圧の非一貫性については中/疑い(-1)であったが、その他においてはバイアスリスク等は全般的に低かった。本研究レビューの限界として、摂取期間の短さと、食品性状の多様性が挙げられ、より長期に摂取した場合の効果は不明である。また、食品という多成分を含んだ形態での摂取のため、GABA以外の成分の効果を排除しきれない。しかし、多数の文献で多成分を配合した食品を被検食としても効果が認められたことから、一般的な食品形状であれば本レビュー結果を適用できると考えた。