菊芋イヌリンスティック
届出番号 H1236
商品名 菊芋イヌリンスティック
届出者名 株式会社SBS
届出日 2023/02/24
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 イヌリン
表示しようとする機能性 本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女
一日当たりの摂取目安量 1本
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:イヌリン
含有量:750mg
保存の方法 直射日光、高温多湿の場所を避けて保存してください。
摂取の方法 1日1本を目安に、食べ物や飲み物に加えてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●1日当たりの摂取目安量を守ってください。●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。●原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方は摂取をお控えください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42212160120102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

○安全性試験に関する評価 -既存情報による安全性試験の評価-
一般としては、イヌリンを短期間、適切に用いれば安全性が示唆されている。8~14 g/日を8週間までは安全とされている。事例として、10gのイヌリン摂取により、膨満感があり、14gで胃腸不快感が発生した。イヌリンの摂取により胃腸のガス、腹部の膨満感、胃痙攣があり、30gを超えるとさらに多くなる。人によってはイヌリンを含む食品でアレルギーを引き起こすことがある。0.38~0.9gにおいてアナフィラキシーがあった事例が2例ある。
以上のことから、本届出品に含まれるイヌリンが10g以下で適切に摂取することで安全性は問題ないと考える。また、アレルギーについては「原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方や疾病等で治療中の方、体調の悪い方は必ず事前に医師へのご相談をお願いします。」と注意喚起することで安全性を担保する。
○医薬品との相互作用
イヌリンは食事性のカルシウムの吸収を増加させると思われているが詳細が定かではない。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」による耐容上限量2,500mg/日と「令和元年国民健康・栄養調査」で男性395~585mg/日、女性406~574mg/日より、食事から摂取されるカルシウム量が耐容上限量の約1/4以下であることから、食事性のカルシウムの吸収を高めたとしても、耐容上限量を超えることが難しいと考え、本届出品による医薬品との相互作用はなく、安全上問題ないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(1)標題
イヌリンによる食後血糖値に関する研究レビュー
(2)目的
本研究レビューは健康な成人男女に対して、プラセボ食品と比較し、イヌリンを含む食品を摂取することにより、食後の血糖値の上昇を抑えるか合理的に検証することを目的として実施した。
(3)背景
潜在的に血糖値が高く病者として強く疑われる方は1000万人以上いるといわれており、年々増加傾向にある。そのため、食後の血糖値を抑制することは健康の維持・増進を図る上では大変重要なことである。イヌリンにビフィズス菌増殖作用や血中中性脂肪上昇抑制等の機能の他に食後の血糖値上昇を抑制する機能があることが知られている。イヌリンの食後の血糖値上昇に関する国内外の論文を網羅的に評価したメタアナリシス分析や研究レビューがない。以上のことから、健康な成人男女を対象としたイヌリンを経口摂取することによる食後の血糖値上昇を抑制する機能について対照食品摂取と比較して明らかにするために研究レビューを実施した。
(4)レビュー対象とした研究の特性
適格基準を設定しPubMed及び医中誌WEBの2種類の文献サイトを活用し、健康な成人を対象としたヒト試験論文の文献検索を実施した。その結果、適格基準に適合した採用論文8報が抽出され、それらを用いて研究レビューを実施した。
(5)主な結果
健康な成人男女において、1日あたりの摂取目安量として600mg~13gのイヌリンを含む食品を摂取することにより、対照食品摂取と比較して、単回試験もしくは継続試験で食後血糖値のピークが有意に低下した論文及び食後血糖値曲線下面積が有意に低下した論文があることから、食後の血糖値上昇を抑制する機能があることが示された。
(6)科学的根拠の質
採用論文8報ではサンプルサイズ小さく、試験条件や試験内容にばらつきによる結果のばらつきも認められたが、6報が肯定的な論文でありため、十分に評価できる内容であったことからエビデンスの強さは十分であると判断した。なお、研究レビューに関する限界があり、今後さらなる研究が望まれる。