フラクトオリゴ糖きびブラウン
届出番号 H1313
商品名 フラクトオリゴ糖きびブラウン
届出者名 日本オリゴ株式会社
届出日 2023/03/10
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 フラクトオリゴ糖
表示しようとする機能性 本品にはフラクトオリゴ糖が含まれています。フラクトオリゴ糖は善玉菌として知られているビフィズス菌を増やして腸内環境を整えること、またお通じが気になる方(便秘傾向者)の便通を改善することが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 腸内環境を整えたい健常成人
一日当たりの摂取目安量 1日あたり7.5 g (小さじ2杯程度)を目安にお使いください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:フラクトオリゴ糖
含有量:3.0g
保存の方法 直射日光を避け室温で保存してください。(開封前)
摂取の方法 【使い方】お砂糖、はちみつなどの代わりに甘味として、お料理に、ヨーグルトなどの乳製品のお供に、コーヒーなどの飲料に、ハンドメイドのお菓子に。
摂取をする上での注意事項 摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42212150240103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品の類似食品として「フラクトオリゴ糖きびブラウン 700g」がある。
本類似食品は、本品と同じフラクトオリゴ糖を配合しており、100gあたりの機能性関与成分の含有量も同じである。また、本類似食品の栄養成分についてもエネルギー207kcal、タンパク質0g、脂質0g、食塩相当量0gと本品と同等である。さらに、本類似食品と本品の食品形態(液剤(シロップ状))、摂取方法も同じであるため、機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いはないと言える。また、機能性関与成分の作用への影響もないと考える。
本類似食品は、本品の一日の摂取目安量あたりの機能性関与成分が3.0gに対して、6.0gとして、すでに日本人を対象に老若男女問わずに販売しており、2016年2月~2022年5月までの期間で8万2,000本の販売実績がある。この期間において、健康被害等の有害事象に関する報告は受けていない。
以上のことから、本品は適切に摂取すれば安全性に問題はないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【表題】
「フラクトオリゴ糖 きびブラウン」に含有する機能性関与成分フラクトオリゴ糖による整腸作用に関するシステマティックレビュー
【目的】
健常成人がフラクトオリゴ糖を経口摂取すると、腸内フローラのビフィズス菌を増やし、整腸作用があるかについて、研究レビューを実施した。
【背景】
フラクトオリゴ糖は、ショ糖分子にフラクトースが1~3分子結合したオリゴ糖の総称であり、その主成分は、1-ケストース、二ストース、1-β-フルクトフラノシルニストースである。フラクトオリゴ糖は、タマネギ、ゴボウ、キビ、バナナなど日常の食生活で食する野菜や果物に広く含まれている。
フラクトオリゴ糖は、消化管酵素に対して、難消化性を有しているため、フラクトオリゴ糖を摂取しても血糖値やインスリンの上昇はほとんどおきないことや胃や大腸で分解されずに大腸に到達することが報告されている。また、フラクトオリゴ糖の資化性については、腸内細菌の中でも善玉菌のビフィズス菌に選択的に最も利用され、悪玉菌のウェルシュ菌や大腸菌群などには利用されないことも報告されており、フラクトオリゴ糖の摂取が腸内フローラを改善し、便通改善をすることが報告されている。そこで、我々は、健常成人を対象に、フラクトオリゴ糖を経口摂取すると、腸内のビフィズス菌を増やし、整腸作用を示すかについて研究レビューを実施することとした。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語および日本語の2種の文献データベース(PubMed、JDreamⅢ)を用いて、フラクトオリゴ糖を含む食品を摂取した時の整腸作用に関する論文を検索した。適格基準に照らし合わせて文献3報を採用した。採用文献2報の試験はプラセボ対照二重盲検ランダム化並行群間比較試験であり、フランスで実施された試験であった。また、残りの採用文献1報の試験はプラセボ対照ランダム化クロスオーバー試験であり、日本で実施された試験であった。
【主な結果】
採用論文2報では、フラクトオリゴ糖を2.5~10g/日摂取することによって、善玉菌のビフィズス菌数が有意に増加した。また、残りの採用論文1報(H1)では、フラクトオリゴ糖を3.0g/日摂取することよって、ビフィズス菌数と糞便菌叢でのビフィズス菌占有率が有意に増加し、便秘傾向者の排便(回数・日数・量)や便性状が有意に改善された。これらの結果は、整腸作用に関する効果指標であり、フラクトオリゴ糖の摂取は整腸作用の機能性があると判断される。
【科学的根拠の質】
採用文献3報すべてにおいて、割付の明確な記載が見られなかった。また、文献1報において、盲検性の明確な記載が見られなかったことから、総合的なバイアスリスクを「中」とした。また、採用文献について、対象、介入、対照、アウトカムの非直接性に問題ないことから、非直接性は「低」とした。非一貫性については、採用文献3報すべてにおいて、ビフィズス菌の増加が確認され、1報において排便回数、便性状等の改善が確認され、整腸作用が確認されたことから、非一貫性に問題はないと判断した。出版バイアスについては評価していないため、疑いが残るが、全体としてその他のバイアスリスクの問題はないと判断した。