届出番号 | H29 |
商品名 | 上州地鶏(ムネ肉) |
届出者名 | 株式会社クリチク |
届出日 | 2022/04/05 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 生鮮食品 |
機能性関与成分名 | イミダゾールジペプチド |
表示しようとする機能性 | 本品にはイミダゾールジペプチドが含まれています。イミダゾールジペプチドには、日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く) |
一日当たりの摂取目安量 | 50g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:イミダゾールジペプチド 含有量:400mg |
保存の方法 | 5℃以下、-18℃以下 |
摂取の方法 | 十分に加熱してお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量に摂取することで、より健康が増進するものではありません。摂取目安量を護ってお召し上がりください。降圧剤を服用中の方は、医師、薬剤師に相談してください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42204040430100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品「上州地鶏(ムネ肉)」は、2013年9月の販売開始以来、首都圏を中心に、年齢、性別、健康状態を問わず販売され、これまで年間約3.5t、9年間で延べ約32tの販売実績を有している。これは、1食あたりの摂取量を50gとすると64万食分にあたる。
「上州地鶏ムネ肉50g」とは、例えば焼き鳥で料理した場合の2本分、すなわち一般成人の副菜としての1食あたりの量であり、発売以降約9年間、これまで健康被害に関する報告はない。
以上のことより、当該食品「上州地鶏(ムネ肉)」の一日摂取目安量(50g)を摂取した場合、ヒトの健康を害する恐れはないと判断した。
医薬品との相互作用はデータベースにより、イミダゾールジペプチドの構成成分のひとつであるカルノシンと降圧剤や血圧降下作用のあるサプリメント等を併用すると、低血圧をもたらす可能性があることが報告されているため、「降圧剤や血圧降下作用のあるサプリメント等を服用中の方は、医師又は薬剤師に御相談ください。」としている。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
(ア)標題
イミダゾールジペプチドの摂取による疲労感軽減作用に関する定性的研究レビュー
(イ)目的
疾病に罹患してない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く。)において、イミダゾールジペプチドの摂取は疲労感の軽減作用を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。
(ウ)背景
イミダゾールジペプチドの摂取による疲労軽減作用は、多くの文献で報告されているが、これらの知見をまとめた研究レビューは限られている。そこで国内外の文献を精査し、研究レビューを行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2019年7~8月時点で3つ(PubMed、JDreamⅢ、医中誌Web)のデータベース上に公開されている文献を対象として、(公財)日本健康・栄養食品協会の職員3名が文献検索、文献スクリーニング、論文の質の評価、データ抽出、研究レビューの作成を行い、6名の学識経験者からなる国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の農林水産物機能性評価委員会がエビデンスの強さを評価した。
レビュー対象文献は、上記の目的について、査読付き文献であり、試験対象者を疾病に罹患していない者、介入食をイミダゾールジペプチドを含む食品、対照食をプラセボ、研究デザイン摂取ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験となっている文献を選択している。
(オ)主な結果
上記に合致する3 報(文献1、2、3)を採用文献とした。3報のうち2 報において、イミダゾールジペプチドを含む食品(ともにイミダゾールジペプチドの摂取量400mg/日)の摂取により、対照群との比較において疲労感の有意な軽減作用が認められた。残りの1 報においては、対照群との間に疲労感の軽減作用の有意傾向が認められたが、有意差は認められなかった。本研究レビューの結果から、イミダゾールジペプチドを含む食品の摂取は疲労感を軽減する作用を有するという肯定的な結果を得た。採用した文献3 報のうち、「効果あり」と判定した2 報はいずれも健常な日本人を対象者としており、想定される摂取対象者である日本人に適用可能であると考えられた。なお、全ての論文で試験食に起因する有害な事象は認められず、安全性に問題が無いことを確認した。
(カ)科学的根拠の質
本研究レビューの限界としては、採用文献数が3報と少ないことがあげられる。また、イミダゾールジペプチドの摂取期間が4週間~12週間と短く、より長期に摂取した場合の効果が不明であることも限界の1つである。しかし、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の農林水産物機能性評価委員会における評価結果は、「研究のタイプ、質、数」の目安については、効果があるRCT論文が2報あることから「C」評価、一貫性の目安については、採用文献2報で有意な効果、1報で傾向が認められていることから「B」評価としており、本レビューが表示しようとする機能性の根拠として科学的根拠の質は十分であると判断した。