食事とサラシア
届出番号 H357
商品名 食事とサラシア
届出者名 アサヒ物産株式会社
届出日 2022/08/02
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 サラシア由来サラシノール
表示しようとする機能性 本品にはサラシア由来サラシノールが含まれています。サラシア由来サラシノールには、糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇を穏やかにする機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 食後血糖値が気になる健常者
一日当たりの摂取目安量 4粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:サラシア由来サラシノール
含有量:0.6㎎
保存の方法 高温多湿、直射日光を避け、涼しい所に保管してください。
摂取の方法 1日4粒を目安にお食事の際に、水またはぬるま湯で噛まずにお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することで健康が増進するものではありません。
糖尿病薬を服用している方は、摂取前に医師、薬剤師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後はチャックを閉めて保管し、なるべくお早めにお召し上がり下さい。
乳幼児の手の届かない所に保管してください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42201210390103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

(食経験による評価)
本届出製品の機能性関与成分サラシア由来サラシノール0.6㎎/日と同量以上の0.8㎎を配合したサプリメント形状の類似商品がある。同じ剤形であり、崩壊性も確認しているため、消化・吸収過程において大きな違いはない。さらに、サラシア由来サラシノールが食品中の成分による影響や加工工程による影響を受けるという報告はないことから、機能性関与成分の変質はないと考える。
上記類似商品は健常成人を対象に2007年10月から2015年4月時点までで293万個以上販売され、重篤な有害事象は見られていない。

(医薬品との相互作用)
理論上糖尿病治療薬との併用は、相加作用により低血糖を起こす可能性がある。ただ現実的な摂取量において医薬品との相互作用を引き起こす可能性は低く、適切に摂取する上では健康上の問題はないと考えられている。そこで万全を期して、製品パッケージに摂取上の注意として「糖尿病薬を服用している方は、摂取前に医師、薬剤師に相談してください」「本品は多量に摂取することで健康が増進するものではありません」と記載し注意喚起を行った。

以上により、本届出製品は安全であり、機能性表示食品として販売することは適切であると判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)標題
サラシア由来サラシノールによる食後血糖上昇抑制作用に関する定性的システマティックレビュー

(イ)目的
「サラシア抽出物を摂取すると、食後血糖値の上昇は穏やかになるのか」を検証するため研究レビューを実施する。

(ウ)背景
サラシアの根部や幹は、インドに古くから伝わる伝承医学であるアーユルヴェーダの有用植物として、特に糖尿病の治療に有効であると伝承されてきた。サラシア抽出物に含まれるサラシノール等のチオ糖類には糖の分解を阻害し、小腸で糖の吸収を抑制する作用があることが報告されている。しかしながら、サラシノールの健常者への機能性についての研究レビューはまだない。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
外国語および日本語の文献データベースを用いて検索を行い、対象(P)が健常な成人、介入(I)がサラシア抽出物を含む食品、対照(C)がプラセボ食品、または介入前、無介入、アウトカム(O)が食後血糖の推移である臨床試験論文を収集し、サラシア由来サラシノールに食後血糖上昇を抑える作用があるか検討した。また、「Minds 診療ガイドライン作成マニュアル Ver.2.0(2016.03.15)」に基づき、各論文と研究全体でのバイアス・リスク、非直接性、エビデンスの強さなどを評価した。

(オ)主な結果
検索により 121 報をスクリーニングの対象論文とした。選択・除外基準により選抜を行った結果、2 報の論文を最終的に採用した。これらは日本で行われた臨床試験の論文であった。この 2 報の対象は健常な成人であり、介入のサラシノール摂取量は一回あたり 0.03~0.5 mgであった。2 報両方において、食後最大血糖値および食後血糖値曲線下面積(AUC)が対照食摂取時と比較して有意に低くなっていた。

(カ)科学的根拠の質
採用論文 2 報はともに二重盲検クロスオーバー比較試験であり、バイアス・リスクも高くなかったため、科学的根拠の質は確保されていると考える。また、成分が定量化されておらず参考論文としたが、サラシア抽出物を介入に用いた複数の論文において同様の結果が報告されていることから、本レビューの結論には頑健性(ロバストネス)があると考えられる。したがって、サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を穏やかにする機能には、科学的根拠があると考える。