ひざアクティブ ピルクル風味 b
届出番号 H539
商品名 ひざアクティブ ピルクル風味 b
届出者名 日清ヨーク株式会社
届出日 2022/09/15
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 グルコサミン塩酸塩、乳酸菌NY1301株
表示しようとする機能性 本品にはグルコサミン塩酸塩と乳酸菌NY1301株が含まれます。グルコサミン塩酸塩は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが報告されいます。乳酸菌NY1301株は腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 膝関節の動きに悩みのある健常成人、便秘傾向の成人男女
一日当たりの摂取目安量 2本(130mL)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:グルコサミン塩酸塩、乳酸菌NY1301株
含有量:1500mg、400億個
保存の方法 要冷蔵10℃以下
摂取の方法 一日摂取目安量をお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ・一日摂取目安量をお守りください。
・多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。
・クマリン系抗凝固剤(ワーファリン)を服用している方は医師または薬剤師にご相談ください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ・乳成分が沈殿することがあります。よく振ってお飲みください。
・開封後はすぐにお飲みください。
・容器は衝撃に弱く、においを吸収しやすいので、取扱いにはご注意ください。
・まれにボトル外側にこすれによる白い粉が付着することがありますが、製品の品質には問題ありません。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42206220290102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

1.喫食実績の評価
本届出食品は2本(130mL、一日当たりの摂取目安量)当たりグルコサミン塩酸塩が1500mg含まれている加工食品(その他)で、本届出食品と類似する食品として「ひざアクティブ ピルクル風味」(日清ヨーク株式会社)(届出番号:F546)が挙げられます。この商品はこれまでの間、日本国内で累計約1000万本(2022年5月末時点)販売されてきました。また、この商品は1日2本を目安に摂取されていると想定され、本届出食品の機能性関与成分であるグルコサミン塩酸塩を1500mg/2本含みます。この商品に関する健康被害情報はこれまでに確認されていません。したがって、本届出食品は安全であると評価しました。

2.既存情報による評価
【グルコサミン塩酸塩の安全性評価】
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報においては、グルコサミンは軽い胃腸症状やアレルギー反応を引き起こす可能性はあるものの、適切に用いれば安全性が示されていると報告されています。
さらに、グルコサミン塩酸塩1500~3000mg/日摂取した臨床試験においては、軽い胃腸症状などの軽微な副作用が発生する可能性はあるものの重篤な副作用の報告はなく、4500mg/日を摂取した臨床試験においても、副作用と思われる症状や異常は認められていません。
本品は健常成人を対象に機能性関与成分であるグルコサミン塩酸塩の摂取目安量を1500mg/日としているため、摂取目安量を守り適切に摂取する場合においては健康を害する恐れが少なく、安全性が高いと考えられます。

【乳酸菌NY1301株の安全性評価】
食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、乳酸菌 NY1301 株を関与成分として配合した製品「ピルクル 400」について、安全性について問題がないとの判断がなされております。
また、医薬品との相互作用についても、問題となる報告はありませんでした。

以上を持ちまして、当該製品の安全性については十分であると評価いたしました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

[グルコサミン塩酸塩が膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげる機能について](研究レビュー)
(ア)標題
本品「ひざアクティブ ピルクル風味 b」に含有する機能性関与成分グルコサミン塩酸塩が膝関節機能におよぼす影響に関する研究レビュー
(イ)目的
健常者を対象に機能性関与成分グルコサミン塩酸塩(グルコサミン)摂取が膝関節機能におよぼす影響を評価することを目的とした。
(ウ)背景
グルコサミンは変形性関節症の症状を緩和し、関節機能を改善することが多数報告されている。その作用機序としてグルコサミンは好中球機能を抑制することによって、炎症反応に伴う組織障害に対して防御的に作用し、抗炎症作用を発揮することが報告されている。また、グルコサミンは変形性関節症の症状を改善するとともに、軟骨分解マーカーであるCTX-IIを抑えることが報告されている。
しかし、グルコサミンの臨床研究のほとんどは変形性関節症の患者を対象としたものである。ここでは、健常者を対象とした臨床研究を用いてグルコサミン摂取が膝関節機能におよぼす影響に関する研究レビューを行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2018年1月24日までに英語および日本語で発表された文献を複数のデータベースを用いて検索し、5報の文献を評価対象とした。評価対象とした文献は健常者を対象に膝関節機能の評価指標として膝の可動域、WOMAC、JKOM、VAS、CTX-II、CPII、CTX-II/CPIIにおよぼすグルコサミンの影響を評価したものであった。なお、本研究レビューの実施にあたり、評価対象とした文献の著者とレビューワーの間に利益相反はない。
(オ)主な結果
グルコサミン摂取によって膝の可動域、VASなど膝関節機能の改善が認められた。さらに、CTX-IIおよびCTX-II/CPIIの減少など軟骨代謝の改善傾向が示唆された。従って、グルコサミン1500mg/日の摂取は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが期待でき、膝関節の動きに悩みのある方に適していると結論付けた。
(カ)科学的根拠の質
評価対象とした文献において科学的根拠の質に大きく影響するバイアスリスクは検出されなかった。一方、グルコサミンは変形性関節症の患者を対象とした研究が多数報告されている中で、被験者に変形性関節症患者を除外した臨床試験は非常に少数であることが本研究レビューの限界である。従って、レビューの精度を高めるためにも定期的に情報収集を行い、データを重ねていく必要があると考えられる。

[乳酸菌NY1301株の腸内環境を改善する機能について](研究レビュー)
(ア)標題
乳酸菌NY1301株の腸内環境改善作用に関する研究レビュー
(イ)目的
便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するかの検証を目的としました。
(ウ)背景
乳酸菌NY1301株は、腸内の環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ関与成分として、2001年に特定保健用食品の許可を受けた乳酸菌です。乳酸菌NY1301株の有用性を示した研究は数多く公表されていますが、研究レビューについては確認されていませんでした。そこで、今回「便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施しました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2019年5月8日、2019年7月6日の2回に分けて、国内外の3つのデータベースを用いて検索を実施しました。18歳以上の健常な日本人を対象とした文献を抽出し、事前に定めた条件によって取捨選択を行いました。その結果、最終的に評価することになった論文はRCTが1報でした。
(オ)主な結果
乳酸菌NY1301株400億個/日、2週間の摂取では、プラセボ摂取と比較して、摂取期間平均の排便回数が有意に増加しました。摂取期間平均の排便日数、および排便量については、増加傾向にとどまりました。また、便中細菌占有率ではプラセボと比較して、乳酸菌NY1301株の摂取は、Lactobacillus属が有意に増加し、B.longum subsp.longum属に関しては乳酸菌NY1301株の摂取前後で有意な増加を示しました。
(カ)科学的根拠の質
採用した研究について、高度の症例減少バイアスが見られました。また、アウトカムでは便通と便中細菌占有率に標準偏差の大きさからくる不精確がありました。研究レビュー全体としては、文献の検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での論文収集の網羅性の問題や出版バイアスの存在は否定できないため、今後さらなるエビデンスの拡充が望まれます。