さらさらゴールド タマネギ
届出番号 H846
商品名 さらさらゴールド タマネギ
届出者名 株式会社植物育種研究所
届出日 2022/11/28
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 ケルセチン
表示しようとする機能性 本品にはケルセチンが含まれています。ケルセチンには健常な高齢者の加齢によって低下しがちな積極的な気分を維持するのに役立つ機能があることが報告されています。本品を可食部150g食べると、機能性が報告されている1日当たりの50%の機能性関与成分量が摂取できます。
当該製品が想定する主な対象者 健常な高齢者
一日当たりの摂取目安量 可食部150g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ケルセチン
含有量:25mg
保存の方法 直射日光や高温多湿の場所を避け、冷暗所で保存してください。
摂取の方法 1日当たり可食部150gを目安にサラダまたは炒める、茹でる等の加熱調理をして、お召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42202280610104

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

タマネギは世界的に生産、消費されている野菜であり、日本では、明治以降に一般的に栽培、消費されるようになった。現在、日本において最も多く摂取されている野菜のうちの1つであり、令和元年の国民健康・栄養調査1)の結果から、日本人におけるタマネギの1日あたりの摂取量は平均32.1gと報告されている。本製品の品種「さらさらゴールド」は栽培されてから8年以上が経過し、北海道全域で約800t収穫(ホクレン調べ)され、全国の取引先へ出荷・納品されている(令和2年産)。
また、ケルセチンは、植物界に広く存在するフラボノイドの一種である。タマネギ、緑茶、アスパラガス、ピーマン、トマト、リンゴなどに含まれており、我が国における主要摂取源はタマネギや緑茶である1)。ケルセチンの1日の平均摂取量は16-18mg程度と推定されており、50mg/日を超える人も存在する1)。また、タマネギの摂取量としては1日平均200gを超える人が存在する2)。
以上のことから、当該商品をタマネギ可食部として1日あたり150g、ケルセチン含量として25mg摂取することにおいて、十分な食経験があると考えらえる。
<参考文献>
1)令和元年国民・健康栄養調査 食品群別摂取量 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450171&tstat=000001041744&cycle=7&year=20190&month=0&tclass1=000001148507
2) Nishimuro H., et al., Estimated Daily Intake and Seasonal Sources of Quercetin in Japan, Nutrients, 2015, 7, 2345-2358; doi:10.3390/nu7042345.

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

「標題」
ケルセチンの摂取による加齢によって低下しがちな積極的な気分ややる気の維持・改善に関する定性的研究レビュー

「目的」
健常な中高年において、ケルセチンを含む食品の摂取が加齢によって低下しがちな積極的な気分ややる気を維持するかを検証する。

【背景】
ケルセチンはフラボノイドの一種でタマネギが主要摂取源となっている。ケルセチンを主とするフラボノール摂取による介入試験のメタアナリシスにおいて、総コレステロール、LDL-コレステロール値、血糖値および血圧の低下やHDL-コレステロールの増加が認められると報告されている。しかしながら、ケルセチンの行動・心理症状に関連する研究は少なく、研究レビューも見当たらない。そこで、健常な中高年において、ケルセチンを含む食品の摂取が加齢による積極的な気分ややる気の低下に及ぼす効果を検証することとした。

【レビュー対象とした研究の特性】
リサーチクエスチョン「健常な中高年において、ケルセチンを含む食品の摂取はプラセボ食品と比較して、加齢によって低下しがちな積極的な気分ややる気を維持するのか?」に基づいて、3つのデータベースPubMed(最終検索日:2022年7月22日)、医中誌Web(最終検索日:2022年7月29日)、JDreamⅢ(最終検索日:2022年7月22日)を用いて検索を行った。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献を除外し、「論文の質の評価」により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)がある文献を採用文献とした。採用文献における積極的な気分ややる気を効果指標として、エビデンス総体の評価を実施した。

【主な結果】
適格基準に合致した1報の文献を採用した。採用文献において、健常な高齢者(軽度認知障害(MCI)の者を含む)がケルセチン50mg/日を含む食品を摂取することにより、プラセボ群との比較において加齢によって低下しがちな積極的な気分を維持する作用が認められた(効果あり)。

【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界としては、採用文献が1報と少ないことがあげられる。また、ケルセチンの摂取期間が24週間であり、さらに長期に摂取した場合の効果が不明であることも限界の1つである。さらなるエビデンスの充実が必要ではあるものの、本研究レビューの結果から、ケルセチンの摂取は加齢によって低下しがちな積極的な気分を維持する作用を有すると考えられた。