
届出番号 | H876 |
商品名 | ヘルシア 茶カテキンの力α |
届出者名 | 花王株式会社 |
届出日 | 2022/12/01 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 茶カテキン |
表示しようとする機能性 | 本品は茶カテキンを含みます。茶カテキンには、BMIが高めの方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | BMIが高めの方、内臓脂肪が気になる方(疾病に罹患していない方) |
一日当たりの摂取目安量 | 1日2本を目安に、1本(3.0g)につき、お湯または水約170mlに溶かしてお召し上がりください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:茶カテキン 含有量:540mg |
保存の方法 | 高温、多湿、直射日光を避けてください |
摂取の方法 | (一日当たりの摂取目安量と共に表示) |
摂取をする上での注意事項 | 多量摂取により、より健康が増進するものではありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42209220530102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品としての喫食実績はないため、本品と類似する食品の喫食実績により、安全性を評価した。
以下の理由により、機能性表示食品として喫食実績のある「ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味」(届出番号C378)と「ヘルシア 茶カテキンの力」(届出番号F965)は、本品と類似する食品と見なすことができる。
<類似する食品と見なせる理由>
・本品と類似する食品は、同一の機能性関与成分である茶カテキンを、一日摂取目安量当たり同量の540 mg含む、緑茶風味の粉末清涼飲料であり、機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いがない。
・本品と類似する食品の加工工程は、同等であり、食品中の成分による影響や加工工程による影響等により機能性関与成分が変質していない。
・本品と類似する食品は、一日摂取目安量及び一日摂取目安量当たりの栄養成分が大きく異ならない。
「ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味」は、機能性表示食品として、日本国内で2019年3月から2022年6月までに約920万本分(一日当たりの摂取目安量2本)が販売され、現在も販売中である。「ヘルシア 茶カテキンの力」は、機能性表示食品として、日本国内で2021年10月から2022年6月までに約240万本分(一日当たりの摂取目安量2本)が販売され、現在も販売中である。
なお、「ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味」及び「ヘルシア 茶カテキンの力」の摂取による安全性上の問題は発生していない。
本品と類似する食品である「ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味」と「ヘルシア 茶カテキンの力」の喫食実績から、本品に類似する食品の喫食実績による食経験は十分であると評価した。
医薬品との相互作用について調査した結果、ヒトにおける報告や、細胞試験や動物実験において、機能性関与成分である茶カテキンと医薬品との相互作用に関する報告が認められた。しかしながら、茶カテキンは、本品と類似する食品である「ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味」及び「ヘルシア 茶カテキンの力」や、一般的な緑茶などの食品からの喫食実績が豊富であり、ヒトにおいては、茶カテキンと医薬品との相互作用による有害事象は報告されておらず、日常摂取の範囲であれば問題は無いと考える。
以上より、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題は無いと評価した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
(ア)標題
機能性関与成分「茶カテキン」による内臓脂肪への影響の定量的研究レビュー(メタアナリシス*)
(イ)目的
疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く、肥満1度含む)が、茶カテキンを含む飲料を継続摂取した時と、茶カテキンを含まない又は通常の緑茶程度の茶カテキンを含む対照飲料を継続摂取した時とを比較して、茶カテキンの摂取が、内臓脂肪に与える影響を検証した。
(ウ)背景
茶カテキン摂取の内臓脂肪への影響を定量的に検証した報告はないため、メタアナリシスを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2020年10月5日に3つのデータベースの開設時から検索日までを対象とし、茶カテキンを含む飲料の摂取と茶カテキンを含まない又は通常の緑茶程度の茶カテキンを含む対照飲料の摂取とを比較した査読付きの試験を検索した。検索の結果、疾病に罹患していない日本人成人を対象とした7報のランダム化比較試験(**)を採用し、内臓脂肪への影響をメタアナリシスで検証した。採用文献7報は、全て12週間試験飲料を摂取し、内臓脂肪の評価指標である腹部内臓脂肪面積を評価した試験であった。なお、採用文献7報中5報の著者に試験飲料の製造元社員が含まれていた。
(オ)主な結果
茶カテキン539.7 mg/日以上の12週間摂取は、腹部内臓脂肪面積を対照飲料の摂取と比較して5.13 cm2有意に減少させた(p < 0.05)。このことから、茶カテキン539.7 mg/日以上の12週間の継続摂取は、疾病に罹患していない日本人成人の内臓脂肪を低減させる効果を持つことが示された。以上より、茶カテキンを一日摂取目安量当たり540 mg含む本品は、内臓脂肪を低減させる効果を持つと考えられた。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が7報であり、メタアナリシスで検証していることから、科学的根拠の質は担保されていると考えられる。また、採用文献は全て日本人成人を対象とした試験であるため、茶カテキンは日本人において内臓脂肪を低減させる機能性を持つと考えられる。なお、採用文献の食品性状はすべて飲料であるため、飲料以外での食品性状での機能性は不明である。
*メタアナリシス:複数の研究の結果を統計学的に統合して効果を評価する方法。ランダム化比較試験のメタアナリシスは、最も質の高い根拠とされている
**ランダム化比較試験:評価の偏りを避けて客観的に効果を評価できる試験方法で、信頼性の高い結果が得られるとされている試験方法