サンファイバー血糖・腸内環境
届出番号 H918
商品名 サンファイバー血糖・腸内環境
届出者名 株式会社タイヨーラボ
届出日 2022/12/12
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 グアーガム分解物(食物繊維)
表示しようとする機能性 本品には、グアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。 グアーガム分解物(食物繊維)は、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える機能が報告されています。 グアーガム分解物(食物繊維)は、腸に届いて善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、腸内環境を良好にする機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常者
一日当たりの摂取目安量 1本(4.7 g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:グアーガム分解物(食物繊維)
含有量:3.5 g
保存の方法 直射日光・高温多湿を避け、室温にて保存してください。
摂取の方法 お飲み物などによく溶かしてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
体質・体調によっておなかの張りを感じる場合があります。
溶け残りがないよう、よくかき混ぜてお召し上がりください。
ポリフェノールの多く含むもの(緑茶など)に添加すると黒っぽく変色することがありますが、品質に問題はありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 個包装を開封後は、すぐにご使用ください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42210200620102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

グアーガム分解物について、太陽化学株式会社より製品名「サンファイバー」として1988年に上市され、主に食品原料として日本をはじめ世界各国に30年以上販売されている。グアーガム分解物が配合された食品は国内で多数販売され、特定保健用食品にも使用されている。米国では一般に安全と認められる物質(GRAS)分類されている。さらに、2004年からはグアーガム分解物を含むサプリメント「サンファイバー」として日本国内に販売されているが、これまでに重大な健康被害は報告されていない。
以上から、当該製品の安全性に問題はないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)標題
グアーガム分解物(食物繊維)による糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える機能に関するシステマティックレビュー

(イ)目的
グアーガム分解物(食物繊維)を摂取させると、プラセボと比べ、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑えるかについて調査した

(ウ)背景
グアーガム分解物には、食後血糖値の低下作用など生活習慣病に対する良好な作用が報告されているが、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える機能に関して統合的な判断はされていなかった。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
「PubMed」「JDreamⅢ」を用いて英語および日本語による文献検索を行った。対象集団は空腹時血糖値が126 mg/dl未満又は75 g OGTT 2時間値が140 mg/dl以上200 mg/dl未満の境界型の者、または食後血糖が140 mg/dl以上200 mg/dl未満の食後血糖が高めの者を含む健常者とし、グアーガム分解物を含む食品の摂取による食後血糖の上昇抑制を目的とした介入試験研究を対象として、研究レビューを実施した。適格基準に合致した文献は査読付き論文1報であり、試験デザインはランダム化コントロール比較試験(RCT)であった。

(オ)主な結果
選定された1報を評価した結果、グアーガム分解物(食物繊維として)3 gを食事とともに摂取することにより、食後血糖血中濃度曲線下面積(AUC値)および食後血糖のピーク値(Cmax)が有意に低下することが認められた。これらは特定保健用食品の「食後の血糖上昇関係」において適切な評価指標とされる項目であり、これらの値に有意な低下が認められたことは、食後の血糖値の上昇を抑制していることを示す。

(カ)科学的根拠の質
調査対象の文献1報は査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、研究の質は高く、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える機能に関して一定の根拠が認められた。しかし、採用文献が1報と少なく、また、バイアスリスクにやや疑いが認められ、出版バイアスの可能性も否定できないことから、さらなる臨床研究が望まれる。

(ア)標題
グアーガム分解物(食物繊維)による善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にする機能に関するシステマティックレビュー
(イ)目的
健常者を対象に、グアーガム分解物を含む食品を摂取させると善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にするかについて検証した。

(ウ)背景
腸内細菌の一種であるBifidobacterium属細菌(ビフィズス菌)には、便秘改善や有害菌の排除、発ガン関連酵素の活性低下などの有用作用が報告されており、有用菌の代表として一般に広く知られている。一方、グアーガム分解物には摂取後に糞便中のビフィズス菌が増加したという研究報告はあるものの、ビフィズス菌を増やして腸内環境を良好にする機能に関して統合的な判断はされていなかった。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
「PubMed」「JDreamⅢ」を用いて、英語および日本語による文献検索を行った。対象集団は健常者とし、グアーガム分解物を含む食品の摂取による糞便中のビフィズス菌の増加作用を目的とした介入試験研究を対象として、研究レビューを実施した。適格基準に合致した文献は査読付き論文2報であり、試験デザインはランダム化コントロール比較試験(RCT)であった。

(オ)主な結果
選定された2報を評価した結果、1日あたりグアーガム分解物3.5 g以上を摂取することにより、プラセボ摂取時と比較して健常者の糞便中のビフィズス菌が有意に増加することが認められた。従って、グアーガム分解物には善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にする機能があると考えられる。

(カ)科学的根拠の質
調査対象の文献2報は査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、いずれも研究の質は高く、善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にする機能に関して一定の根拠が認められた。しかしながら、採用文献が2報と十分とは言えず、また、バイアスリスクにやや疑いが認められ、出版バイアスの可能性も否定できないことから、更なる臨床研究が望まれる。