GABA+K(ギャバプラスケー)
届出番号 H946
商品名 GABA+K(ギャバプラスケー)
届出者名 株式会社日本予防医学研究所
届出日 2022/12/19
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれます。GABAには日常の身体活動により中高年の方の加齢に伴い低下する筋肉量を維持する機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女(加齢による筋肉量の低下が気になる方)
一日当たりの摂取目安量 1日4粒を目安に水などでお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:100mg
保存の方法 高温多湿および直射日光を避け、涼しい所に保存してください。
摂取の方法 1日4粒を目安に水などでお召し上がりください。(一日摂取目安量と併せて表示)
摂取をする上での注意事項 ●食物アレルギーのある方、薬を服用したり通院中の方は、お召し上がりになる前にお医者様とご相談ください。
●降圧薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ●乳幼児の手の届かないところに置いてください。
●食品のため衛生的な環境でお取り扱いください。
●本品は原材料の性質上、外観やにおいに多少の違いが生じる場合がございます。お気づきの点がございましたら、お問い合わせ先までご連絡ください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42212191070100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品は機能性関与成分(GABA)を一日当たりの摂取目安量で100 mg配合した食品である。新製品であるため、最終製品での喫食実績がないため、既存情報における機能性関与成分GABAでの安全性評価をした。
1、既存情報による食経験の評価:公的機関、民間機関のデータベースにおいて、機能性関与成分GABAの喫食実績を調査した。その結果、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜100 g中にGABAが20~50 mg以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80 mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており、食品安全委員会において「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。
2、安全性試験による評価:GABAの食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、24報あった。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、本品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験においても安全性に問題のないことが報告されていることから、本品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。
GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられたGABAと本品に含まれるGABAは同等のものであると言える。
以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した本品の安全性に問題はないと考えられる。しかしながら降圧剤などの医薬品を併用すると血圧を下げすぎてしまう可能性が報告されているので、摂取をする上での注意事項に、降圧剤等の医薬品服用者は本品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】GABA摂取による筋肉量の維持作用に関するシステマティックレビュー

【目的】25歳以上の健康な成人男女がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品(プラセボ)を摂取した場合で、日常生活における筋肉量の維持に対する効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】フレイルには“身体的フレイル”“精神・心理的フレイル”“社会的フレイル”があるが、身体的フレイルの要因にサルコペニアが挙げられる。サルコペニアは筋肉量が減少していく老化現象であり、25~30歳頃から始まり生涯を通して進行する現象である。したがって、筋肉量を維持することが身体的フレイルの予防に重要である。一方、GABA摂取により成長ホルモンの分泌と同期している徐波睡眠の時間延長や血漿中の成長ホルモン分泌促進が報告されている。本研究レビューでは筋肉量の減少が始まる25歳以上の健常成人を対象とし、GABA摂取による筋肉量を維持する効果について、網羅的に検索し機能性について検討した。

【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査をした結果、健康な成人を対象とし、GABA摂取時とプラセボ摂取時を比較した試験デザインであり筋肉量(総除脂肪量)を評価している文献2報を採用し評価した。

【主な結果】採用文献2報ともランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験であり採用文献[1]では53~63歳の健康な中高齢女性に一日当たりGABA 54.5±0.071 mgを8週間摂取させる条件、採用文献[2]では26~48歳の若年齢から中高齢の成人男性にGABA 100 mgを12週間摂取させる条件であり、総じてプラセボ摂取時と比較して、筋肉量(総除脂肪量)が有意に増加することを確認した。
採用文献2報ともGABA摂取だけでなく身体活動も条件に含まれていたので、日常の身体活動に加え、一日当たりGABAを54.5~100 mgを8~12週間摂取することにより、健康な成人男女の筋肉量を維持する機能が期待できると評価した。
研究レビュー後の考察により、筋肉量維持作用が健康維持増進として求められる対象者は中高年男女であると考え、本品の想定する対象者は「健常な中高年男女」とし、「加齢による筋肉量の低下が気になる方」とした。

【科学的根拠の質】非直接性と不精確で中程度のリスクがあり、科学的根拠の質は弱いと評価したため、今後も定期的に研究レビューを実施し、検証する必要があると考えられた。