抑糖番茶
届出番号 I40
商品名 抑糖番茶
届出者名 有限会社今屋老舗
届出日 2023/04/06
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 エピガロカテキンガレート(EGCG)
表示しようとする機能性 本品にはエピガロカテキンガレート(EGCG)が含まれます。エピガロカテキンガレート(EGCG)には食後血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 食後血糖値の上昇が気になる成人健常者
一日当たりの摂取目安量 500ml
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:エピガロカテキンガレート(EGCG)
含有量:140.2mg
保存の方法 高温多湿を避け移り香にご注意ください。
摂取の方法 水出し茶の作り方(摂取の方法)を参照
摂取をする上での注意事項 一日当たりの摂取目安量をお守りください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 つくったお茶は保存せず、できるだけお早めにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42212050990103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品は、通常の緑茶を使用した製品で、機能性関与成分エピガロカテキンガレート(EGCG)の一日摂取目安量あたりの量は140.2mgです。この量は下記に示すように食経験のある量であり、既存情報においても安全であると判断しました。
1.EGCGの食経験の評価: 機能性関与成分であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は緑茶に元々含まれているカテキンの一種です。EGCGは緑茶に含まれるカテキン類の中でも最も量が多く、その半分以上をEGCGが占めるとされています。EGCGは茶飲料にも多く含まれています。茶の飲用は日本で1,000年以上の歴史をもち、疫学調査では緑茶産地の住民の多くが茶カテキンを1~1.5 g/日摂取している可能性も示唆されています。このようにEGCGが含まれる茶飲料は昔から飲まれていますが、主だった健康被害は報告されておらず、十分な食経験があると考えられます。
2.既存情報による評価: 茶カテキンを関与成分とした特定保健用食品が販売されており、これまでに主だった健康被害は報告されていません。なお、「ナチュラルメディシン・データベース」及び「国立健康・栄養研究所 「健康食品」の素材情報データベース」では、下記のようにEGCGが含まれるカテキン及び茶に関する安全性がまとめられています。・「ナチュラルメディシン・データベース」6)
【緑茶(EGCG)】:緑茶の摂取は、適量であれば、ほとんどの成人にとって安全。緑茶のエキスの経口摂取はほとんどの人におそらく安全であるが、胃のむかつきや便秘を生じる人がいる場合や緑茶エキスの摂取により肝疾患を引き起こした例がまれに報告されている。・「国立健康・栄養研究所 「健康食品」の素材情報データベース」
【カテキン】:通常量の緑茶としての飲用では、おそらく安全である。
【茶】:緑茶および緑茶エキスは適量であれば経口摂取でおそらく安全と思われるが、多量の経口摂取はカフェインの副作用が出やすくなるので、危険性が示唆されている。
本品のカフェイン含有量も通常の緑茶と同程度であることからこのような害作用はないと判断しました。そして、過剰摂取を避けるため摂取上の注意として「一日当たりの摂取目安量をお守りください。」としています。
以上のことから、本品の安全性については問題ないと判断しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
機能性関与成分エピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取による食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー
【目的】
疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く。)において、エピガロカテキンガレート(EGCG)を含む食品の単回摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する(おだやかにする)か検証するため、定性的研究レビューを実施した。
【背景】
カテキンの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、緑茶に含まれるカテキンの中で最も量が多いことが知られている。エピガロカテキンガレート(EGCG)は、血糖値に関してはラットのαグルコシダーゼに対して阻害作用があることが報告されているほか、マウスにおいて糖負荷後の血糖値の上昇を抑制することが報告されている。しかし、成人健常者を対象とした論文を評価した研究レビューは報告されていません。そこで、定性的研究レビューを実施し、健常な日本人におけるエピガロカテキンガレート(EGCG)の食後血糖値の上昇抑制作用について検証することとした。
【レビュー対象とした研究の特性】
3つのデータベース(PubMed、医中誌Web、JDreamⅢ)より目的に合致した文献を
検索した。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献を除外し、「論文の質の評価」により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)がある文献を採用文献とした。
【主な結果】
採用文献は、健常な日本人男女を対象とした試験であった。採用文献のエピガロカテキンガレート(EGCG)摂取量は140.2 mg/日であり、エピガロカテキンガレート(EGCG)140.2 mg/日以上の摂取により疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く。)において、食後血糖値の上昇が抑制される(おだやかになる)ことが示唆された。
【科学的根拠の質】
採用された文献1報は査読付文献で日本語で記載されていた。試験デザインは、二重盲検ランダム化プラセボ対照クロスオーバー比較試験であった。また対象者は健常な日本人男女であった。論文の質の評価において、バイアスリスク、非直接性、不精確については低(0)、非一貫性、出版バイアスで中/疑い(-1)と評価した。以上のことを総合的に判断し、エビデンスの強さは示唆的な根拠がある(C)とし、結果に大きな影響を与えるものではないと判断した。