
届出番号 | J1147 |
商品名 | iBODY(アイボディ) マイコミットMCT(エムシーティー)ゼリー |
届出者名 | 常盤薬品工業株式会社 |
届出日 | 2025/02/06 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(錠剤、カプセル剤等) |
機能性関与成分名 | 中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸) |
表示しようとする機能性 | 本品には中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)が含まれます。中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)は運動時の脂肪の燃焼を高めることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健常者(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む)および授乳婦を除く) |
一日当たりの摂取目安量 | 1日当たり1本を目安に、袋を開けて中身を軽く押し出し、よくかんでお召し上がりください。 |
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸) 含有量:1.6g(オクタン酸:1.2 g、デカン酸:0.4g) |
保存の方法 | 直射日光、高温をさけて保存してください。 |
摂取の方法 | 1日当たり1本を目安に、袋を開けて中身を軽く押し出し、よくかんでお召し上がりください。(1日摂取目安量に合わせて記載) |
摂取をする上での注意事項 | 原材料をご確認の上、食物アレルギーが心配な方は、お召し上がりにならないでください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取量が多いと、お腹がゆるくなることがあります。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skF24IAE |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本届出品の原材料は、西暦2010年より製造販売する食用油である日清MCTオイルと同じであり年間1百トン以上の流通実績がある。機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いはなく、製造加工および使用時の加熱調理による機能性関与成分の変性もなく、非加熱の生食でも摂取する食用油である。また、届出番号G144「日清MCT(エムシーティー)オイル」は日清MCTオイルと同じであり、一日当たりの機能性関与成分の摂取目安量は本品と同じである。日清MCTオイルによる重大な健康被害の報告はない。
つぎに、本届出品と機能性関与成分が同じであり、一日当たりの機能性関与成分の摂取目安量が同じである「ヘルシーリセッタ(特定保健用食品、許可番号447)」と、一日当たりの機能性関与成分の摂取目安量が4.6gと本届出品の機能性関与成分の同等量以上である「リセッタソフト(特定保健用食品、許可番号591)」について評価した。どちらも機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いはなく、製造加工および使用時の加熱調理による機能性関与成分の変性もなく、非加熱の生食でも摂取する食品である。どちらも重大な健康被害の報告はない。
これらの食品の喫食実績からその安全性は十分に高いと考えられたものの、本届出品と製造工程が異なる食品であることから、食経験の評価は「十分でない」と判断し、既存情報による安全性試験の評価を行った。食品安全委員会の食品安全総合情報システムには、機能性関与成分中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)を含むリセッタ健康ソフト(一日当たりの機能性関与成分の摂取目安量は4.6g)について評価書が収載されており、ヒト試験の項で中鎖脂肪酸トリグリセリドを一日40g(機能性関与成分中鎖脂肪酸の摂取量として32g)・4週間摂取させ、安全性に問題はないと判断される。」と記載があった。
本届出品は1日摂取目安量当たりの機能性関与成分中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)の含有量が1.6gであり、評価書のヒト試験で示された一日当たり中鎖脂肪酸摂取量32gは本届出品の機能性関与成分摂取量の20倍に相当することから、既存情報による安全性試験の評価に関して「十分である」と判断した。また、リセッタ健康ソフトの原材料である食用精製加工油脂に含まれる中鎖脂肪酸油と、本届出品の原材料である中鎖脂肪酸油は、いずれも日清オイリオグループ株式会社製であり、本届出品の機能性関与成分の同一性を確認した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【標題】機能性関与成分中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)の摂取による運動時の脂肪燃焼を高める機能に関する研究レビュー(定量的システマティックレビュー)
【目的】本研究の目的は、P:疾病に罹患していない者に対して、I:中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)含有食品を経口摂取することにより、C:プラセボ食品の経口摂取と比較して、O:運動時の脂肪の燃焼を高める機能がみられるか評価を行った。
【背景】生活習慣病を発症する要因の一つに肥満があり、肥満の解消は我が国の保健医療政策上、重要な課題となっている。肥満の解消には、食事指導による摂取エネルギーの抑制や運動の勧奨などによる消費エネルギーの増加などの行動変容が基盤となる。エネルギー代謝における脂肪消費・燃焼を高める機能は、脂肪由来のエネルギーの消費を増加させることで肥満の改善や予防に役立ち、健康の維持・増進に役立つ。脂肪の燃焼を高める食品成分の一つとして中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)があり、ヒト臨床試験において健常者の運動時の脂肪燃焼を高めることが報告されている。そこで、疾病に罹患していない者が中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)を摂取することで、運動時の脂肪燃焼を高める機能がみられるか、研究レビューを実施し検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】本研究のデザインは研究レビュー(定量的研究レビュー)であり、4つの電子データベースを使用し、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)を用いて運動時の脂肪燃焼について調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した。評価項目「脂肪酸化量」「脂肪酸化率」「最大脂肪酸化率」「呼吸交換比」について、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)摂取群とプラセボ群のデータについて調査・評価を行った。
【主な結果】5報のRCT論文が抽出され、評価項目に対する定性、定量の両面での解析結果に基づき、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)摂取がプラセボ摂取に比べて運動時の脂肪燃焼を有意に高める機能があると判断した。
【科学的根拠の質】本研究の限界としては、複数の採用論文の主な資金源が著者の所属する企業であることから利益相反が否定できないこと、また、英語および日本語の論文のみを抽出対象としていることから言語バイアスについて否定できないことが挙げられるが、一貫して肯定的な結果が得られていることを踏まえ、totality of evidenceの観点から、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)の介入は有効であり、エビデンス総体の確実性は「高」と判断した。以上より、表示しようとする機能性を裏付ける根拠になると判断した。