
届出番号 | J1186 |
商品名 | Assist NMN(アシスト エヌエムエヌ) 300 |
届出者名 | 小林香料株式会社 |
届出日 | 2025/02/17 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(錠剤、カプセル剤等) |
機能性関与成分名 | NMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド) |
表示しようとする機能性 | 本品含まれるNMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド)には、中高年の睡眠の質を高める機能、歩く速さを助ける機能が報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な中高年 |
一日当たりの摂取目安量 | 1粒 |
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:NMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド) 含有量:300mg |
保存の方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存してください。 |
摂取の方法 | 一日あたり1粒を目安に、水またはぬるま湯でお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。内容物に色の変化が見られることがありますが、品質に問題はありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skGfuIAE |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
①喫食実績による食経験の評価
当該届出商品は、機能性関与成分であるNMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド)【以下、「NMN」と記載】を一日摂取目安量当たり300mg含有する食品です。当該届出商品と類似する食品は、届出者であり原料メーカーの小林香料株式会社がNMNの製造販売を開始した当初から現在まで販売されていて、2023年12月~2024年9月の10ヶ月間における販売量はNMN換算で約0.4t(約450,000食に相当、30日分換算で約15,000個に相当)でした。これらの類似する食品は年齢や性別を問わず全国規模にて販売されていますが、これまでに重篤な健康被害の報告は受けていません。但し、喫食期間が短いので下記の既存情報による安全性試験の評価を行いました。
②既存情報による安全性試験の評価
機能性関与成分のNMNについてのヒトを対象とした安全性に関する報告が14報ありました。100~500mgのNMNを単回、一日250mgのNMNを10~24週間、一日300~2,000mgのNMNを14日~6週間摂取した14報全ての報告において重篤な有害事象はなく、NMNには忍容性があり、摂取に際して安全と考えられる旨が報告されています。なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。
以上のことから、当該届出商品は一日摂取目安量を守り、適切に摂取する場合、安全であると判断しました。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
●睡眠の質
標題:NMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド)【以下、「NMN」と記載】による睡眠の質の機能性に関する研究レビュー
目的:成人健常者にNMNを摂取させると摂取しない場合に比べて睡眠の質が高まるかの検証を目的としました。
背景:身体及びこころの健康を保つための三要素は、適度な「運動」、バランスの取れた「栄養・食生活」、心身の疲労回復と充実した人生を目指す「休養」とされています。この内の「休養」については、健やかな睡眠があってこそ十分な休養を取ることができるとされています。NMNは、複数のヒト試験において睡眠の質に関する効果が示されていますが、効果を総合的に解析した研究レビューの報告はありませんでした。
レビュー対象とした研究の特性:文献データベースを用いて、上記の目的に関連する論文を検索しました (検索日 2024年9月19日)。また、ハンドサーチを実施しました(検索日2024年9月19日)。最終的に3報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。
主な結果:NMNの摂取は、中高年の睡眠の質を高める可能性が高いことが示唆されました。なお、評価対象とした論文における一日当たりのNMNの摂取量は250~300mgであり、重篤な副作用はみられませんでした。
科学的根拠の質:採択した論文全体として表示しようとする機能性が示唆されました。但し、採択した論文の一部には機能性の有意差が認められないものが含まれています。エビデンス総体の確実性は、高(A)・中(B)・低(C)・とても低い(D)の4 段階の内、「中(B)」でした。研究の限界としては、評価対象とした論文全体として対象者の年齢層に偏りがあり、広い年齢層への外挿性が考察しがたいことが挙げられます。また、出版バイアスが存在する可能性(試験研究者にとって都合のよい結果ばかりが発表されている可能性)が否定しきれないことが挙げられます。
●歩く速さ
標題:NMNによる歩行機能の機能性に関する研究レビュー
目的:成人健常者にNMNを摂取させると摂取しない場合に比べて歩行機能が高まるかの検証を目的としました。
背景:自立した日常生活を送り続ける上で、心身機能の維持及び向上は不可欠であり、歩行機能は重要な要素の一つです。特に歩行機能の一部である歩行速度は死亡リスクとの関連性が強く、歩行速度が速いほど生活機能が維持しやすく余命も長いとされています。NMNは、複数のヒト試験において歩行機能に関する効果が示されていますが、効果を総合的に解析した研究レビューの報告はありませんでした。
レビュー対象とした研究の特性:文献データベースを用いて、上記の目的に関連する論文を検索しました (検索日 2024年9月19日)。最終的に5報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。
主な結果:NMNの摂取は、中高年の歩く速さを助ける可能性が高いことが示唆されました。なお、評価対象とした論文における一日当たりのNMNの摂取量は250~900mgであり、重篤な副作用はみられませんでした。
科学的根拠の質:採択した論文全体として表示しようとする機能性が示唆されました。但し、採択した論文の一部には機能性の有意差が認められないものが含まれています。エビデンス総体の確実性は、高(A)・中(B)・低(C)・とても低い(D)の4 段階の内、「中(B)」でした。研究の限界としては、評価対象とした論文全体として対象者の年齢層に偏りがあり、広い年齢層への外挿性が考察しがたいことが挙げられます。また、出版バイアスが存在する可能性(試験研究者にとって都合のよい結果ばかりが発表されている可能性)が否定しきれないことが挙げられます。