GOLDAY ON(ゴールデイ オン)
届出番号 J1196
商品名 GOLDAY ON(ゴールデイ オン)
届出者名 ゼリア新薬工業株式会社
届出日 2025/02/19
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(錠剤、カプセル剤等)
機能性関与成分名 ローズヒップ由来ティリロサイド、モノグルコシルヘスペリジン
表示しようとする機能性 本品にはローズヒップ由来ティリロサイド、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温が低い時に血流(末梢血流)を改善し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 ローズヒップ由来ティリロサイド:健常者(BMIが高めの方) 、モノグルコシルヘスペリジン:健常者
一日当たりの摂取目安量 3粒
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ローズヒップ由来ティリロサイド、モノグルコシルヘスペリジン
含有量:ローズヒップ由来ティリロサイド0.1mg、モノグルコシルヘスペリジン178mg
保存の方法 直射日光を避け、湿気の少ない涼しいところに保存してください。
摂取の方法 水またはぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●一日摂取目安量を守ってください。●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。●賞味期限を過ぎた製品はお召し上がりにならないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ●天産物由来成分を使用していますので、製品により色などが若干異なることがあります。
●吸湿すると変色、変質する場合があります。開封後はチャックを閉めて保管し、お早めにお召し上がりください。
●乾燥剤が入っていますので、お召し上がりにならないようにご注意ください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skGqIIAU

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出商品の喫食実績による食経験の評価について、機能性関与成分「ローズヒップ由来ティリロサイド」及び「モノグルコシルヘスペリジン」を含有する、既に流通している当該食品(商品名:GOLDAY ОN(ゴールデイ オン)、届出番号:F696、届出者:健創製薬株式会社)にて評価を行った。
既に流通している当該食品について、これまでに重篤な健康被害情報の報告はない。また、医薬品との相互作用が観察されたとの報告は無い。

なお、本届出商品が含有する機能性関与成分について、成分同士の相互作用が観察されたとの報告は無い。

各機能性関与成分の安全性情報として以下に補足する。

ローズヒップエキス末を使用した食品(一日摂取目安量あたりローズヒップ由来ティリロサイドを0.1 mg含む錠剤)が森下仁丹株式会社より2005年以来12年以上商品数として累計15万個以上販売されているが、本食品に起因する重篤な被害情報はないことから、ローズヒップエキス末の安全性は高いと考えられる。本届出商品に配合しているローズヒップエキス末は、上記ローズヒップエキス末と同製品であり、機能性関与成分のローズヒップ由来ティリロサイドも同一である。また、ローズヒップ由来ティリロサイドには、医薬成分との相互作用の報告はない。

機能性関与成分モノグルコシルヘスペリジンは、複数の特定保健用食品において食品安全委員会にて安全性の評価がおこなわれ、安全性に問題がないと判断され、重篤な健康被害は認められていない。文献情報等において、いくつかの医薬品等との併用は注意が必要と考えられるが、いずれも試験管内試験及び動物実験であり、ヒト試験の報告は記載されていないため、日常摂取の範囲内であれば問題ないと評価した。

以上のとおり、本届出商品について、日常摂取の範囲内であれば安全性に問題ないと評価した。既に流通している当該食品の喫食実績があり、重篤な健康被害の報告もなく、医薬品との相互作用の報告もないため、本届出商品の安全性は高いと考えられ、重篤な健康被害を生じる可能性は低いと判断した。ただし、疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談することが望ましい。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

ローズヒップ由来ティリロサイドについて

標題:「GOLDAY ON(ゴールデイ オン)」に含まれるローズヒップ由来ティリロサイドの体脂肪低減作用に関するシステマティック・レビュー

目的:健康な成人において、ローズヒップ由来ティリロサイド含有食品の摂取がプラセボ食品の摂取と比較し、体脂肪低減作用を有するかを明らかにするため、システマティック・レビューを実施した。

背景:ローズヒップは、主にヨーロッパや中近東、北アフリカを原産とするバラ科植物の果実で、その種子に含まれるポリフェノールの一つがティリロサイドである。動物実験によりローズヒップの体脂肪低減作用が明らかになり、ティリロサイドがその関与成分として報告されている。しかし、これまでにヒトを対象とした網羅的な研究報告はなかった。そこで、本研究レビューにて、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取による健康な成人における体脂肪低減作用について検証を行った。

レビュー対象とした研究の特性:各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な成人を対象としたランダム化並行群間比較試験の論文1報を採用した。

主な結果:採用した1報は、BMI (Body Mass Index) が25.0 kg/m2以上30.0 kg/m2未満の疾病に罹患していない健康な成人32名を対象としており、ローズヒップエキスを含む食品(1日あたりローズヒップ由来ティリロサイド0.1 mgを含む)の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部内臓脂肪面積、腹部皮下脂肪面積、腹部全脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意に大きかった。

科学的根拠の質:採用した文献は1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができなかった。しかし、採用した文献は、日本人を対象としたランダム化並行群間比較試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が体脂肪低減作用を示すという結果が、後発の研究結果によって大きく変わる可能性は低いと考える。

モノグルコシルヘスペリジンについて

(ア)標題
モノグルコシルヘスペリジンの血流改善及び皮膚温度改善機能に関する研究レビュー
(イ)目的
モノグルコシルヘスペリジンの経口摂取が、健常人の末梢血流及び皮膚温度を改善する効果について、総合的に評価しました。
(ウ)背景
モノグルコシルヘスペリジンは、ヘスペリジン(柑橘類に含まれるポリフェノールの一種)の水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部の血流改善や体温維持効果について報告がありますが、その有効性を評価した報告はありません。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
複数の論文データベースから、関連文献を調査・収集しました。事前に設定した適格基準をもとに、健常人を対象としたモノグルコシルヘスペリジンを摂取する試験で、血流もしくは皮膚温度について評価した臨床研究3報を採用し、機能性の根拠となり得るかを総合的に検証しました。
(オ)主な結果
文献3報を定性的レビューの対象としました。いずれもプラセボを対照としたRCT研究であり、抹消血流について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、冷却刺激により低下する末梢の血流を改善する効果が認められました。また、皮膚温度について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、皮膚温度が低下する(冷える)環境下では皮膚温度の低下を抑制し、冷却刺激では一時的に低下した皮膚温度の回復を促進する皮膚温度の維持効果が認められました。血流及び皮膚温度について、それぞれ総合的に評価した結果、エビデンスの強さは中程度であり、1日当たりモノグルコシルヘスペリジン74 mg以上の摂取が、健常者の末梢血流及び皮膚温度を改善することに有効であると判断しました。
(カ)科学的根拠の質
評価の結果、選択バイアス(偏り)や出版のバイアス等の可能性は否定できませんが、評価指標が主観の入らない血流量及び皮膚温度であり、採用文献は肯定的な有効性に一貫性が認められたことから、機能性の根拠になり得ると判断しました。一方、採用文献数が3報と少ないことから、今後更なるエビデンスの蓄積が望まれますが、本研究レビューで認められたモノグルコシルヘスペリジンの機能は、年齢や性別を問わず健常な方に広く適用できると考えます。したがって、本届出商品が想定する主な対象者である健常成人において、研究レビューと同様の効果が期待でき、この有効性に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えます。