バナ活バナナ 2つの機能性
届出番号 J1244
商品名 バナ活バナナ 2つの機能性
届出者名 株式会社ドール
届出日 2025/03/02
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれ、GABAを12.3mg/日摂取すると血圧が高めの方の血圧を下げる機能が、GABAを28mg/日摂取すると仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。本品を可食部120g(1~3本)食べるとGABAの血圧降下に関する機能性が、可食部200g(3~4本)食べるとGABAの精神的ストレスや疲労感の緩和に関する機能性が報告されている1日当たりの機能性関与成分の量の50%を摂取できます。
当該製品が想定する主な対象者 血圧の機能性:血圧が高めの健常な日本人成人男女 ストレス・疲労感の機能性:健常な日本人成人男女
一日当たりの摂取目安量 精神的ストレスや疲労感が気になる方は1日可食部200g(3~4本)を、高めの血圧が気になる方は1日可食部120g(1~3本)を目安に生でお召し上がりください。
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:14㎎(GABA(可食部200g))、6.2㎎(GABA(可食部120g))
保存の方法 暖かい時期:袋から出し、直射日光を 避け、涼しい所で保存してください。さらに暑い時期は、新聞紙またはビニール袋にくるみ、冷蔵庫の野菜室に保存する のもおすすめです。(※冷蔵庫に入れると皮は黒くくすみます。) 寒い時期:袋に入れたまま暖かい室内で保存してください。
摂取の方法 一日当たりの摂取目安量と並べて記載しました。
摂取をする上での注意事項 本品は十分な喫食実績を有し、安全性を懸念するような報告は見当たらないため、一日摂取目安量を食することに問題がないと判断されますが、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進されるものではありません。一度に多量に食べるとおなかが緩くなる場合があります。高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skIFIIA2

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

バナナは熱帯から亜熱帯地方に広く分布し日本には、1903年(明治36年)に台湾からバナナの商業的輸入の始まりといわれています。総務省統計局の「家計調査」によれば、バナナの一世帯(2人以上の世帯)当たりの年間消費量(全国平均)は、2017年で約18.5kg、果物の中では年間消費量は2004年からトップの消費量にあり、主に生食用として全都道府県で流通・喫食されています。バナナの主要生産地域である東南アジアやオセアニア地域においては、一人当たりの一日平均消費量が250gを越える国があります。このように、バナナは100年以上の歴史の中で、国内はもとより世界の様々な国・地域・世代・性別の方々に喫食されてきました。
当社は、昭和41年(1966年)輸入・販売を開始して以来、1967年にはフィリピン・ミンダナオ島でも栽培を開始し、1972年より「Dole(ドール)」ブランドに変更し、販売しています。1979年からは日本でのバナナの直接販売方式も導入し、2010年には日本初のバナナの自動販売機を導入するなど、常に品質の向上と安定化を図ってきました。当該バナナの品種はキャベンディッシュ(英語:Cavendish)であり輸入販売量は、2000年約29.2万トン、2018年約25.5万トンを輸入、販売してきました。
以上のことから、食経験及び喫食実績の歴史は長く、安全性を懸念するような報告は見当たらず、当該商品を1日当たり可食部200g(3~4本)を食することに関して、全く問題がないと判断しました。
当該機能性関与成分と医薬品との相互作用については、医薬品との相互作用の可能性についての記載があるものの、実例データはなく、危険性は低いと考えられました。しかし、念のために摂取上の注意として「本品は十分な喫食実績を有し、安全性を懸念するような報告は見当たらないため、一日摂取目安量を食することに問題がないと判断されますが、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進されるものではありません。」「高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。」と注意喚起することとしました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
最終製品「バナ活バナナ 2つの機能性」に含有される機能性関与成分GABAによる高めの血圧を下げる機能性に関するシステマティックレビュー 更新版
【目的】
日本人で、正常高値血圧者(収縮期血圧130~139mmHgまたは拡張期血圧85~89mmHg)およびⅠ度高血圧者(収縮期血圧140~159mmHgまたは拡張期血圧90~99mmHg)の成人男女においてGABAを含む食品の継続的な摂取が血圧を低下させるかについてヒト試験論文の研究レビューを実施し、検証した。
【背景】
GABAを含有した本製品を機能性表示食品として販売するにあたり、本食品の血圧低下作用について検証するために、2021年10月に実施した研究レビューの再レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、J-DreamⅢ、医中誌を情報源として用いるデータベースとして文献検索を行った(検索日2023年10月2日)。その結果、計876報の文献が検索され、採用基準で選抜した結果、11報が採用され、その採用文献について評価を行った。いずれも日本人におけるランダム化比較試験を用いた研究であり、対象者が正常高値血圧者あるいはⅠ度高血圧者の成人男女としている。主要評価項目は収縮期血圧と拡張期血圧の対照(プラセボ摂取または機能性関与成分摂取前)との差とした。また、各研究における利益相反の申告はなかった。
【主な結果】
11報を調査対象の論文とした。全被験者に対する評価および正常高値血圧者の結果を抽出した層別解析の評価を行ったところ、収縮期・拡張期血圧がプラセボ食摂取群と比較して有意に低下していると判断した。健常者(正常高値血圧者)対象でGABAの必要最小摂取量は12.3mg/日で、食品性状を問わず血圧低下作用をもたらすことが示された。
【科学的根拠の質】
採用した論文に関して、二重盲検である、試験の脱落者による群間の参加人数に大きな差が生じていない、アウトカムとして拡張期および収縮期血圧は測定されている、との結果ではあった。しかし選択バイアスに関してランダム化、割り付けの隠蔽に関する記述が少ない報告があったため、バイアスリスクに関しては“中/疑い(-1)”とした。また、本レビューの限界として、層別解析ができない報告や中高度高値血圧者を対象とした報告、プラセボ群を設定していない報告などを除外したことで調査対象機能に関する論文報告数が減ってしまったこと、割り付け・ランダム化に関する詳細な記述が少なかったことから、個々の研究や全研究のバイアスリスクが完全に否定できないことが挙げられる。
しかし、採用した11報について、全被験者対象では11報中11報、正常高値血圧者対象の層別解析では11報中10報で肯定的な結果が得られており概ね一貫性があることからGABAの血圧低下作用に及ぼす影響はないと判断した。

【標題】
最終製品「バナ活バナナ 2つの機能性」に含有される機能性関与成分GABAによるストレス緩和の機能性に関するシステマティックレビュー
【目的】
健常人に対するGABAの摂取による事務的作業などの精神的負荷による一時的な精神的ストレスに対する効果について臨床試験論文の研究レビューを実施し、その効果について検証することを目的とした。
【背景】
GABAは抑制性の神経伝達物質であり、一時的な精神的ストレスを緩和する作用があることが報告されており、さまざまな精神的、肉体的疾病の原因であるストレスを緩和し、心身をリラックスした状態に保つことは、健康の維持において重要である。GABAの摂取が精神的ストレスを緩和する作用が期待されたが、そのようなシステマティックレビューは確認できなかった。
【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、CENTRAL、J-DreamⅢを情報源として用いるデータベースとして文献検索を行った(検索日2023年10月2日)。その結果、計234報の文献が検索され、採用基準で選抜した結果、7報が採用され、その採用文献について評価を行った。
【主な結果】
適格基準に合致した7報が採用され、アウトカムのうち脳波(α波)では2報中2報が、副交感神経では2報中1報が、唾液中クロモグラニンAでは4報中2報が、唾液中コルチゾールでは2報中2報が、主観的疲労感(VAS)では4報中2報が有意な効果があることが認められ、GABAの摂取による一時的な精神的ストレス緩和が認められる肯定的または示唆的な結果が得られた。以上の結果からGABAを28㎎/日以上含む食品を摂取することで、その機能が認められる科学的根拠があると判断した。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、ランダム化、割り付けの隠蔵に関する詳細な記述が少なかったことから個々の研究や全研究のバイアスリスクを完全に否定できないことが挙げられるが、本研究レビューの結果からGABAの一時的な精神的ストレスの緩和作用には科学的根拠があると判断した。しかし、採用文献7報はすべて日本人を対象とした試験であり、全体的に低レベルのバイアスのリスクはあるが、エビデンス総体の質は中程度と評価し、レビュー結果は信頼できるものであると考えられた。