眠りの豆乳
届出番号 J1447
商品名 眠りの豆乳
届出者名 キッコーマンソイフーズ株式会社
届出日 2025/03/27
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 テアニン
表示しようとする機能性 本品にはテアニンが含まれます。テアニンには、睡眠の質を改善(起床時の疲労感を軽減)する機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な成人
一日当たりの摂取目安量 1本(200ml)を目安にお飲みください。
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:テアニン
含有量:200mg
保存の方法 直射日光を避け、涼しい場所に保存してください。
摂取の方法 1本(200ml)を目安にお飲みください。
摂取をする上での注意事項 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧薬、鎮静薬を服用している場合は医師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skNcYIAU

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当該製品は、豆乳を主原料として、機能性関与成分であるテアニンや、その他副原料を配合した飲料である。当該製品自体の喫食実績はなく、食経験の評価は不十分と判断した。
当該製品の機能性関与成分であるテアニン(L-テアニン、以下「テアニン」とする)は、緑茶葉に最も多く含まれるアミノ酸の一種である。茶や茶に含まれるテアニンは1000年以上の食経験があると考えられる。テアニンは指定添加物に登録されている。また、アメリカ食品医薬品局(FDA)よりGRASの認証を受けている。テアニンを含む原料(サンテアニン、太陽化学株式会社製)を配合したサプリメント等は太陽化学株式会社及び関連会社にて2003年から販売しており、2022年までに5万個以上の販売実績があるが、重篤な健康被害の報告は無い。機能性表示食品として届出受理されているものもある(I181等)。
豆乳は2000年前から摂取されていたと考えられ、長い食経験を有する食品である。日本豆乳協会によると令和3年の豆乳類の生産量は約42万kLで、年齢や性別問わず幅広い層の人々にそのまま、または加熱調理して摂取されており、豊富な食経験を有している。当社(平成18年までは前身の紀文食品グループ)は昭和52年より豆乳を販売しているが、これまでに豆乳に起因する重篤な健康被害の報告はない。
さらに、テアニンの健常成人を対象とした長期摂取試験及び過剰摂取試験においてテアニンの摂取と関連のある有害事象は確認されなかった。
以上のことから、当該製品の安全性は問題ないと判断した。
医薬品との相互作用に関しては、降圧薬、鎮静薬との併用により薬の効果を増強する可能性があるとの報告があるが、当該製品は健常者を対象としていること、パッケージに降圧薬、鎮静薬摂取者への注意喚起表示をすることから安全性に問題はないと考える。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)標題
当該製品中の機能性関与成分テアニンによる夜間の睡眠の質改善機能に関するシステマティックレビュー
(イ)目的
健常者におけるテアニンの摂取が、夜間の睡眠の質を改善するかどうかを明らかにすることを目的とした。
(ウ)背景
健常な成人がテアニンを経口摂取することにより、プラセボ摂取群と比較して、睡眠の質を改善する効果が認められるかを評価することとした。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2023年11月~12月に検索を実施した。その期間は、各データベースの開設または搭載されている最初の時点から各検索日までの全期間とした。適格基準について、健常な成人男女を対象者とし、テアニンの経口摂取を介入、プラセボの経口摂取を対照とし、夜間の睡眠の質の改善機能を評価した研究とした。査読付きでない論文、対象者に妊産婦、授乳婦、医薬品の服用者が含まれる研究については除外した。結果、4報のRCT文献を採用した。採用した文献のうち2報には原料メーカーの社員が著者に含まれている。
(オ)主な結果
1日あたりテアニン200mg摂取した場合、主観的指標であるOSA睡眠調査票MA版(起床時の疲労回復)について有意な効果が確認された。
(カ)科学的根拠の質
対象とした論文は、4報のランダム化比較試験であった。出版バイアス、選択バイアス、症例減少バイアスの可能性があること、選択的アウトカム報告、利益相反の懸念が否定できないが、全体としてエビデンスの確実性は中程度であり、1日あたりテアニン200mg摂取することにより、起床時の疲労感を軽減することが示唆された。ただし、本研究レビューで用いた研究については、例数が少ないなどの限界があるため、今後、継続的な検証が望まれる。