
届出番号 | J1461 |
商品名 | ターンオーバー |
届出者名 | 株式会社Quon |
届出日 | 2025/03/27 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(錠剤、カプセル剤等) |
機能性関与成分名 | 還元型コエンザイムQ10 |
表示しようとする機能性 | 本品には、還元型コエンザイムQ10が含まれます。還元型コエンザイムQ10は、健康な女性の肌のターンオーバーを維持する機能や肌のうるおいを保つ機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な女性(疾病に罹患していない者) |
一日当たりの摂取目安量 | 1粒 |
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:還元型コエンザイムQ10 含有量:100mg |
保存の方法 | 高温多湿及び直射日光をさけて冷暗所に保存してください。 |
摂取の方法 | 食品として、1日1粒を目安にお水やぬるま湯でお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●原材料をご参照のうえ、食物アレルギーがある方はお召し上がりにならないでください。 ●お召し上がり前に表示及び説明文をよくお読みのうえ正しくお召し上がりください。●お召し上がり後体調のすぐれない場合はお召し上がりを中止してください。●開封後は、なるべくお早めにお召し上がりください。●植物由来の原料を使用しておりますので、色調等にばらつきがある場合がありますが、品質には問題はありませんので、安心してお召し上がりください。●本品の摂取により冷や汗、手足の震え等の体調変化が生じた場合には、速やかに 摂取を中止し、医師等にご相談ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skNcmIAE |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
<食経験(喫食実績)>
当該製品は新たに販売する製品であり、まだ販売実績がないため当該製品の食経験は評価できない。一方、当該製品と類似する食品が原料メーカー子会社から販売されている。よって、その販売実績が喫食実績による食経験の評価に使えると判断し、その販売実績を記載した。
類似する食品:「還元型コエンザイムQ10」
(販売者:カネカユアヘルスケア株式会社)
喫食実績の評価
・摂取集団 16歳~102歳(男性4割、女性6割)
・形状 ソフトカプセル
・1日摂取目安量 1粒(還元型コエンザイムQ10:100mg)
・販売期間 2010年2月~2021年9月
・販売量 6,630万食分(30食入りパウチ221万袋(2020年5月時点))
・健康被害 当該製品並びに機能性関与成分と因果関係があると判断された事例は報告されていない。
以上、食経験(喫食実績)の評価により、当該製品の安全性に問題はないと判断した。また、補足として既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、下記の通り、これらについても特段問題ないと判断した。
<既存情報による安全性試験の評価>
当該製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の還元型CoQ10含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など、既存情報による安全性試験の評価から、当該製品並びに機能性関与成分の安全性には問題がないと判断した。
<医薬品との相互作用>
公開データベースにおけるコエンザイムQ10と医薬品との相互作用に関する情報から、還元型CoQ10が医薬品との相互作用を引き起こす可能性は否定できない。しかし、医薬品を常用されている方は当該製品の想定している対象者ではなく、また、当該製品の摂取上の注意に医薬品との相互作用に関して特記する必要はないと判断した。
また、製品パッケージやホームページ等で摂取上の注意事項を消費者へ提供するほか、当該製品における健康被害事例は「株式会社Quon」で収集し、問題が発生した場合には迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。さらに、コエンザイムQ10に関する健康被害事例についても原料メーカーで継続して収集しており、十分な健康被害事例の収集体制を構築している。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア 標題
機能性関与成分還元型コエンザイムQ10の摂取による肌機能の維持・改善に関する研究レビュー
イ 目的
健常者が還元型コエンザイムQ10を摂取することで、肌機能の維持・改善が認められるか検証した。
ウ 背景
体表面を覆う皮膚の重要な役割として、表皮角質層のバリア機能が体内から水分が蒸散するのを防ぎ、外界からの異物の侵入や攻撃から体を守る働きがある。また、老化した表皮におけるターンオーバー速度の低下は、皮膚バリア機能の低下に関与することが報告されている。還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)は疲労感を軽減する機能などが知られているが、そのほか、健常な方の肌機能を維持・改善することが報告されている。以上から、健常な方に還元型CoQ10を摂取させた際の、肌機能に与える影響を検討した。
エ レビュー対象とした研究の特性
レビュー対象の論文は2023年3月15日に検索し、検索対象期間は検索日までの全期間とした。採用論文は1報で、質の高いRCT試験であった。採用論文の被験者は日本人の健常人女性であった。採用論文において、原料メーカーから資金提供がされていたが、それ以外の利益相反の申告はなかった。
オ 主な結果
研究レビューを実施した結果、日本人の健常人女性が機能性関与成分を100mg/日摂取することにより、プラセボ摂取群と比較して「肌のうるおい」の評価指標である角層水分量と、「肌のターンオーバー」の評価指標である角層細胞面積で有意差が認められた。なお、「肌のうるおい」「肌のターンオーバー」の評価に関して男女間に大きな差異がないことが確認されており、研究結果を健常者全体に外挿することに問題なく、還元型CoQ10を摂取することによって、健康な女性における肌機能の維持・改善に関する機能性が示された。なお、本試験で安全性に関する問題は発生しなかった。
カ 科学的根拠の質
採用論文が1報であり、非一貫性(複数の採用論文間で結果がばらついていないか)が評価できないことや採用論文の参加者数が計82名と少ないこと、論文検索が英文と和文のみで網羅性に問題が残るなどいくつか課題があるものの、いずれも全体の評価に大きく影響を及ぼすものではなく、本研究レビューで示された結果の信頼性は比較的高いと考えられる。
以上から、本研究レビューで得られた結果から当該機能性を表示することは適切であると考えられる。なお、採用論文が1報と少ないことから、今後、さらなるエビデンスの強化が求められる。