フレスカーナバナナ
届出番号 J186
商品名 フレスカーナバナナ
届出者名 ANAフーズ株式会社
届出日 2024/05/23
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 血圧が高めの日本人男女(血圧が正常高値)(疾病に罹患している者、未成年、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
一日当たりの摂取目安量 1日可食部120g(1~3本)を目安に生でお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:12.3mg
保存の方法 暖かい時期:袋から出し、直射日光を避け、涼しい所で保存してください。さらに暑い時期は、新聞紙とビニール袋にくるみ、冷蔵庫の野菜室に保存するのもおすすめです。(※冷蔵庫に入れると皮は黒くくすみます。)寒い時期:袋に入れたまま暖かい室内で保存してください。
摂取の方法 1日当たりの摂取目安量と並べて記載
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42307190010103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

バナナは熱帯から亜熱帯地方に広く分布し、栽培されている多年生草本の作物であり、日本では、1903年(明治36年)から食されている。日本国内だけでもバナナは 100 年以上の歴史があり、一般生活の中で食される代表的な果物として全世界及び全年齢で食されている。ANAフーズ株式会社は、2001年から「frescana(フレスカーナ)」ブランドでフィリピン、ミンダナオ島にあるバナナ畑の中でも、厳選された園地で栽培されたバナナを輸入し国内販売している。販売開始からの累計輸入量は約790,000トン、2022年度販売実績は35,000トンである。これまでの販売で、消費者からの健康被害の報告はなく、食経験及び喫食実績から当該商品を1日当たり120グラム(1~3本)を食することに関して、全く問題がないと判断した。
また、当該食品に含まれるGABAを配合した食品は、2000年初頭から多数の商品が販売されている。一日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した食品が生鮮品、加工品問わず国内で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
また、3データベースの情報により、GABA と医薬品の相互作用に関して調査したが、実際には相互作用について報告がないことから、GABA は相互作用の恐れの少ない成分であることが言える。以上のことから、健康な人が本品を一日摂取目安量で摂取する場合、医薬品との相互作用による安全上の問題はないものと判断した。そのため、当該製品を販売することに問題はないと判断される。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
最終製品「フレスカーナバナナ」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下作用に関する研究レビュー

【目的】
日本人で、正常高値血圧者(収縮期血圧130~139 mmHgまたは拡張期血圧 85~89 mmHg)および1度高血圧者(収縮期血圧 140~159 mmHgまたは拡張期血圧 90~99 mmHg)の成人男女においてGABA を含む食品の継続的な摂取が血圧を低下させるかについてヒト試験論文の研究レビューを実施し、検証した。

【背景】
GABAを含有した本製品を機能性表示食品として販売するにあたり、本食品の血圧低下作用について検証するために、研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】
2023年10月2日に2023年10月2日までに発表されたRCT論文を対象にして検索を行った。最終的に評価した文献数は11報で、いずれも日本人におけるランダム化比較試験を用いた研究であり、対象者が正常高値血圧者あるいは1度高血圧者の成人男女としている。主要評価項目は収縮期血圧と拡張期血圧の対照(プラセボ摂取または機能性関与成分摂取前)との差とした。また、各研究における利益相反の申告はなかった。

【主な結果】
適格基準を満たした11報の文献が採用され、この11報の文献を研究レビューの対象とした。全被験者に対する評価および正常高値血圧者の結果を抽出した層別解析の評価を行ったところ、GABAの摂取による収縮期・拡張期血圧の低下が認められる肯定的な結果が得られた。1日当たりのGABA必要最小摂取量は12.3 mgで、食品性状を問わず血圧低下作用をもたらすことが示された。

【科学的根拠の質】
バイアスリスクはランダム化や割り付けの隠蔵等の方法が記載不足であり、判断できない場合があったことから中 疑い(-1)と評価したが、エビデンス総体に影響する重大なリスクはないと判断し、GABAの血圧低下作用に関して肯定的な根拠があるとした。また、本レビューの限界として、層別解析ができない報告や中高度高血圧者を対象とした報告、プラセボ群を設定していない報告などを適格基準により除外したこと、ランダム化、割り付けの隠蔵に関する方法の記載が不足していたことから、個々の研究や全研究のバイアスリスクが完全に否定できなかった。しかし、採用した文献11報において、全被験者のデータでは11報中11報、正常高値血圧者対象の層別解析では11報中10報で肯定的な結果が得られたことから一貫性を否定することはできないと判断した。