届出番号 | J258 |
商品名 | 健康GABA(ギャバ)姫マツタケエキス顆粒 |
届出者名 | 日本食菌工業株式会社 |
届出日 | 2024/06/05 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | GABA |
表示しようとする機能性 | 本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能や、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な成人男女(血圧が高めの方を含む) |
一日当たりの摂取目安量 | 11.5g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:GABA 含有量:28㎎ |
保存の方法 | 高温多湿、直射日光を避けて涼しいところで保存してください。 |
摂取の方法 | 1日11.5g(約大さじ1杯分)を目安にそのまま、またはお水などに溶いてお飲みください。 |
摂取をする上での注意事項 | ◆本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | ◆開封後はチャックをしっかり閉め、直射日光・高温多湿を避けて保存してください。◆乳幼児の手が届かない所に置いてください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42312290170103 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本届出食品は、機能性関与成分GABAを一日摂取目安量当たり28 mg含有しているヒメマツタケエキス配合加工食品である。
ヒメマツタケは学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」と言い、正式な日本名は「ヒメマツタケ」と呼ばれているハラタケ科ハラタケ属のキノコである。原産地は南米ブラジルのサンパウロ郊外山中である。現在はブラジルをはじめ、パラグアイ、東南アジア、で生産されており、日本国内でも沖縄県、鹿児島県等で栽培されている。柄が太くて長い、香りは強烈、柄の部分の肉には甘味があり歯ざわりが良く、和、洋、中華料理に最適である。現在までに健康被害の報告は確認されていない。
また、本届出商品は、1985年5月から 2023年 4月の38年間において、年間約250㎏~300㎏の流通がある。これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような有害事象は報告されていない。以上より、本届出商品の喫食実績による食経験の安全性に問題はないと判断した。
以上のことから、GABAを含有する本届出品の安全性に問題はないと考えられる。また、GABAの医薬品との相互作用について問題ないと判断したが、降圧剤等の医薬品との摂取には注意した方が良いという医師の意見もあるため、摂取上の注意に、「降圧薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。」と表示している。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
1、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを緩和する機能に関する研究レビュー
[標題]
機能性関与成分GABAによる仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを緩和する機能に関する研究レビュー
[目的]
健常な成人日本人がGABAを含む食品またはプラセボ食品を摂取した場合の精神的負荷による一時的な精神的ストレスの程度に違いがあるか検討することを目的とした。
[背景]
現代社会において、ストレスは避けて通れない問題である。GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAに関する論文を総合的に評価することによって、ストレスを緩和する機能に関するシステマティックレビューを実施し、その機能性について確認した。
[レビュー対象とした研究の特性]
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)、英語の文献(1975年以降に書かれたもの)を対象とし、健常な成人に対するGABAの精神的負荷による一時的な精神的ストレスに関する論文を検索し(最終検索日:2022年3月17日)、最終的に5報の論文を採用した。採用した論文はいずれもランダム化比較試験(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方にはGABAを含む食品を摂取させ、もう一方にはGABAを含まない食品を摂取させて比較する臨床試験)であった。
[主な結果]
主観的疲労感、唾液中クロモグラニンA、唾液中コルチゾールを指標として用いストレスを評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスを評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標であると言える。これらすべての指標で、健常な成人日本人が28mg~100mgのGABAの摂取によって、一時的な精神的ストレスを有意に緩和させることが示された。
[科学的根拠の質]
採用した論文の中には、研究方法にバイアス(偏り)があり、結果が疑わしい可能性のものがあった。また、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性もあげられるが、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験が行われていた。以上より本研究レビューで評価した論文は、科学的根拠としての問題のないものであると判断した。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず、注意が必要である。
2,血圧低下に関する研究レビュー
[標題]
機能性関与成分GABAの血圧低下に関する研究レビュー
[目的]
健常な成人(正常血圧者および血圧が高めの人)および軽症高血圧者がGABAを含む食品またはプラセボ食品を摂取した場合の血圧低下に関する影響を検討することを目的とした。
[背景]
GABAの血圧低下機能について、論文は多数報告されているが、総合的に評価した報告はない。GABAに関する論文を総合的に評価することによって、血圧低下機能に関するシステマティックレビューを実施し、その機能性について確認した。
[レビュー対象とした研究の特性]
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)、英語の文献(1975年以降に書かれたもの)を対象とし、健常な成人(正常血圧者および血圧が高めの人)および軽症高血圧者に対するGABAの血圧低下に関する論文を検索し(最終検索日:2022年5月12日)、最終的に7報の論文を採用した。採用した論文はいずれもランダム化比較試験(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方にはGABAを含む食品を摂取させ、もう一方にはGABAを含まない食品を摂取させて比較する臨床試験)であった。
[主な結果]
健常な成人(正常血圧者および血圧が高めの人)および軽症高血圧者において、血圧低下作用を示す指標である収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)と拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)はプラセボ群と比較して有意な低下がみられた。正常血圧者のみを対象とした場合は正常な血圧を維持していた。血圧が高めの人に対しては1日当たり20mg~80mgのGABAの摂取で有意な血圧低下の効果が認められた。
[科学的根拠の質]
有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性や研究方法にバイアス(偏り)があり、結果が疑わしい可能性のものがあるが、採用した論文は信頼性の高い無作為化プラセボ対象二重盲検比較試験が多かったことから、それぞれの試験の信頼性は高いものと判断した。
以上より本研究レビューで評価した論文は、科学的根拠として問題のないものであると判断した。