
届出番号 | J283 |
商品名 | 歩クミン |
届出者名 | アイリンクス株式会社 |
届出日 | 2024/06/10 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | クルクミン類 |
表示しようとする機能性 | 本品にはクルクミン類が含まれます。本品に含まれるクルクミン類は、歩行や階段の上り下り時に、ひざ関節に不快感がある方のひざ関節の悩みを改善することが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健常者 |
一日当たりの摂取目安量 | 2粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:クルクミン類 含有量:150mg(2粒あたり) |
保存の方法 | 直射日光、高温多湿を避け、冷暗所に保存してください。 |
摂取の方法 | 1日2粒を目安に、噛まずに水またはぬるま湯と共にお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。・1日の摂取目安量を守ってください。・抗凝血薬、抗血小板薬を服用している方は本品の摂取を避けてください。・食物アレルギーのある方は、原材料表示をお確かめください。・原料の特性上、原料由来の模様や斑点があったり、ロット間で色調に差異が生じたり、色調が経時的に変化する場合がありますが、いずれの場合も品質には問題ありません。・食品ですので、衛生的な環境で保存ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42307120590104 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
クルクミン類が含まれるターメリックは長年に渡り世界中で食品および食品添加物として摂取されている。また、クルクミンは食品添加物としての安全性を確保する為にADIが設定されているだけでなく、クルクミン類について高用量での臨床試験が世界各国で多数実施され、その安全性が評価されている。膝関節症の日本人を対象とした、8週間吸収率を向上させたクルクミン類180 mg/日摂取によるランダム化二重盲検プラセボ対照群間比較試験が報告されているが、主だった副作用は観察されなかったことが報告されている。加えて、12週間、クルクミンを1,500 mg摂取させた試験においても安全性が確かめられている。
本品の原材料として使用されているTurmXTRA60Nは、一般的なターメリック抽出物とその他の食品原料と物理的に混合して製造されており、含まれるクルクミン類は科学的な修飾はされておらず、食品や食品添加物であるターメリックに含まれるクルクミン類と同様の化学構造を持つ化合物群であるため同等性に問題はないと考えられる。また、クルクミン類は、クルクミン、デメトキシクルクミン、ビス-デメトキシクルクミンという化合物を指しているが、クルクミン類に関する大部分の論文において、クルクミンがクルクミン類(クルクミノイド)の化合物群を表す言葉として使用されている。クルクミンは、単一の化合物であるという明確な説明がない限り、クルクミン類(クルクミノイド)と同義語として扱われている12)。したがって、上記の安全性の評価に用いた論文において、クルクミンと記載されていた場合でも実際はクルクミン類と同義語で用いられており、12週間、一日摂取量の1~10倍量を摂取させても安全性に問題がないことが証明されている。
また、凝血薬・抗血小板薬などの、血液凝固を抑制する医薬品との相互作用を示唆する報告が有る事から、摂取上の注意欄に「抗凝血薬、抗血小板薬を服用している方は本品の摂取を避けてください。」と表示し注意喚起を行う事とした。
以上の事から総合的に考えて、健常者が適切に摂取する事は安全性に問題はないと判断し、本届出商品の安全性に問題はないと判断した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【標題】
最終製品歩クミンに含有する機能性関与成分クルクミン類によるひざ関節の悩みに対する機能性に関する研究レビュー
【目的】
成人健常者を対象として、クルクミン類の摂取によって、プラセボ摂取と比較して、ひざ関節の悩みに対する機能性の有無および有効摂取量を検証するために、メタアナリシス、シスマティックレビュー、ランダム化比較試験(RCT)、準RCTを対象に研究レビューを実施した。
【背景】
日常の生活動作や健康の維持増進の為に、快適に活動出来る事は重要な事であるが、快適な活動の妨げとなるヒザ関節の悩みを持つ者は多く、ひざ関節の悩みを改善することは、生活の質(QOL)を向上させ、国民の健康維持・増進を図るうえで重要なターゲットの1つである。
ポリフェノールの1種であるクルクミン類は、スパイスとして多く用いられるターメリック(Curcuma longa L.)に含まれ、日本においてもカレーやタクワンなどに古くから使用されており、ウコンという名称でも馴染みが深く、ターメリックは、古くから漢方やアーユルヴェーダにおいて薬用植物として使用されてきた。
ターメリック中のクルクミン類であるクルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミンには抗炎症作用を持つことが報告されており、ひざ関節の悩みに対して有効である可能性が考えられるが、成人健常者を対象としてクルクミン類のひざ関節の悩みに対する効果を評価した報告は少ない。そこで、本研究レビューでは、成人健常者を対象として、クルクミン類の摂取によって、プラセボ摂取群と比較した機能性の有無と有効摂取量を検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語及び日本語のデータベースを使用し、メタアナリシス、システマティックレビュ―、ランダム化比較試験(RCT)、準RCTを対象とした検索をおこない、文献調査の結果1報を採用文献とした。
【主な結果】
ひざ関節の悩みに関する指標(80m fast-paced walk test後の痛み強度レベルに関するVAS、80m fast-paced walk test、9-step stair climb test)によるベースラインから90日目までの改善度合いが有意に大きかった。本採用文献では、成人健常者が1日あたり150㎎以上のクルクミン類を摂取することによって、歩行や階段の上り下り時のひざ関節の不快感を改善する事に対して肯定的であった。
【科学的根拠の質】
本研究レビューにおける採用文献はランダム化比較試験(RCT)という質の高い臨床研究であるが、論文数が少ない為今後さらなる研究が求められる。