丸ごとたべたいレモン
届出番号 J401
商品名 丸ごとたべたいレモン
届出者名 遠赤青汁株式会社
届出日 2024/07/08
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 クエン酸
表示しようとする機能性 本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は、日常生活における事務作業や軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常成人男女
一日当たりの摂取目安量 可食部60g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クエン酸
含有量:1000mg
保存の方法 袋に入れて冷蔵庫で保管してください。
摂取の方法 ヘタを取り皮ごとご利用ください。生でお召し上がりいただくか、スライスや果実をすりつぶしてお料理や飲料にご利用ください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することで、健康が増進されるものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42401070020104

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

①喫食実績による食経験の評価
「璃の香(学名:Citrus limon/ミカン科ミカン属)」は、「リスボン」を母親とし、「ヒュウガナツ」を交配した交雑実生、いわゆるレモンの仲間である。レモンとしての食経験はあるものの、機能性成分クエン酸1000mgとしての食経験は十分ではないと考え、2次情報を調査した。
②既存情報を用いた食経験の評価
公益財団法人 日本食品科学研究振興財団ホームぺージにおいて、「指定添加物(規則別表一)のECFA(FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives)による安全性評価」においては、クエン酸並びにそのカルシウム,カリウム,ナトリウム及びアンモニウム塩のGroup ADI(一日許容摂取量)について「制限しない」と記載されていた。また同ホームページの平成12年『食品添加物一日摂取量総点検調査の実施に関する報告書』において、クエン酸は食品添加物としてpH調整剤などで広く使われており、一日摂取量は20~64歳で2056mg、65歳以上で2189mgと報告されている。
当該商品の機能性関与成分であるクエン酸(C6H8 O7)は単一の化合物であり、品質保証には個別定量で対応が可能であることから、当該商品に含まれるクエン酸は2次情報におけるクエン酸と同等であると考えられる。
総合して、当該商品はサプリメントではなく、果実の生鮮食品として摂取するものであるので、柑橘類としての食経験があることと、上記のようにクエン酸の摂取量は制限がないことなどから、一日摂取目安量の3倍に当たる3000mgを摂取しても安全であると評価した。
補足として、安全性試験の1次情報ではヒトが一日当たりクエン酸2700mgを12週間摂取した安全性試験と、一日当たり8100mgを4週間摂取した過剰摂取試験でも安全性が確認されている。
医薬品との相互作用は報告されていなかった。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)表題
クエン酸摂取による疲労感軽減効果に関するシステマティックレビュー
(イ)目的
本研究レビューはP:健常成人男女を対象とし、I:クエン酸含有食品を経口摂取することにより、C:クエン酸を含まないプラセボと比較して、O:日常生活の一時的な疲労感を軽減する作用を明らかにするために、ランダム化比較試験(RCT)によって示された研究を系統的に評価することである。
(ウ)背景
精神的および肉体的疲労に対し、クエン酸が疲労感を軽減することを報告した研究は多数あるが、これらを系統的にレビューした査読付き論文はなかったため、当該研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2023年12月15日に、健常成人を対象とし、日本疲労学会が「特定保健用食品の抗疲労臨床評価における疲労感の評価方法」として推奨する「VAS検査」で評価しているランダム化比較試験(RCT)の国内外の文献を無期限で抽出した。1報は英文だが5報とも日本で行われた試験であった。
(オ)主な結論
文献抽出により5報のRCTがあり、クエン酸を単回または、8日、14日、28日間継続摂取し、群間比較で評価したものであった。疲労感VASでの結果は4報で疲労感を有意に軽減させる結果であり、1報は軽減させる傾向はあったが有意差はなかった。クエン酸は、疾病に罹患していない健常な男女の日常的に生じる疲労感を軽減する作用があると考えられた。有害事象は認められなかった。
(カ)科学的根拠の質
5報ともクエン酸単独の摂取による試験が行われ、信頼性の高い試験モデルであるRCTが採用されており、共通してVAS検査による対照群に対する有意差が示されていた。バイアスリスクも高くはなく非直接性や非一貫性に問題はなく科学的根拠ありと評価した。研究の限界としては、疲労感はストレスが強いほど抑制される傾向にあり、VAS検査は主観のみによる検査であり客観性に問題がないとは言えない。しかし、「疲労度」ではなく「疲労感」を測るには主観でなければならないジレンマがある。また、収集の網羅性に問題が残っている可能性がある。