日常の疲労感を軽減 グレープフルーツ
届出番号 J474
商品名 日常の疲労感を軽減 グレープフルーツ
届出者名 イオントップバリュ株式会社
届出日 2024/07/30
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 クエン酸
表示しようとする機能性 本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は継続摂取により、日常生活や運動後の疲労感を軽減する働きがあることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常成人のうち、日常生活の疲労感が気になる方
一日当たりの摂取目安量 1日1本(125ml)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クエン酸
含有量:2700mg
保存の方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 1日1本を目安にお飲みください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後はすぐにお飲みください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42402260470102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

1.食経験の評価
クエン酸は規格基準が定められた指定添加物であり、使用量や用途の制限を受けない。海外においても広く添加物として認可されており、WHOとFAOで構成される専門委員会であるJECFAではADI(一日許容摂取量)を『制限しない』と、アメリカでは一般に安全と確認されたGRAS確認物質とされている。

2.2次情報の評価
クエン酸は、果実や野菜に含まれる有機酸であり、喫食実績は豊富である。
一例としてレモンには6~7%含有されており1)、クエン酸の日本人1日1人当たりの摂取量は、本届出の対象である20歳以上の成人で、2063~2189㎎との報告がある2)。
また、クエン酸の融点は153℃であり3)、分解温度はそれ以上である。よって、水溶液を加熱沸騰しても分解することは無いと考えられ安定な物質であり、加工工程での変質は考え難い。
さらに、CLP reportにおいても『クエン酸はTCA呼吸経路に不可欠な代謝中間体である。例えクエン酸とクエン酸塩を、人が大量に摂取したとしても有害な影響は出ない。』と結論付けられている4)。
上記の評価より、健康被害が起こる可能性は極めて低いと判断した。
1. 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
2. 食品添加物一日摂取量総点検調査報告書 厚生労働省
3. CRC Handbook of Chemistry and Physics. 91st ed. Boca Raton, FL: CRC Press Inc., 2010-2011, p. 3-120
4. CLP report 『Proposal for Harmonised Classification and Labelling Based on Regulation (EC) No1272/2008 (CLP regulation), Annex Ⅵ,Part 2 International Chemical Identification ; Citric acid 30 Oct 2018』

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

当該食品の機能性に関する評価を以下の通り実施した。
ア)標題
クエン酸の疲労軽減・回復効果に関する研究レビュー
イ)目的
クエン酸の疲労軽減効果は論文化されているが、クエン酸を含む果汁や他の物との混合物を用いた試験結果が多い。
そのため、クエン酸本来の疲労軽減効果を検証することを目的とした。
ウ)背景
クエン酸は食品添加物(酸味料)として広く利用されているが、疲労感の軽減作用を総合的に評価した研究は行われていなかった。
エ)レビュー対象とした研究の特性
国内及び海外における複数のデータベースで、2017年9月26日から2017年11月9日に文献検索を実施し、対象期間は収載開始から検索実施日の期間とした。健常な成人を対象に、クエン酸の経口摂取群とプラセボ群を比較し「疲労感の軽減」を検証した文献を各データベースで検索し、3報を抽出した。
オ)主な結果
採用した3報は、いずれも健常成人としてクエン酸1000mg/日から2700mg/日を経口摂取による疲労感軽減効果を主観的評価であるVAS(Visual Analogue Scale)で評価しており、3報共に効果があると結論付けた。また、1報では血中乳酸値変化でも肯定的な結果であった。尚、いずれの文献においてもクエン酸摂取による有害な事象は認められなかった。
カ)科学的根拠の質
定性評価に用いた3報のうち2報の著者は同研究グループであり、変更があることは否定できない。また、この2報はUMIN-CTRの活用が進んでおらず、出版バイアスの可能性も否定できない。しかし、1報はUMIN-CTR登録されており、評価した3報で肯定的な結果が確認されていることから、科学的根拠に問題のないものと判断した。
今後の研究によっては、研究レビューの評価が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。