届出番号 | J482 |
商品名 | おいしい深蒸し静岡茶カテキン生活 |
届出者名 | 株式会社国太楼 |
届出日 | 2024/07/31 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 茶カテキン、エピガロカテキンガレート(EGCG) |
表示しようとする機能性 | 本品には茶カテキン、エピガロカテキンガレート(EGCG)が含まれます。茶カテキンには肥満気味の方の体脂肪を低下させる機能が、エピガロカテキンガレート(EGCG)には食後血糖値の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 疾病に罹患していない肥満気味の方、食後の血糖値が気になる健常者 |
一日当たりの摂取目安量 | 13.5g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:茶カテキン、エピガロカテキンガレート(EGCG) 含有量:540㎎、140.2mg |
保存の方法 | 高温多湿の場所を避け保存してください。 |
摂取の方法 | 茶葉4.5gを急須などに入れて、200mLの熱湯を注ぎます。60秒後、急須を5回まわしてから、カップなどに注いでください。1日3回を目安に、食事と共にお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進されるものではありません。1日摂取目安量を守ってください。本品はカフェインを含んでいますので、カフェインに過敏な方は注意してください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42405280610102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
日本国内の主要茶生産県における一番茶の荒茶生産量は徐々に減少しているが、令和5年度においても2万トンを超える生産量を誇り、ここ十年間では約465トンも生産され(農林水産省調べ)飲食に供されている。また、平成27年度の品種別生産量を見ると「やぶきた」が73.6%、「ゆたかみどり」5.8%、「さえみどり」3.3%、「おくみどり」3.0%などとなっており、やぶきた品種が大半を占めるが、ゆたかみどりなどの品種も多く栽培されるようになってきている。国内において、緑茶は急須やティーバッグからお湯や水で抽出した、いわゆる「お茶」として飲用され、近年では茶葉をお湯で抽出したものをペットボトルや缶に充填した清涼飲料として愛飲されている。さらに、抹茶を代表とした粉末茶の形態でそのまま飲料として、また種々の食品に添加されて喫食されている。このように緑茶は長い食経験を持つが「お茶」や粉末茶の形態で飲食している場合には、少なくともこれまでに重篤な健康被害情報の報告は見出されない。本品は、茶葉を熱湯で抽出した従来の「お茶」として摂取させるものであることから、従来の飲食方法と何ら変わりがなく十分な食経験に裏付けられたものであり、茶の豊富な食経験から十分に安全性が確保できていると判断される。本品の機能性関与成分である茶カテキンおよび茶カテキンの1種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、茶葉を抽出したいわゆる「お茶」中に含まれる成分であり、長年愛飲されてきた「お茶」の食経験から機能性関与成分である茶カテキン、エピガロカテキンガレートも通常の茶として摂取する場合には十分に安全性は確保されていると判断される。なお、茶の安全性に関しては既存情報においても評価されていることから、補足情報として調査した。その結果、機能性関与成分である茶カテキン及びエピガロカテキンガレート(EGCG)については、本品の1日摂取目安量の3倍量を過剰摂取した場合においても安全性は確保できるという根拠が得られている。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
《茶カテキン》
【標題】
茶カテキンによる体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)低下に関する研究レビュー(メタアナリシス)
【目的】
茶カテキンを疾病に罹患していない者{未成年者、妊産婦、授乳婦は除く、肥満Ⅰ度(BMIが25 ㎏/㎡以上30 ㎏/㎡未満)は含む}が摂取することにより、体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が低下するかを明らかにする。
【背景】
茶カテキンは、体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)を低下させる作用がある食品成分として、特定保健用食品に認められている。また茶カテキンが内臓脂肪低下作用、体重低下作用等を示す研究成果は、多数報告されている。そこで、疾病に罹患していない者を対象にして、茶カテキンによる体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)低下作用について報告している論文を網羅的に調べ検討した。
【レビュー対象とした研究の特性】
2022年10月20日までに公表された論文を対象に、疾病に罹患していない者{未成年者、妊産婦、授乳婦は除く、肥満Ⅰ度(BMIが25 ㎏/㎡以上30 ㎏/㎡未満)は含む}を研究対象とした試験で、茶カテキン摂取による体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)低下作用を評価したものについて検討した。最終的に11報の論文を採用し統計的手法を用いて解析した。
【主な結果】
茶カテキンによる体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)低下作用を調べた11報の論文について、統計解析した結果、茶カテキンの摂取は対照食品摂取時と比べて、体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)を低下させることが示された。
健常者(BMIが25 ㎏/㎡未満の者)のみを対象とした場合、茶カテキンの摂取によって体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の変化は認められず、正常値のまま維持されると判断された。
【科学的根拠の質】
研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、評価した全ての論文の研究の質が高く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果から茶カテキンの体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)低下作用には科学的根拠があると判断した。
《エピガロカテキンガレート(EGCG)》
【標題】
届出商品「毎日の健康茶 まるごとカテキン」に含まれる機能性関与成分エピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取による食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー
【目的】
疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く。)において、エピガロカテキンガレート(EGCG)を含む食品の単回摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する(おだやかにする)か検証するため、定性的研究レビューを実施した。
【背景】
食生活や運動習慣、社会環境の変化に伴い、日本では糖尿病患者が年々増加している。厚生労働省の「2017 年患者調査の概況」では、2017 年の糖尿病患者数は328 万9,000 人となっており、以前の調査時(2014 年)から12 万3,000 増加したと報告されている。糖尿病の判定基準の一つの指標としても使用されている食後の血糖値においては、その値が増悪することは血管系疾患の発症進展リスクも高めるとされているほか、より軽度の糖尿病であるほど、その病態の進展に食後高血糖が影響することが示されており、食後高血糖の是正を含めた血糖コントロールが重要である。
【レビュー対象とした研究の特性】
採用された文献1報は日本語で記載されていた。試験デザインは、二重盲検ランダム化プラセボ対照クロスオーバー比較試験であった。また対象者は健常な日本人男女であった。介入群のエピガロカテキンガレート(EGCG)の摂取量は140.2mg/日であり、摂取時の形態は飲料形態であった。対照群はプラセボ飲料を摂取していた。アウトカム指標としては、食後血糖値及び食後血糖値AUC を測定していた。
【主な結果】
適格基準に合致した1報の文献を採用した。採用した文献の質は、QL1(質が高い)であった。採用文献は、エピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取により対照群との比較において食後血糖値の有意な上昇抑制作用が確認された(効果あり)。採用文献は、健常な日本人男女を対象とした試験であった。採用文献のエピガロカテキンガレート(EGCG)摂取量は140.2 mg/日であり、エピガロカテキンガレート(EGCG)140.2 mg/日以上の摂取により疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く。)において、食後血糖値の上昇が抑制される(おだやかになる)ことが示唆された。
【科学的根拠の質】
適格基準に合致した1報の文献を採用した。採用した文献の質は、QL1(質が高い:いずれの評価視点においても適切)であった。主な摂取対象者が日本人であることを考慮し、疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く。)を試験対象者とすることでエピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取による食後血糖値の上昇抑制作用について検証した。そのため採用論文が1報と少ないことが限界として挙げられた。しかしながら、エピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取は対照群と比較して食後血糖値の上昇を有意に抑制することから、エピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取は食後血糖値の上昇を抑制する(おだやかにする)作用を有するという肯定的な結果を得た。さらなるエビデンスの充実が必要ではあるものの、本研究レビューの結果からエピガロカテキンガレート(EGCG)の単回摂取は食後血糖値の上昇を抑制する(おだやかにする)作用を有すると考えられた。