認知機能対策ヨーグルト ドリンクタイプ
届出番号 J566
商品名 認知機能対策ヨーグルト ドリンクタイプ
届出者名 森永乳業株式会社
届出日 2024/08/21
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 ビフィズス菌MCC1274
表示しようとする機能性 本品に含まれるビフィズス菌MCC1274は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部(記憶力※、空間認識力)を維持する働きが報告されています。 ※記憶力とは、見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力のことです。
当該製品が想定する主な対象者 中高年の健常者 (MCIの方を含む)
一日当たりの摂取目安量 1日1本(100g)を目安にお召しあがりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ビフィズス菌MCC1274
含有量:200億個
保存の方法 要冷蔵10℃以下
摂取の方法 一日当たりの摂取目安量に記載
摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42407290900100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

○当該食品と類似する食品の喫食実績による安全性評価
本届出食品は1本(100g、一日当たりの摂取目安量)当たり機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274が200億個含まれている食品です。当該食品と類似する食品として機能性表示食品「メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプ」、「メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト」、「記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプ」、「記憶対策ヨーグルト」(以上、全て森永乳業株式会社製)が挙げられます。これらの食品は、これまでの間、日本国内で累計3000万個(本)以上(2024年5月現在)販売されてきましたが、現在までにこれらの食品に関する健康被害情報は確認されていません。本届出食品に含まれるビフィズス菌MCC1274は、これらの食品の関与成分と比較して、①1日摂取目安量におけるビフィズス菌MCC1274含有量が同量である点、②ビフィズス菌MCC1274の消化・吸収過程に違いはないと考えられる点、③製品中においてビフィズス菌MCC1274の変質はないと考えられる点が同等であることから、本届出食品においても十分な安全性を有していると評価しました。
○医薬品と機能性関与成分の相互作用の評価
機能性関与成分ビフィズス菌MCC1274と医薬品との相互作用について安全性上の懸念となる報告はありませんでした。
以上の評価をもって、本届出製品の安全性は十分であると評価しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
ビフィズス菌MCC1274摂取による認知機能改善効果に関する研究レビュー
【目的】
中高年の健常者(MCIの方を含む)がビフィズス菌MCC1274を摂取した際、プラセボ食品を摂取した場合と比較して、認知機能に与える影響を明らかにするため、研究レビューを実施しました。
【背景】
高齢化社会である日本において、中高年の方の加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会問題です。軽度認知障害(MCI)とは認知症ではありませんが、軽度な認知機能の低下を有する状態を意味し、物忘れが目立ちます。ビフィズス菌MCC1274はヒト乳児由来のビフィズス菌で、脳内の炎症を抑制し、認知機能を改善させる事が基礎研究で報告されています。そのため、中高年の健常者に対してもビフィズス菌MCC1274の摂取が認知機能を改善する可能性が考えられるため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
中高年の健常者(40歳以上)を対象に、ビフィズス菌MCC1274の摂取が認知機能に与える影響を検証した文献を検索しました。検索日(2023年4月17日)以前に公開された英語論文と日本語論文を6つのデータベースから検索し、プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を報告した1報が最終的に採用されました。当該文献は、森永乳業株式会社が臨床試験を外部委託し、提出された試験結果報告書に基づいて同社社員が執筆していました。
【主な結果】
採用された研究では、日本国籍を持つ健常な50~79歳の方にビフィズス菌MCC1274を摂取させた所、複合的な認知機能が向上しました。特に、即時記憶、遅延記憶、視空間構成の3領域において認知機能が向上しました。ビフィズス菌MCC1274の一日あたりの摂取目安量は、200億個と考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは1報しか抽出されなかったため、非一貫性ならびにその他バイアス(出版バイアス等)が評価できませんでした。さらに、被験者数も多くないことから、今後の研究が本研究レビューに影響を与える可能性が考えられます。しかし、採用した研究がRCTであり、複数の認知機能検査ならびに複数の検査項目で認知機能の改善が確認できている事から、本品の表示しようとする機能性の科学的根拠は妥当だと判断しました。